オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

フィギュア団体戦にもメリットが!興味深いソチオリンピック米国チームの舞台裏。 

なんとか気分を盛り上がりたいフィギュア団体戦!!

こんばんは。種子島ぴーです。本日はまず、お詫びを申し上げたい。

フィギュア団体戦に関して、否定的な意見を持ち続けていた私ですが、一つ、大きなメリットを見落としていました。

それは、個人ではメダルが取れない人も、みんなで一緒に戦えばメダルが取れるということです。

これこそ、one for all, all for one!心が汚れているせいか、スポーツの原点を忘れていました。

ジェイソンもアシュリーも、オリンピックメダリスト

たとえば、ソチオリンピック銅メダルに輝いた、米国チームの写真をご覧いただきましょう。

左から、ペア両種目を滑ったマリッサ・キャステリ&サイモン・シュナピア、女子フリーのグレイシー・ゴールド、アイスダンス両種目のメリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト王子、男子シングルフリーのジェイソン・ブラウン、女子シングルショートのアシュリー・ワグナー、男子シングルショートのジェレミー・アボット。

団体戦の成績は、

ジェレミー・アボット SP7位
ジェイソン・ブラウン LP4位
アシュリー・ワグナー SP4位
グレイシー・ゴールド LP2位
マリッサ・キャステリ&サイモン・シュナピア SP5位、LP4位
メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト王子 SP1位、LP1位

 

1-3位に入ったのはメリ&チャリ王子とゴールドだけでしたが、総合で銅メダルとなりました。

 

このうち、後に行われた個人戦でもメダルを取ったのは、アイスダンス金メダルのメリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト王子だけ

しかし、引退したジェレミー・アボット、サイモン・シュナピアも、休養中のグレイシー・ゴールドも、平昌オリンピック選考から漏れてしまったジェイソン・ブラウン、アシュリー・ワグナー、マリッサ・キャステリも、れっきとしたオリンピック銅メダリストなのであ~る。

 

どうする、ニッポン!?


すばらしい!! こうなると、日本も団体戦で銅メダルに食い込むことはできないのか?? ケージ・タナカを銅メダリストにすることはできないのか!?と欲が出ます。(ピンポイント指名で申し訳ないが)。

しかし、そのためには、「男子シングルのショートもフリーも昌磨に滑らせる」という英断が求められるかもしれません。が、それでは、ソチ団体戦のショートもフリーも滑らされて個人戦で力尽きたユリア・リプニツカヤの二の舞いになってしまう。
あっ、それ以前に、滑らないとメダルはもらえないから、ケージ・タナカがメダルをもらえなくなってしまう。

 

となると、本来はケージ・タナカがショート、ショーマ・ウノがフリーで滑るのが正解な気がする。が、個人でショーマがメダルを狙うなら、ショーマ・ウノがショート、ケージ・タナカがフリーだな・・・って、カタカナが多すぎて意味不明だよ!!!

 

さて、ソチ団体戦で銅メダルに輝いた米国チーム。今回も、銅メダルを狙っています。金、銀は、ロシアとカナダの競り合いになるから、他の国が狙うなら銅メダルってことになるんです。

前回のソチの米国チーム団体戦の舞台裏に触れた記事があって、ちょっと興味深かったので、訳してみました。(一部意訳) 

 

米国チームは、オリンピック団体戦の選手をどのように選ぶのか?


フィギュアスケート団体戦でどの選手が滑るかは、ちょっぴり複雑だった2014年のソチと同じプロセスで選ばれるだろう。

まず、4つの分野を強い順に並べると、米国の場合は、アイスダンス、男子、女子、ペアの順になる。

それぞれの分野に3人or3組までの選手がいるので、分野ごとにオリンピック選考基準に照らしたランキングがある。ただし、ペアについては1組だけなので、ランク付けはない。

これは、各分野の米国チャンピオンが、自分が出たい種目を真っ先に選べるとは限らないことを示している。

例えば、アイスダンスで全米銀メダルだったマイア・シブタニ&アレックス・シブタニは、金メダルだったマディソン・ハッベル&ザカリー・ダナヒューよりも総合的に上だと、一般的には判断されるだろう。

