金曜夜のフレンズオンアイス2024に行ってきました。
台風が迫っていましたが、
なぜか家を出てから帰宅するまで、一度も雨に降られませんでした。
空席が目立つかなと思っていましたが、
なんだかんだでほぼ空席はほぼなく、
泣く泣くチケットを手放された方、無事にお譲りできたのかな。
今年のフレンズは、とにかく濃密です。
どのスケーターのどのプロも素晴らしく、すべての瞬間がショーの“見所”で、
一瞬たりとも目が離せませんでした。
そして、浅田真央さんがそこにいることが、最後まで不思議な感覚でした。
オープニング。ライトがついた瞬間、荒川静香、高橋大輔、浅田真央の3人が氷上に!
荒川さんは真っ白な衣装。大ちゃんは、アイスダンス1年目の「マスク」の黄色。真央ちゃんは、「素敵なあなた」のフーションピンク衣装。
3人が動き出す…。
一般的なショーでは、こういうオープニングは、
「振りを合わせた」感じで無難に滑っている印象ですが、
この3人は“作品”として感情を込め、完成された動きで滑っていました。
それだけで、フレンズオンアイス2024は、超ゴージャス。
宣伝(?)では「4人看板」みたいな扱いだったので、
「昌磨はいないのかな?」と思ったけど、
いろんな意味でここは3人でやるのがよかったと思いました。
続いて、出演者たちが登場。
昌磨は、オーボエの赤い衣装でした。
佳生くんは、美女と野獣の衣装でした。
今回、オープニングとエンディングの出演者紹介が、とても丁寧な時間でそれぞれの見せ場になっていて、気分が上がりました。
以下、覚えている範囲で(一晩爆睡して記憶が…)。★敬称略
💃本郷理華
曲名は忘れました。「久しぶりに演じる」と仰っていたので、過去に演じたプロだと思うのですが。次回要確認。
ワンピースオンアイスの怪演(?)を経て、ほんとーーーに体の使い方が柔らかくなって、演技の深みが増していました。グループナンバー「シカゴ」でも、目の前に来てくれたんだけど、アンドリュー・ポジェ様相手に英語のセリフも完璧に入っていて、堂々のいい女っぷりでした。
🕺ジェレミー・アボット
短髪をピンクパープルに染めたアボ。
「俺の体内になんかいて、そいつが外に飛び出しそう」的なプログラム。
静かな曲を見ることが多かったので、とても新鮮でした。
手拍子も盛り上がり、こういうプロも似合う。
💃鈴木明子
「オラクル(お告げ)」。スタートは布をかぶっていたような気がする。
あっこちゃんは、(前にも書いた気がするが) テレビで見るよりも実物のほうが100倍素敵なスケーター。テレビで見るよりスタイルがいいし、オーラがすごいし、美しい。衣装のセンスもとてもいい。
オープニングで遠くにいる昌磨を双眼鏡でガン見していたら、目の前にキラッキラの笑顔のあっこちゃんが来て、あまりのオーラとビームに、そちらを見てしまいました(笑)
🕺三浦佳生
生で初見の今季フリー「シェルブールの雨傘」。
プログラムを変えるかもしれないと聞いていたけど、どうなるのかな。
「シェルブールの雨傘」、とてもよかったです。曲のアレンジも素敵。
佳生くんの伸びやかな滑りと音楽が合っていて、ナチュラルに気持ちよさそうに滑っているように見えました。見ている私も心地良かったです。
「令和のランボルギーニ」と自らナレーションで名乗っていましたが、爆速よりも滑らかな滑りが印象的なプロでした。
衣装はブラックだったけど、試合ではきれいな色の衣装を着てほしいなぁ…どんなの着るのかな…と想像が膨らむ演技でした。ショーでは、ブルーの美しいライトの中だったから黒もよかったけど、ライトのない試合では、佳生くんを大きく見せるような伸びやかなカラーを希望(個人の意見です)。
そして、今回のショーでは、佳生くんがザ・アイスの時よりも活き活きとして見えたし、ザ・アイスの時よりも存在感がありました。佳生くんの活かし方は、こちらのほうが上手かったかも。
🕺ジェイソン・ブラウン
「あれ、これジャパンオープンで見たやつだ!」と思いました。
先シーズンの途中でプログラムを変更した「ターザン」。
あのときは、ターザンぽさがなくてちょっとがっかりしたのを思い出しました。
「再挑戦するのかな?」と思いましたが、前回はフリーで今回はSPです。
