こんにちは。昨日は、ザ・アイス愛知公演初日、夜の部に行ってきました。
やっぱり、ザ・アイスは楽しい~。
すばらしい演技が後から後から飛び出すので、
拍手して声出して盛り上がって、帰り道はヘトヘトでした。
でも、見終わって、なぜかちょっと寂しい気持ちにもなりました。
なぜか。
それは、ワチャワチャかわいかった昌磨が、
青年“昌磨さん”になっていたからだと思う。
オープニングは、いつものごとく、スケーターが次から次に飛び出してきて、
どこを、誰を見ていいのか、目が追いつかなくてプチパニックだったのですが、
昌磨くんがどこにいるのか、わからなかった。
というのも、手拍子で観客をあおる仕草が、
これまでの照れたような感じではなく、
あまりに堂々としていて、別人のように見えたからです。
「あれ、髪の毛切った友野くん??」と思って、凝視しちゃいました。
群舞での体の使い方、動かし方も、
背中、肩甲骨を柔軟に使って、これまでとは明らかに違っていました。
一人、ものすごく目立っていたと思う(私の目には)。
ネイサンとのコラボは、『On the Nature of Daylight』。
「この曲が使われた映画のタイトル、なんだっけ」と、
頭の中でグルグルしながら見たけど、
そういえば、去年のフレンズ・オン・アイスで、
ステファンが「うっ」と声を出したり転んだりして熱演していた「ディス・ビター・アース」でも使われた曲だった。
昨年のコラボ『ガブリエルのオーボエ』は、とにかく美しかったけど、
今回のコラボは、もっと内面的で濃くて、コリオも凝っていて、2人のからみも密でした。手を使った動きが印象的。
最終公演のころには、ものすごい作品になってそうな、本格的なコラボ作品。
1回見ただけでは、消化できない。何度も見たいプログラムでした。
「THE ICE」豪華スケーター集結 宇野昌磨、チェン、坂本花織、りくりゅうらが出演 : スポーツ報知
ここでも、昌磨(さん)の動きは、上半身の動きが3Dのようで、
「これまでとは明らかに違う!」。
演技が終わって、ネイサンと肩を組んだとき、
やっとにっこりして、“いつもの昌磨くん”が見えました。
二人の衣装、昨年と路線が似ていて、ストーリーが続いていることを感じました。
ネイサンも、美しく素晴らしい。
違う世界に引き込まれていくような演技。何度か見ないとだめだな、これは。
そして、個人プログラムは、待望の新プロ!!
と思って身構えていたら、えーーーーっ?!
ピンクのシャツにジーンズで、まさかの『This Town』by ナイル・ホーラン。
新プロじゃないのも困惑したけど、
頭の中が、昌磨がこのプロをよく滑っていた時期にワープして、
シカゴのリンクのアイスショーの映像までよみがえってきちゃいました😢
記憶の溝にはさまったまま見る『This Town』。
あの頃より、ずっと滑らかなスケーティング。
蝶々の歌詞で羽を広げて飛ぶところも、無重力のように軽やか。
「今演じたら、こんなふうだよ」っていうのを見せてくれているのかもしれないし、
見てほしかったのかもしれないけれど、なんか、幻想を見ているよう。
まさに、イリュージョン。(llusionsじゃないよ)
ただ…「This Townを演じるには、今の宇野昌磨はうますぎる」。
そう思いました。
そんなわけで、拍手して声出して大満喫していたザ・アイスでしたが、
トリの昌磨さんの演技を見終わって、
切ない感情も残りました。うまく説明できないけれど。
ところで、友人からラインが届いていて、
「昌磨くんの演技、あれ何を滑ったの?」って。
「ディス・タウンだよ。以前のEX」
「そうなんだ。配信、音楽が流れなかったんだよね」って。
え゛―――。
「音楽の権利の都合上、無音でお送り」されたんだって。
確かに、「※権利の都合上、配信できない映像・音楽が発生する場合がございます。」とは書いてあるけど、
まさか、トリの座長の演技が無音とは、誰も予想してなかったのでは??
それは、ちょっと、どーなのか。
「アメリカの若い男の子の演技も音がなかった」って、
それは、マリニン君の『Tout l'universe』by Gjon's Tearsですな。
Gjon's Tears - Tout l'Univers - LIVE - Switzerland 🇨🇭 - Grand Final - Eurovision 2021 - YouTube
マリニン君も、滑っているだけで美しいんだけど、
曲の世界観も好き。これが音なしでは、トホホですよね。
そして、午前公演で演じられた宇野昌磨選手の新プログラム、
某所で動画を確認しました。
曲は、アカデミー賞で話題になった『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(通称エブ・エブ)の『I Love You Kung Fu』と『月の光』を組み合わせたもの(かな)。
すごく印象的な曲。
目の前で見たら、間違いなくノックアウトされたであろう演技でした。
だけど、このプログラムも、配信では無音だったんですって??
いや~それはダメでしょう。
「曲がなくても、演技だけでも素敵」って解釈しようにも、
これは曲が作り出す世界観も非常に大切なプロだと思う。
衣装も素敵。
マシュー・キャロンさんかな?
以前のデッサンに面影がなくもないけど。
ザ・アイスの内容が濃すぎて1度では理解できなかったので、
配信を見たいと思っているのですが、
昌磨さんの演技が音なしっていうのが…迷うよね。
今日の公演で、新プロやりそうな気もするけど、その保証もないしなぁ。
次に行く日光公演では、新プロを見られますように。