オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

【スイ&ハンなぜ復帰?】ペアグランプリシリーズ2025アサイン表

続いてペアのアサイン一覧です。

 

*横にスライドできます。

グランプリ・ド・フランス
(FRA)
カップ・オブ・チャイナ
(CHN)
スケート・カナダ
(CAN)
NHK杯
(JPN)
スケート・アメリカ
(USA)
フィンランディア・トロフィー
(FIN)
アナスタシア・ゴルベワ/ヘクター・ギオトプロス=ムーア (AUS) フィオナ・ボンバルディエ/ベンジャミン・ミマー (CAN) アナスタシア・ゴルベワ/ヘクター・ギオトプロス=ムーア (AUS) 隋文静/韓聰 (CHN) ケリー=アン・ローリン/ルーカス・エティエ (CAN) リア・ペレイラ/トレント・ミショー (CAN)
ディアナ・ステラート=デュデク/マキシム・デシャン (CAN) 隋文静/韓聰 (CHN) ケリー=アン・ローリン/ルーカス・エティエ (CAN) カミーユ・コヴァレフ/パヴェル・コヴァレフ (FRA) アナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ (GEO) 張嘉軒/黄一航 (CHN)
オレリー・フォラ/テオ・ベル (FRA) TBD (CHN) リア・ペレイラ/トレント・ミショー (CAN) マリア・パヴロワ/アレクセイ・スヴィアチェンコ (HUN) アニカ・ホッケ/ロベルト・ホーク (GER) ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ/ニキータ・ボロディン (GER)
TBD (FRA) TBD (CHN) ディアナ・ステラート=デュデク/マキシム・デシャン (CAN) サラ・コンティ/ニッコロ・マチー (ITA) 三浦璃来/木原龍一 (JPN) レベッカ・ギラルディ/フィリッポ・アンブロジーニ (ITA)
TBD (FRA) アナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラヴァ (GEO) アナスタシア・ヴァイパン=ロー/ルーク・ディグビー (GBR) TBD (JPN) オリビア・フローレス/ルーク・ワン (USA) 長岡柚奈/森口澄士 (JPN)
マリア・パヴロワ/アレクセイ・スビャチェンコ (HUN) サラ・コンティ/ニッコロ・マチー (ITA) ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ/ニキータ・ボロディン (GER) ダリア・ダニロワ/ミシェル・ツィバ (NED) ヴァレンティナ・プラサス/マキシミリアーノ・フェルナンデス (USA) ユリア・シェチニン/ミハウ・ヴォジニャク (POL)
三浦璃来/木原龍一 (JPN) ケイティ・マクベス/ダニイル・パークマン (USA) オクサナ・ヴイヤモズ/トム・ブヴァール (SUI) アリサ・エフィモワ/ミーシャ・ミトロファノフ (USA) TBD (USA) 長岡柚奈/森口澄士 (JPN)
オードリー・シン/バラージュ・ナジー (USA) エカテリーナ・ゲイニシュ/ドミトリー・チギリョフ (UZB) エリー・カム/ダニー・オシェイ (USA) エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ (USA) エカテリーナ・ゲイニシュ/ドミトリー・チギリョフ (UZB) エリー・カム/ダニー・オシェイ (USA)

 

スイ&ハンなぜ復帰?

今シーズンのペアの台風の目は、間違いなく中国のスイ&ハン(隋文静/韓聰)でしょう。

 

 

アサイン表に名前を見つけたとき、まず感じたのは「仰天」。続いて「脅威」。そして「期待」でした。

 

「仰天」したのは、数カ月前に隋文静が他の選手と組んで競技に復帰するニュースを見ていたから。

え、なんで相手が違っちゃってるの?という驚き。

本来なら、隋文静の相手は韓聰である“べき”なのを、敢えて他のパートナーを探したのに、あの人とは合わなかったのか、金メダリストとしての相手として不足していたのか…。

 

続いて感じた「脅威」は、「りくりゅうの金メダルが危ないのでは!」という感情。

なぜなら、りくりゅうとスイ&ハンの演技を同時に見たのは、北京オリンピックが最後だったわけで

あの時点ではスイハンが圧倒的に勝っていた。

 

りくりゅうの実力は、あの時とは全然違うけれど、

一方で私は、北京オリンピックの後に知ったスイ&ハンの物語、国家の威信を背負わされ、恐ろしい重圧の中で流した試合前日の涙の話などを鮮明に覚えている。

彼らの“本気”は、尋常じゃないと思ってます。

 

と、同時に感じた「期待」。スイ&ハンが復帰したペアの試合なんて、めっちゃ面白い以外の何物でもない。NHK杯にアサインされたなんて、びっくりです。

 

だけど、NHK杯に当然いると思ったりくりゅうの名前がないのは、がっかりしたファンも多いのではないでしょうか。

りくりゅうが戦略として、2つの大会の間をあけたんだろうなと思いますが、

「スイ&ハンがNHK杯」のインパクトが強くて、パッと見は、りくりゅうとスイ&ハンの激突を避けたのかなと思ってしまいました。

 

りくちゃんの憧れのスイ選手ですが、もう憧れるだけの対象ではなく、

ライバルであり、超えるべき相手になっていることが、すばらしいですね。

 

で、スイ&ハン(隋文静/韓聰)の復縁・復帰について考えてみたのですが。

スイ選手(隋文静)が競技に未練があったことは間違いないと思います。他の選手と組んで選手復帰を表明しましたから。

 

でもそれだけじゃなくて、中国の団体戦参加も視野に入っているのかもしれないなぁ、と。

 

現在のところ、中国はまだチーム・イベントの「予選通過」枠(上位10か国)に入っていませんが、最終的な資格決定はまだ済んでいないため、可能性は残されています。

 

  1. アメリカ 

  2. カナダ

  3. イタリア

  4. 日本

  5. フランス

  6. イギリス

  7. ドイツ

  8. ジョージア

  9. フィンランド

  10. 韓国

中国は26位です。

 

数字やルールに強くないのですが、中国がミラノオノンピックの団体戦に参加するためには、

「男子シングル/女子シングル/ペア/アイスダンス」のうち少なくとも 3 種目にエントリー権を得ていることが条件ですよね?

現状では男子シングルしか獲得していません。

スイ&ハンが獲得すれば、男子とペアで2種目。

 

あとは、アイスダンスと女子…最終予選会での一発勝負でしょうか。

やはり厳しいので、この説は無しかな…。

 

たとえ団体戦に出場できなかったとしても、スイ&ハンがペアでミラノ五輪に出場するば、中国のフイギュア界での存在感は大きくなると思います。