オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

まさかの!西山真瑚、パートナーは紀平梨花/高橋大輔の貢献

アイスダンス西山真瑚選手の新パートナーが発表されました。

なんと、相手は紀平梨花ちゃんでした~(びっくり)

 

 

いろんな意味で、とてもうれしい!

 

パートナー発表の予告を見て、「もしかして、海外のスケーターかな?」と思ったりしましたが、

先日までミラノオリンピックを目指していた西山選手が、

海外の人と組む可能性は低いですよね。

 

しかし、紀平さんと組むとは驚きました。

 

西山選手は、オリンピックシーズン直前のパートナー解散に、

さぞ無念だろうと心が痛かったです。

ジュニアの頃から、日本の若手アイスダンサーの筆頭でしたし、

才能があることは周知の事実だったので。

 

一方の紀平選手も、オリンピックの金メダルを期待されながら、

怪我で2度もオリンピックを見送ることになり、

なんといえばいいのかわからない気持ちでした。

 

それが!

カナダを拠点に二人がパートナーを組むということで、

本当によかったなぁと思います。

あのアイス・アカデミー・オブ・モントリオール(I.AM)が拠点ですか!

(元々、真瑚くんがいたから自然な流れではあるが、やはりすごい)

 

ペア競技は、相手あってのことだから、

意志が強い紀平さんとアイスダンスへの想いが人一倍強い真瑚くんなら、

初志貫徹で突き進んでいけそう。

 

練習の動画を見ましたが、ツイヅルも余裕に見えます。

 

youtu.be

 

紀平さんは体幹がとても強いので、ツイヅルやターン、リフトも高難度の技ができそう。右足首、無理しないでほしいけれど。

 

苦難な時期を過ごした2人に、しあわせな競技生活が訪れますように。

本当に、本当にうれしいニュースでした。

 

今回のニュースでも感じたのですが、

日本のペア競技の発展、シングルスケーターの進路の拡大に、

高橋大輔さんの貢献がとても大きいな、と。

 

 

彼がシングルからアイスダンスに転向したとき、

外野から多くの誹謗中傷がありました。

 

曰く、「考えが甘い」「通用するわけがない」「話題づくりでどうせ続かない」「ジャンプが跳べないから逃げた」等々。

 

アイスダンスのほうがシングルより成績がよかったり、レジェンドがいたりする欧州と違って、

日本でシングルからペア競技へ移行するのは“逃げ”みたいに捉える人たちもいました。

悪意をもって攻撃する人もいたし。

 

一方、好意のある私のようなお花畑ファンは、「大ちゃんならやってくれる」「シングルと同じように世界のトップになるはず」と、無茶な期待をしており…

 

そして、本人は深刻な膝の後遺症を抱えており…。

 

改めて考えても、ハードすぎる環境、状況の中、

「シングルとして日本男子のレジェンドであり、世界王者であり、オリンピックメダリストである高橋大輔が、アイスダンスへ転向して、人々を魅了している。楽しそうにしている。世界レベルで実績をあげている。」

 

そういうことが、多くのスケーターに夢と希望を与えているし、

「シングルからペアに行くのは“逃げ”ではない」と、明確に示したと思います。

 

ペアでオリンピック切符をつかんだ森口澄士選手も、大ちゃんに背中を押してもらったと言っていましたし、島田高志郎選手もそうでしょう。

 

アイスダンスに転向したスウェーデンのニコライ・マヨロフ選手も、

 

「私は常に、日本の高橋大輔がシングルからアイスダンスへ転向したことを手本にしてきました。私は以前からアイスダンスに興味があったので、それが自分にとって正しい道だと感じ、パートナー探しを始めました。」と話していました。

 

で、しつこいですが、北京で先日開催されたオリンピック最終予選会に出場したマヨロフ組、本当に素晴らしかったのですよ!

あの順位は今でも私は謎です。本当は予選通過してたのでは?

 

 

そういえば、高橋大輔氏に対して、ジャッジからも「アイスダンスはそう簡単に習得できるものではない」的な言動もありましたよね。

「シングルの選手にアイスダンスを甘く見てもらっちゃ困る」みたいな。

 

そういう壁と戦いながら、歩きやすい道に舗装してくれたのも高橋大輔氏の功績の一つだし、

リスクを恐れずにパートナーとして選んだ哉中ちゃんの功績でもあると思います。

 

2030年のオリンピックでは、日本のアイスダンスは3枠取れているかもしれないな。

 

と思ったら、なんと“りかしん”(紀平梨花/西山真瑚)はミラノ・コルティナ五輪の団体戦メンバーに入るのが目標だそうです。

 

これは、すごーい、頼もしい。しかし、どういう条件で五輪の団体戦に出られるのだろうか?

私はルールに詳しくないのですが、

 

ごめんなさい。間違い過ぎな間違いを書いてしまった😱🙇‍♀️

日本はアイスダンスの出場枠1を、先日の五輪最終予選会で勝ち取りました。

その1枠は、選手ではなく、国に与えられたものなので、

もしも、全日本選手権で“りかしん”が“うたまさ”を上回って優勝し、四大陸選手権で技術点のミニマムを取れば、オリンピック個人戦の出場は可能ですか?

 

日本は五輪予選会でアイスダンスの枠を獲得できませんでしたが、

団体戦には出場するので、アイスダンス1組がそこに参加します。

 

全日本選手権で“りかしん”が“うたまさ”を上回って優勝した場合、

団体戦に出るアイスダンスの組が“りかしん”になる可能性はあるのでしょうか?

ルールに詳しくないのでわかりませんが、書いてみただけです。