こんばんは。
きょうは、全米選手権で、アンバー・グレンが優勝する瞬間が見られて、
いい一日だったなぁ。
2014年の全米ジュニアで優勝してから、実に10年の時を経て、
ついに、シニア女王になりました。精神力とたゆまぬ努力に脱帽です。
ジェンダーに関するカミングアウトや、自分に正直に発言することで、
バッシングに合うことも多かったし、メンタルの不調が心配された時期もありましたが、
3Aに挑戦し続け、ネバー、ネバー、ネバー・ギブアップな精神が、応援せずにはいられないスケーターです。
そういったことを別にしても、身体能力の高さと美しいポージング、ダイナミックなジャンプ、表現力のピースがピタリとはまって、
今シーズンは、大化けしたと思います。
フリーの『Exogenesis』は、すべてが美しいプログラムで、
「アンバーって、こんなにすごいスケーターだっけ?」と、
今シーズンは、驚かされっぱなしでした。
SPでは、イザボー・レヴィート選手と僅差で2位となり、
こういう場合では、フリーで崩れてしまうパータンを過去に見ており…。
冒頭の3Aが見事に決まったものの(回転は微妙だったかもしれないが、全米だからOK)、3Aが決まったことに興奮して、後半の集中力が切れたパターンも過去に見ており…。
そして、悪い予感が的中。
後半、得点源のルッツ+2A+2Aが単独のダブルルッツになり😨
さらなる得点源のフリップがパンクし😨
最後は、音楽がギリギリ終わってないくらいに、がっくりうなだれてフィニッシュ😨
優勝はないと思われました。
しかし、イザボー・レヴィート選手が…予想外に…ジャンプで3度も転倒してしまって、3位に沈んでしまいました。
どうしたんだろう…どこか不調なのだと思いますが、
私は何より、彼女のジャンプの跳び方が、見ていて怖いです。
背中で強引に回っているようで、競技生活、長く続けられるのだろうか…と心配。
女子の最終グループは、神演技が続いていたのですが、
最後のトップ2が、崩れてしまう展開となりました。
アンバーが優勝したのはうれしいけれど、
イザボーちゃんが不調だったのは、心が痛かった。
それでも、表彰式では、イザボーちゃんも、満開の笑顔で登場。(こういうところが、本当に偉い。性格が素敵)
「フィギュアは自分との戦い」だから、
心からの笑顔でお互いの健闘を讃え合う様子が、見ていて気持ちよかったです。
アンバー・グレン選手は、数日後の四大陸選手権にも出場します。★欠場を発表
(舞依ちゃんは、元気かな~?)
今回、全米選手権の観客が、熱狂的で選手に対して温かくて、そういう試合は、見ていて幸せな気分になります。
日本で開催された世界選手権なども、世界中の人たちが、同じように感じてくれていたのかも、と思うとうれしい。
全米は、もともと観客が熱かったと思いますが、
コロナのころは、観客席に人の写真パネルが飾られていましたっけ。
4回転を跳ぶ女子も出てきたし、マリニン君が大人気だし、米国のフィギュア熱が、前より高まっている“気配”を感じました。
まもなく、男子のフリーが始まります。
マリニン君の点数、思いっきり、ぶちあげてほしい。
SPの点数は、108.57で、割と普通でした。
120点くらい出すと思ったので😅
フリーは、230点くらいかな。まだ試合始まってないけど😅
全日本選手権の男子も、「最終グループ全員300点超え」とかに、しちゃえばよかったんじゃないかな、と思う。
全日本選手権の役割とは何ぞや?
それは、世界に向けて、ぶちかますことである。
と、全米や全露の得点を見ながら思う。(本当は違うけど)