そんなふうに、米国フィギュア協会が公にしていないランキングにのっとって、選手はショートを滑るかフリーを滑るかを、チーム監督の操作で選ぶのである。

ペア以外の3つの分野のうち2つ(アイスダンスと女子)で、ショートとフリーでサブの選手がいる。

2014年を例に取ろう。団体戦に出たスケーターが、インタビューで選考プロセスを語っている。

一番ランクが上だった分野は、アイスダンスだった。世界選手権チャンピオンであり、最高峰のアイスダンスカップル、メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト王子は、ショートもフリーも滑ることを選んだ。

↑ ふぅー、お疲れ、お疲れ。

 

「選手をショートとフリーで変えないことで、最高のチャンスをつかむことができる。私たちには、メリ&チャリ王子が必要だったんです」と、グレーシー・ゴールドは話す。
(アイスダンスの2番手組は、米国がメダルを取るために滑らせてもらえなかった。誰かって? シブタニ兄弟!?)


次にランクが高かった分野は、米国選手権で優勝したゴールド率いる女子シングルだった。

「監督は、『メリ&チャリ王子と同じように、君にショートもフリーも滑ってほしいけど、開会式に出て、団体戦のショートもフリーも滑って、一週間ちょっとでまた個人戦のショートもフリーも滑るのは大変だよね?』と聞いてきました。そして、『団体戦はフリーを滑ってほしい』と。なるほどと思ったので、私はOKしました」(ゴールド談)

では、団体戦ショートを滑るのは? 米国選手権でサプライズ銀メダリストになったポリーナ・エドモンズなのか、全米4位のアシュリー・ワグナーなのか?

答えは、ワグナーだった。
(ポリーナ・エドモンズは銅メダルを手にするチャンスを失った)。


次は男子シングルで、米国チャンピオンのジェレミー・アボットは、ショートを滑りたいと言ったが、フリーが宙に浮いていた。

全米銀メダリストのジェイソン・ブラウンが言うには、

「監督は、『ジェレミーはショートに出たいって言ってるけど、君はフリーをやるかい? 』って聞いてきた。僕は若輩者ですし断る理由はないので、『もちろん!』って答えたんだ」

ペアは1組しかいないので、両方滑るしかなかった。

今回も、米国はロシアとカナダが金メダルを争う後に続いて、銅メダルを取る予定だ。

 

米国チーム、今回の問題は・・・

  1. アイスダンスがまたしても最有力な分野だとしたら、どちらのチームに最初の選択肢があるのか? 全米で初めて優勝したマディソン・ハッベル&ザカリー・ダナヒューなのか、世界選手権で3度メダルを手にしているシブタニ兄弟なのか?

  2. ネイサン・チェンは、団体戦のショートもフリーも滑るのか? それとも、次の週の個人戦のために休むのか?

  3. ネイサンが両方は滑らない場合、どちらが2番手とみなされるのか? 初のシニアシーズンで全米銀メダリストになったヴィンセント・ジョウなのか、ベテランで全米4位のアダム・リッポンなのか? いやーん。リッポンの胸にメダルをかけてあげて!!(笑)

  4. 女子シングルのランク付けも、全米選手権の結果とは異なる。ブラディ・タネルが国際試合での経験が乏しいのに対して、長洲未来は以前、オリンピックで4位になっているし、カレン・チェンは世界選手権で4位になっているからだ。

答えは来週出る!!-----(完)

しつこいですが、どうするニッポン!?

やはり、メダルを取れるかどうかというラインにいる国は、「国家のために」ってことになりますよね。私は、中国のボーヤン・ジンは、団体戦のショートもフリーも滑ると思います(笑)

 

【追記中国の男子シングルはショートもフリーもハン・ヤンになりました。ということは、団体でのメダルはあきらめたということですね。

ボーヤンを個人まで温存して、中国男子シングル初のメダルを狙っているか、ボーヤンが風邪かケガで調子を崩しているかどちらかでしょう。たぶん、前者。四大陸で昌磨を破ったので、メダルの可能性に賭けるのかな。

そして、ショートの時点でロシア、カナダ、米国、中国、日本といった順位になった場合、米国はネイサンが再登板? 日本もショーマを再登板させる? そういうのOKだったっけ? ソチのロシア女子がそうだった気がする。(不確かな情報です)

トップの3人が疲労困憊ということになれば、団体戦に出ない・出られないオーサー組が有利ということで、よろしいでしょうか?(笑)

個人戦が先の方が、「個人でメダルを取れなかったから、団体戦では意地でも取る」みたいなことにもなって、選手にとってもいい気がします。