オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ザ・アイス愛知公演土曜夜、印象に残った演技

こんばんは。今日は、ザ・アイス愛知最終公演の最終日でしたね。

そういえば、会場のあるモリコロパークは、

すっかりきれいになって、駅からも近くなり、灼熱地獄感は緩和されていました。

 

誰もいないのではなく、画像ソフトで人を消しています。

 

お昼からの配信はご覧になりましたか?

私は疲れ切って、動けず。TickTockでダンスバトルだけ見ました。

 

配信に課金できない方も、TickTockのダンスバトルで、

短時間でも会場の雰囲気を見て味わえるので、おすすめです。

 

普段、TickTockを使ってないから、どうやって見るのかわからなかったのですが、

TickTockのアプリをスマホにダウンロードして、

THE ICE(ザ・アイス)公式をフォローし、画面を開いていたら、

「●分ごろから始まります」っていう字幕が現れ、整氷タイムから会場が映りました

 

 

哉中ちゃんもアダムも、かぶり物でキュートに変身。

ダンスも気合が入って尚且つかわいく、甲乙付け難いほどよかったです。

だけど、投票ボタンが最後まで表示されませんでした😥

 

ありがとう、陸ダンス

さて、ザ・アイス愛知公演夜の部の記憶を、忘れないうちにメモらせてください。

 

ここ最近のザ・アイスの、男子スケーターを中心とした“わちゃわちゃ感”が好きだったのですが、今回は、それが抑えられていた印象でした。

 

が、その“わちゃわちゃ感”をプレゼントしてくれたのが、

まさかの大御所高橋大輔&ケヴィン・エイモズだったんです。

 

©fstheice

 

新企画「陸ダンス」は、リンクの上に舞台を作って、その上で披露されました。

 

マリニン&ジュンファンによるユニット名Illusionsの曲は、

「Given-Taken」 by ENHYPENのJapanese バージョン。

これは、クールさを追求したポップ系ダンスで、

K-popダンスの経験があるジュンファンに、利がありました(初日の時点では)。

 

対する、大ちゃん×ケヴィンのユニット名Diamondsの曲は、

「新時代」 by Ado。

【Ado】新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED) - YouTube

 

選曲も意外でしたが、ダンスにコメディ要素が入っていたのが意外すぎ。

大ちゃんの抜け感、力の抜き加減が絶妙で、

「やっぱプロだ」と思いました。

かっこいい場面もありつつ、かわいい仕草やエイモズ君との掛け合い、リフト(?)もあったよ。

 

陸ダンスは、最終公演での進化・変化具合が楽しみです。

 

スタオベした個人プロ

続いて、土曜夜公演で、特にスタオベしたプロを。

 

■三原舞依 「To Love You More」

三原舞依の内側からも、美しい衣装からも光が放たれ、

前を通り過ぎるとき、星のかけらを振りまかれているみたいだった。

キラキラ、華やか、まぶしく、とにかく美しい。

そして、ふんわりしているのに、スピードと安定感がすごかった。

 

■村元哉中&高橋大輔「The Mask」

結成1年目のRDを、また見られるとは!!

当時は、心臓を凍らせて見ていました。

「1年目でコメディはハードル高すぎるよ」と、

ズエワコーチの戦略を呪いながら。

今回は、超余裕。危なげないステップに、

手拍子しながら楽しんで見ることができました。

 

・・・と思ったけど、途中で、ヒヤヒヤしながら見ていた当時の記憶がよみがえり、急に緊張して汗が。

演技後、マイクを手に引退の挨拶をした“かなだい”。

大ちゃん、ゼー、ゼーして、息を吸いながらのコメントでした(笑)。

二人とも、「引退後も、個人としても“かなだい”としても演技を続けるので、引き続きよろしく」みたいなお話でした。

 

■キーガン・メッシング「Grace Kelly」

「昌磨の新プロが見たかった」と思いつつ、メッシングさんが大好きな「Grace Kelly」を滑ってくれて、大喜びな私。ダブルスタンダードも甚だしい(笑)。

また、このプロが見られるとは思わなかったです。しかも、ジャンプも決まって、世界選手権、国別並みにすばらしいクオリティの「Grace Kelly」。バックフリップまで入ってました。

 

演技後、マイクを手に引退の挨拶をしたメッシングさん。彼も、ゼー、ゼーして、息を吸いながらのコメント(笑)

「引退後、子供たちも妻も心穏やかに過ごせているので、引退したことを後悔していない」と。

 

■イリア・マリニン『Tout l'universe』

新SP。この曲、好きです。Eurovision Song Contestで入賞したスイスのシンガーの曲。

モリシも使用していましたが、マリニン君に世界観がとてもマッチしていて、曲の良さがしみてきます。

彼が、ジャンプなしで、ただ滑っているだけでも美しいスケーターであることを、教えてくれる作品。空中での横2回転ジャンプとか、イナバウアーとか、見せ場もあります。

 

