オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

畏怖の念さえ感じた鍵山優真の団体戦FP

こんばんはー。きょうは、フィギュア団体戦のほかに、毎年見ている別府大分毎日マラソンがあり、目が大忙しでした。

 

さて、団体戦男子フリーについて、ざっくり感覚だけでしゃべっていきたいと思います。

 

トップバッターは、カナダのロマン・サドフスキー『Chasing Cars』でした。

 

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彼にとっては、悪夢のような演技になってしまったと思います。

4回転の失敗はともかく、パンクが2回。

演技が進むにつれて、緊張と恐怖と脚の疲労が見てとれて、ちょっとつらかったです。

 

元々は、キーガン・メッシングさんが両方滑る。または、2人でショートとフリーで一つずつ滑ると思っていたのだと思います。

しかし、ギリギリまで待ってもメッシングさんは来れず…前回大会、金メダルの重圧がのしかかっていたと思います。

体力が心配ですが、個人戦ではハッピーな結果に終わってほしいです。

 

二番手は中国。ボーヤン・ジンの『祈りと踊り』+『ボレロ』です。

登場した瞬間から、なんかワクワク♡

ボーヤンの瞳に戦いの炎が燃えていました。

 

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冒頭の4回転ルッツ、高かったですよねー。これが決まっただけで、大満足です(私は)。

盲腸を薬で散らしての参戦なので、続く4回転の着氷が乱れたときは、その後の展開が心配になりました。

でも、大きく崩れずに、4T+2Tも決めました。

 

すごいやボーヤン!!やっぱ、三銃士だね!!

後半、ステップシークエンスで脚に疲れが見えましたが、表情はエネルギーに満ちていました。

お辞儀のハートマークもかわいかった。

 

続いて、ROCのマーク・コンドラチュク。

彼を一躍有名にした、『ジーザス・クライスト・スーパー・スター』です。

 

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本当に、ここ一番に強い。見ながら、泣きそうになりました。

最初に登場したときは、「風変わりな人」だったけど、今や「風格のある人」に。

自信に満ちて、顔がどんどんかっこよくなっていくよ(笑)

最後のステップで、ジャッジをググっと見つめたときの目のエネルギーなんて、すごいものがありました。

最後、氷を叩いて「どうだ!!やってやったぞ」と。ロシアのスーパー・スターの誕生です。

 

そして、日本の鍵山優真の『グラディエーター』。

 

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・・・。

言葉なし。畏怖の念さえ感じました。尊敬もするが、怖くもあった。この人、どこまでいっちゃうんだろう、と。個人戦を前に、先輩たちも震えているはず。

 

全てのジャンプの着氷が、マシュマロみたいにフッワフワ。

各国応援席も、驚愕&絶句するしかない4回転ジャンプ攻撃。

と思えば、3F+3Loのセカンドループも素敵すぎる。ここ一番で4回転ループも決めて、技術点116.50って!!

口、あんぐりです。

 

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これで、かわいくピョンピョン走りながらリンクを去られたら、他の選手はどーしたらいいんでしょうか。

 

応援席に昌磨がいないなぁと思ったら、練習時間と重なっていたようですね。LINEで応援メッセージが届いたそうです。

優真君は、昌磨のSPを見て感動してスイッチが入ったそうですが、

昌磨は、今日の優真君の演技を見て、めちゃめちゃスイッチが入ったはず。

 

「五輪の試合を通じても成長したい」と、二人とも言っているので、

刺激し合っていて頼もしいですね。

 

208.94という、ゆまちの驚愕の点数が出たところで、最終滑走に登場したのは、米国ヴィンセント・ジョウの『グリーン・デスティニー』。

 

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このプロは、ジャンプがバシッと決まると、ノリノリになって大興奮、大円団で終わる大大大好きなプロです。

 

でも、今日は、調子のよくない方のヴィンスが出てしまいました。疲れていると、ジャンプの回転不足をガンガンに取られてしまうヴィンス。

今日も、テクニカルボードのイエローが、目に染みる😂

気が散るから、ボード表示も良し悪しですね。

 

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4回転フリップがパンクしてしまったのは痛かったけど、大崩れはしなかった。

イエローマークが多いし、ステップの動きは小さくなっていたけれど、それでも、審議前はテクニカルボードが96ポイントを示していて、やっぱりすごいヴィンス!!

個人戦までには修正してくると思うので、個人戦が楽しみです。

 

ということで、男子フリーの結果は、

1位日本 鍵山優真 208.94

2位ROC マーク・コンドラチュク 181.65

3位米国 ヴィンセント・ジョウ 171.44

4位中国 ボーヤン・ジン 155.04

5位カナダ ロマン・サドフスキー 122.60

 

全体順位は、

1位 ROC 45

2位 米国 42

3位 日本 39

4位 カナダ 30

5位 中国 29

 

残すは、アイスダンス、ペア、女子のフリーだから、

1位のロシアの金メダルは、まず間違いないでしょう。

 

3位の日本と4位、5位の間には9点の差があるので、

逆転される可能性はまずないと思います。

1位から5位までの得点に差が少ないので、カナダが全部1位で日本が全部最下位というのは、考えにくい。

 

日本はメダル確定かな??

 

2位米国と3位日本の差は、3点です。

僅差のように見えて…いろいろ計算してみたけど、うーん…。

みんながいい演技をして、銅メダルで終えられるのがべストかな。

 

中国に何かミラクルが起こる可能性も否定できません。

それが何かはわからないが😱女子シングルの選手も心配なの😱

以上です。


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