オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

友野君は?!素敵プロがいっぱいのネーベルホルン杯

こんばんは。ネーベルホルン杯、見られましたか?
予想外に公式ライストにジオブロックがかけられてしまい、焦りました。


こういうときは、チャイナ方面の有名サイトに頼るかどうか、
セキュリティが保証できないので、いつも迷います。

 

さて、まず、男子の友野君。

 


うぉーん。ジャンプが3つとも転倒になってしまいました。
最初の4Tは明らかな回転不足。2つ目はコンビネーションにできず…ということで、
激しく点数を失ってしまいました。


最近では、珍しいケースですね。
得意のステップは、スイッチが入って演じていましたが、難し過ぎ、激し過ぎのステップなので、ちょっと大変そうでした。

「ハッピー」系「スマイル」系のプログラムは、ミスが出たときにハードルが上がるので、難易度が高いと思います。

 

ミスが出ても、5位くらいには位置するイメージだったので、SP11位は予想外。
グランプリシリーズ前の厄落としがすんで、よかったとも思えます。

 

フリーの『こうもり』は、ワルツのリズムを素敵に刻む膝と、観客を引き込むコンダクター友野のステップで、何人ごぼう抜きにするか、楽しみです。

今日、いちばんウキウキした演技は、SP3位のキーガン・メッシングさん。

 


曲は、『Grace Kelly』by Mika。衣装は、「メッシングさんと言えばこんな感じのシャツ」という制服でしたが、プログラムには力が入っていました。


音楽とメッシングさんが合い過ぎている。氷の上のスピードと足さばき、身体能力の高さを見ているだけで楽しいメッシングさんですが、今回は、表情まで楽しかった。お茶目でキュートでコミカルで、見ている人をしあわせにする演技。そのうえ、足元に超絶技巧が組み込まれているなんて、カート・ブラウニング超え?!

振付は、カナダのトップスケーターを手掛けてきたランス・ヴァイポンドです。

 

首位は、89.57でロマン・サドフスキー。

 

 

ジャンプは安定していたし、つなぎもしっかり入れて、スピンも美しい。オリンピックを経験して、激変した印象です。音楽も含め、全体的にクラス感が出て来た気がしますが、いかがでしょうか。

 

2位は、韓国のシヨン・リー。彼は、安定感がすごいですよね。「手を上げて跳ぶほうがジャンプを跳びやすい説」もありますが、両手を上げたトリプルアクセルは、迫力満点です。曲と衣装が合っていない気がしましたが、歌手に合わせたのかな。この安定感で、フリーでトップに立つ可能性もありそうです。

 

女子も、素敵なプログラムがたくさん。

その前に…グレイシー・ゴールドは、最近好調だった冒頭のコンビネーションジャンプに失敗。最後のジャンプもパンクしてコンビネーションにできず。それはいいのですが、キス&クライで表情が消えて、コーチとの関係が??だったのが心配です。

 

 

オルガ・ミクティナ(オーストラリア)の『My Nocturnal Serenade』by YOHIO。

音楽もコリオも独創的で、大好き~もう何回か見たい。
振り付けは、ロスティスラフ・シニツィンですね。って、まったく知らないです😝ロシア出身の元アイスダンサーでチェコに帰化した66歳。とても新鮮で独創的なコリオでした。

 

エストニアのエバ=ロッタ・キーバスは、大好評の『Baiana』by Barbatuquesを、これまた大好評の衣装と共に持越し。

 

 

何度見てもわくわくするプログラム。身長が伸びたのか、少し動きに苦戦しているようでした。

 

エストニアのニーナ・ペトロキナも、アダム・ソリャ振り付けの『Give Us a Little Love』という個性的なプロを、素敵に滑りこなしていました。

アダム・ソリャは、ルナ・ヘンドリクスの振付で有名になった人ですね。今シーズンは、トゥクタミシェワのプロも振り付けたようです。ジャンプが成功したか失敗したかは記憶になく、引き込まれた演技でした。

 

オリンピックでカナダの団体戦をけん引したマデリン・シザースは、『ブラック・スワン』。
表情や手の動きの細部まで、ブラック・スワンになり切っていて、
演技もプロもすばらしい。

 


スピードもスピンのポジションも見事で、それまで演技した選手とは別格。

オリンピックで貫禄がついた感あり。
キス&クライでも、表情がブラック・スワンでした。

 

最終滑走は、ルナ・ヘンドリクス。
素敵、素敵、素敵~すべてが素敵な演技でした。

 


インスタに、新しい衣装を箱から取り出す映像をアップしていたのですが、実際に着ると、ずっと美しく、ずっと映えるデザイン。


前半は、『Si Mama』by Inna。
かわいくて、かっこよくて、おしゃれでダイナミック。
コケティッシュに踊ったかと思うと、ドーンと迫力満点のジャンプ。
スピードあり過ぎのスピン。


後半は、誰もが一度は耳にしている『Mi Gente』 by J Balvin, Willy Williamで、ノリノリのステップで畳みかける。

圧巻の76.19で誰もがうなづく首位に立ちました。
彼女を破るのは、至難の業。

 

「みゆしょー」は、堂々と落ち着いて、緊張を感じさせないノーミスの演技!!
ジャンプもぴたりとそろって、表情もいきいきして好感度大。

 

 

演技を終えてハイタッチ、キス&クライでは、高得点にびっくりと、
見ている私もうれしくなる二人でした。

 

 

他の組の演技はまだ続いているので、最終的な順位はわかりません。

すてきなワールドデビュー戦だったことは、間違いないと思います。

おやすみなさい!!