■三浦璃来&木原龍一 新SP『I Put a Spell on You』

全身ブラックに身を包み、笑顔なしのNEWりくりゅう。

前にコーチが、「オリンピックシーズンまでは、大きな変化なしで得意なものをやらせて、オリンピック後に新しいことにチャレンジ」みたいなことを語っていたのを思い出しました。

スパイラルの新しい入りもあったと思う。グランドフィナーレの前にも、『君の瞳に恋してる』をシックにアレンジしたバージョンを、ブラックの衣装で滑っていました。今シーズンの変化が、本当に楽しみな2人です。

 

■ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シズロン

曲は忘れましたが、息をするように滑っていたのを覚えています。

「このタイミングでリフトしなくちゃ」とか、そういうのがないの。

アイスダンス3組のコラボのとき、リフトで、パパ&シゼのタイミングがわずかに遅れたんですよね。それでも、パパダキスが相手のほうを一切見ないでピョンと氷を蹴ったら、シズロンがさっと抱えて回転する…みたいなシーンがあって、ほほぅ(感嘆)。

 

■ジュンファン・チャ「M.Jメドレー」

これもね、「昌磨の新プロが見たかった」と思いつつ、ジュンファンが大好きな「M.Jメドレー」を滑ってくれて、大喜びしたダブルスタンダードな私。

曲の出だしの「 Can You Feel ~」っていう呼びかけが聞こえた瞬間、うぉぉーっと反射的に盛り上がるプロ。

メッシングさん同様、世界選手権、国別並みにキレキレ、ノリノリで、すばらしい「M.Jメドレー」。

観客席の前を通るたびに、「キャー」とものすごい黄色い歓声が起こって、ロックスターみたいでした。

 

■坂本花織 弦楽器版「Elastic Heart」

花織ちゃんは、新FP「Wild is the Wind」+「Feeling Good」かなと思ったら、

真っ赤な衣装で昨シーズンのFP「Elastic Heart」。

…と思ったら、曲が弦楽器バージョンで、コリオもエキシ用に変わっていました。

とんでもなくゴージャスで洗練されていて、素敵、素敵、素敵な演技!!

今シーズンの坂本花織は、ドリーム・オン・アイスといいザ・アイスといい、シーズン初めからすごすぎます。

苦しんだ昨シーズンを乗り越えて、違うステージに到達したみたい。

強く、美しく、洗練されて、無敵だと思う。

 

■「Music For a Sushi Restaurant」 by ハリー・スタイル

今回の男子チームのグループナンバーは、正直に言うと、物足りなかった。

これからどんどん仕上がって、特徴がはっきりしてくるのだと思いますが、

私が見た初日は、ごちゃごちゃして、よくわからないまま終了~。

 

この曲のハリー・スタイルのオフィシャルビデオは、とても🤧なんだけど。

Harry Styles - Music For a Sushi Restaurant (Official Video) - YouTube

 

魚のような動きを再現する人がいたり、

バックフリップをかます人がいたり、ちよっとしたカオスでございました。

 

フィニッシュは、氷の上にあぐらをかいて合掌。

そこは印象に残ったけど、衣装はアロハシャツみたいだし…。

 

しかし、メンバーは楽しそうでした。

笑顔、笑顔で、終わってから抱き合ったりハイタッチしたり。

 

 

今後ブラッシュアップされていくと思うので、最終公演が見逃せません。

 

今回、細かいコラボ、例えば、

「紀平梨花ちゃんの演技の後、コリヤダ君が登場して短く二人で踊る」とか、

「吉本新喜劇の音楽に乗って、かおちゃんとジェイソンがホンワンワッカを踊る」といった要素がなくて、

コラボナンバーが、スターズ・オン・アイス風味だった気がします。

あくまでも、私の印象ですが。

スケーターの負担を減らしているのかな…と感じました。

 

友野くんとかアダム・シャオ・イム・ファとか、

もう少し、見せ場を作ってあげてほしいな。

女子チームのコラボナンバーも、ひとまとめになっているので、

意外性あるコラボが見たいです(ぜーたく??)

 

でも、大阪公演になったら、いきなり吉本新喜劇が帰ってくるかもしれないし、

配信も含めて、一か所1公演はみたいと思っています。

 

そういえば!! パンフレットを買ったら、

昌磨さんのインタビューが4ページありました。

 

 

それによると、今年は、競技用よりの構成、プロというより、

表現者として見せていくプロにしたいみたい。

愛知公演では、「I Love You Kung Fu、月の光」→「This Town」→「Come Together」と日替わりだったので、

大阪、日光、盛岡も含めて全12公演、すべて変えてきたらすごい。

ないと思うけど😉

 

私のザ・アイス月間は、まだまだ続きます。