全然別物。すばらしい仕上がり。アフリカン&アースな雰囲気の音楽に乗せて、ジェイソンの体がしなる、しなる。なにげに「令和のランボルギーニ」よりも、スピード速いんですけど😂今シーズン見るのが楽しみなプログラムです。
🕺🕺宇野昌磨&ステファン・ランビエール コラボ
https://www.instagram.com/p/C_UXki2v7vn/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
分かりやすい曲でコラボしてほしいと願っていましたが…
かないました😭
曲は、アンドレア・ボチェッリと息子アンドレア・ボッチェリの歌唱による
「Fall On Me フォール・オン・ミー」のイタリア語版。
題名が思い出せず、歌詞の「セヴィミ」を覚えて帰りました。(ちょっと違ったけど)
英語Fall On Me →イタリア語 Cadere su di me
ディズニー映画『くるみ割り人形と秘密の王国』の挿入歌ですね。
しみた。
全身で二人の世界につからせていただきました。
この歌の歌詞は、昌磨パートとステファンパートに大きく分かれていて、
前半は、迷いながらも新しい道に踏み出そうとする昌磨の心情。
後半は、どんな道に進んでも僕がここにいて見守っているよ、というステファンの心情を象徴するような歌詞になっています。
Fall On Meは、「私が腕を広げているからそこに飛び降りてきなさい」みたいな感じなのかな。(違ったらすみません)
出だしのお互いをいつくしむようなコリオ。
昌磨の顔をなでるステファンの表情が素晴らしすぎました。
「この人、ほんとに昌磨のことが好きでしょう!」って思った(笑)
昌磨の表情が固いと思っていましたが、今思えばそれも演技だったのね。
見ながらいろんなことが思い出されるプログラムでした。
満知子先生の下を去り、厳しい状況でもがいていた昌磨を、
スイスへ連れていってくれたステファン。
大きな翼で昌磨を庇護し、導いてくれたステファン。
常に昌磨を引っ張ってくれる存在だったわけですが、
コリオの途中で、昌磨が先を走り、ステファンがそれを必死に追うような場面がありました。
昌磨がステファンを引っ張っていくイメージ。
そのシーンで涙がにじみました。
コロナで世界選手権が中止になったとき。
NHK杯で不可解なジャンプ判定を受けたとき。
落ち込み涙するステファンを昌磨が勇気づけ、励まし、笑顔にしたことを思い出し…
今や二人は、同志です。
演技後、しっかりと抱き合う二人。
もちろん、スタンディングオベーションです。それにしてもスイス国旗多いな…。
昌磨がトークショーでコラボの件も話していたので、別の記事で書きますね。
🕺さて、ボーゼンとしながら「これで第一部が終わりか」と思っていたら、
突然、天から大ちゃんの声。
おおおー、なんて豪華なアイスショー。
高橋大輔
大ちゃんのセルフコリオによるプログラム。
衣装が素敵すぎて震えた。
グレー系だけど、パリオートクチュール状態。
(実際に見た方が素敵です)
今回感動したのは、高橋大輔氏が再び3回転ジャンプを跳んだこと。
ずっとアイスダンスをやっていたのに、再びシングルで3回転ジャンプ!
なんでもかんでも世界初、日本初を成し遂げていく男でありました。
このプロの中での3回転は転倒してしまいましたが、そりゃあそうだ。この衣装でジャンプは難しいよね。
しかし、私の席からは、ルッツを㌧だうに見えたけどそうだとしたらチャレンジャーすぎる。しかも、目が充血していたから、セルフコリオ大変だったのかも~と勝手に想像。他の場面では、普通に3回転やアクセル跳んでましたよ(仰天)
もちろん、リンク総スタンディングオベーションでした。
■第一部の最後は、プレゼントコーナー。
プレゼンテーターは、荒川静香、高橋大輔、三浦佳生の3名でした。
今回、コラントッテさん代表は昌磨ではなく佳生くん。
先輩よりも説明に説得力あった。「数日つけていたら体が変化したのがわかる」みたいな。
おかしかったのは、最後のメッセージで
佳生くんが先に喋った大ちゃんとまったく同じコメントで、
「同じやん!」と大ちゃんに突っ込まれていたこと。
佳生くん、ほんとに今回のショーでいい感じです。
長くなったので第二部はまた後ほど。