オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

フレンズオンアイス(1)トリノ組の不滅のオーラ

こんにちは。

昨日、フレンズ・オン・アイス2025の夜の部に行ってきました。

 

顔がわかる人物は消しています。
実際はもっと人が多い。


新横浜に向かう電車の中は、ワンオクのTシャツを着た人がいっぱい!乗換駅からは、いろんな公式Tシャツを着た人々も続々合流。

同じ日に、日産スタジアムでONE OK ROCKのコンサート、 横浜アリーナで音楽イベントがあるらしく、新横浜駅は、押すな押すなの大騒ぎでした。

 

外の気温は40度近く。Tシャツ1枚にバナータオルを首にかけ、携帯扇風機を手にコンビニでドリンクの氷をバリバリ食べる人々は、

これから何時間もジャンプしながら大汗をかく準備万端。

 

対する私は、防寒具がパンパンに詰まったカバンをかついで、極寒のKOSÉ新横浜スケートセンターに向かうのであった…この対比が…

新横の寒さは、本当に苦手です。しかし、一番、足を運んでいるリンクも新横であるが…。

 

さて、今回のフレンズでは、来年のミラノオリンピック(イタリア)にエールを贈る、

トリノオリンピック(2006年イタリア)のオリンピアンとも関連した企画がありました。

 

中でも、荒川静香、高橋大輔、ステファン・ランビエール、カロリーナ・コストナー(敬称略)のトリノ出場組によるコラボナンバー『Sei Con Me』(あなたは私と一緒にいる)は、

崇高な世界で、美しいとしか言いようがなかった。

これぞスケートの神髄。

 

コーチとして、振付師として、プロとしてご活躍の方々ですが、

はっきり言って、現役競技選手や教え子たちよりもスケーティングが上手いと思う。

 

あれは、なんなんだろう。努力もあると思いますが、天性のものもあるのかなぁ。

氷を蹴ってすいーっと全身で伸びやかに滑っている姿を見るだけで、

鳥肌が立つくらい美しかったです。

 

20年を経て尚、このクオリティ、ボディライン、体力をキープしているのは、

ある種“化け物級”でしたね。

 

同時に、私がフランス ニースの小さなホテルの部屋で、正座しながら荒川さんのトゥーランドットを見てから20年近く経つことに愕然としました😥

 

ソロナンバーも4人ともすばらしかった。

 

高橋大輔さんソロは、パープルの衣装の『Soundless Dream』。

 

 

滑り始めた瞬間、「あー、この人のスケート、やっぱ好きだわ」と改めて思う。

シングルを引退してからだいぶ経つのに、完璧に3回転ルッツを軽々と決める。

大ちゃんと言えば、ジャンプを跳ぶ前に身構える時間がほとんどなく、

音の中にジャンプが組み込まれているのが称賛されていたけれど、

今回も変わらず。

昨年も3回転ジャンプに挑戦していたけれど、今回、完全に現役時代のジャンプになっていて驚愕。中途半端では終わらせない人だ。

 

そして、リンクの上を飛ぶように走っていく。

突然、極寒&強風のソラマチに大ちゃんを観に行った日がよみがえり、

あの時は風が強くて氷の上を進むのに苦労していたなぁ…

あの時に比べて、めちゃくちゃ速いなぁ、など思う。当たり前だって!

 

 

アフタートークショーで話していたけれど、

この回の公演は、朝の練習or朝の公演の調子が悪かったので、

気合を入れたとのことで、キレキレで洗練されていました。

 

ステファンのソロは、題名わからず。

 

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最近は、コンテンポラリー系、この世の悲しみ、苦しみを表現したプロが多かったのですが、

今回は、シャンソン伊達男、王子様風のバラ色プログラムで、見ていて心が躍りました。

演技前に「トリノから20年。みんなの長きにわたる活躍を祝福しましょう。」みたいな本人コメントがあったので、観客がハッピーになるようなプロを選んでくれたのかな。

 

パリの伊達男風スーツ姿で登場し、途中で最前列の方に脱いだジャケットを手渡し。キャー♡

演技が終わると、「ジャケット、早く返してくんない?」みたいなジゴロ風の表情&ジエスチャーで、ジャケットを奪って引き揚げていきました。

 

アイスブレイブの練習の成果?か、三回転ジャンプ2本を華麗に決めて、オオ―!

スピンもスパイラルも優雅で華やか。

私は東側の席で、エリア一帯での演技が多めの“ステファン席”だったので、

とても印象に残っています。

 

そして、ステファンの人気、すごすぎ!スイス国旗の海でした(毎度ですが)。

もしかして、昌磨よりも人気あるんじゃないかとw

 

荒川静香さんは、男装の麗人で『オペラ座の怪人 Love Never Dies』。

冒頭、リンクの上に かなだいが登場して、一幕を演じてからの演技。

何度もブログに書いているけれど、荒川さんは、年齢を重ねるほどに、どんどんきれいに、優雅に、スケートも磨かれていく稀有な存在だと思います。

 

毎回、衣装もビューティフォーですが、今回は黒いタキシードに仮面をつけての演技。

『オペラ座』の“その後”を描いていて、

途中、島田高志郎くんと櫛田育良ちゃんも加わり、

仮面を着けた人が荒川さん、大ちゃん、高志郎くんの3人になる演出でした。

 

Photo by Shutterz

 

荒川さんの、スプレッドイーグルからのイナバウアーが印象に残っています。

あと、仮面を付けた大ちゃんの華がめちやめちゃ高かったことも。

 

カロリーナ・コストナー。プログラムの題名はわからず。

ライトを浴びて登場した瞬間から、

 

 

スケート一蹴りの伸び、肩関節の柔らかさと腕の長さ…

彼女も間違いなく“氷の女神に選ばれし人”。

 

ふと、ソチオリンピックの女子で「本当の金メダルはカロリーナ・コストナーだったのではないか」と話していた人がいたのを思い出しました。

ソトニコワとキムヨナの間で金メダル論争が起き、コスの話はかき消されましたが。

私は、あの時は真央ちゃんショックで、女子の演技はほとんど見ていないのでなんとも言えません。

 

昨日は、トークショーもありました。

頑張って録画していたものの、途中まで録画ボタンが押されておらず…😰

フィナーレの動画撮影も、周回のスピードが速いし、

前の方の頭や手が入るのでキビシイ…😰

今回もお役に立てませんでした😰

 

 

まだ書きたいことはあるので、明日また書きます。