オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

スケアメ女子。順位が読めないおもしろさ。

こんにちは。

引き続き、目前に迫ったスケートアメリカ大会の女子について。

 

 

各大会、地元のスター選手がアサインされるわけですが、

アメリカの場合は、イザボー・レヴィートが市場をけん引しています。

 

が、ここへ来てアリサ・リウが電撃復帰。しかも、休養前よりレベルアップしており、

さらには3Aが絶好調なアンバー・グレン、怪我から復帰を遂げたブレイディ・テネル、

現女王イザボー・レヴィートを破ったニューフェイス…と、オリンピックプレシーズンの米国女子が、俄然おもしろくなってきました。

 

そして、スケート・アメリカのエントリー12名はこちらです。

1.オルガ・ミクティナ オーストリア

2.ニーナ・ピンザローネ  ベルギー

3.レア・セルナ フランス

4.青木祐奈

5.樋口新葉

6.渡辺倫果

7.ミンチェ・キム 韓国

8.ソフィア・ステプチェンコ ラトビア

9.リビア・カイザー スイス

10.イザボー・レヴィート 米国

11.エリス・リン=グレイシー 米国

12.ブレイディ・テネル 米国

 

韓国トップ選手が抜けたことを思い出す…。

エントリー12名を見た印象は、優勝候補が複数いるということです。

 

■ベルギーのニーナ・ピンザローネは、昨シーズン、同胞の先輩ルナ・ヘンドリックスを追い上げた選手。世界選手権では体調不良(でしたっけ)で棄権すれすれの状態で本領を発揮できませんでしたが、世界選手権前に戻っていれば強いです。

 

■日本代表3名は、今シーズンはまだ東京選手権大会の配信でしか見ていません。

青木祐奈、樋口新葉、渡辺倫果それぞれが骨太の滑り、自分だけの世界観、さらには強い意志と闘志を感じさせ、表彰台独占もありだと思う。

その中で、私は、樋口新葉選手に完全復活ののろしをあげてほしいです。

 

■ミンチェ・キムは、ジュニアから上がってきた選手ですね。ジャンプの滞空時間が長いです。まだカラーは感じません。

 

■ソフィア・ステプチェンコはラトビアの選手で、チーム シャンペリーですね。私は大きな大会で見るのは初めてです。

 

■スイスのリビア・カイザーも、昨年の欧州選手権で魅了された選手でした。

 

■優勝候補の筆頭、イザボー・レヴィート選手は、SPが「ムーン・リバー」で「ティファニーで朝食を」の有名なヘップバーンドレスみたいな衣装が素敵。

フリーはリストの「愛の夢」で、彼女が映えるプロを二つそろえています。そして、彼女を見ながらも、浅田真央の天女のような たおやかさと はかなさを同時並行で頭に描く私…。

 

で、スケート・アメリカとしては彼女が優勝してほしいんじゃないかと思うのですが、

現地枠で最後に出場が決まったエリス・リン=グレイシーが、

ネーベルホルン杯でSP71.16 FP142.17で、イザボーに総合で15点の差をつけて優勝しています。

この試合、吉田陽菜選手と千葉百音選手も出場しています。

と考えると、エリス・リン=グレイシーの優勝も可能性あり。

 

そして、先日の上海トロフィーで優勝したブレイディ・テネル。怪我はもう大丈夫そうです。母国アメリカ開催で、復活の表彰台となれば感慨深いことでしょう。

 

イザボー、新葉ちゃん、ピンザローネ、リン=グレイシー…このあたりが上がってくるかな。

混戦が予想されるので、そこが試合としては見所かなと思っています。