オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

団体戦への意識を変える?!日本フィギュア初の表彰台

日本フィギュア団体戦銅メダル!!

おめでとうございます!!

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きのう、「米国を逆転する可能性はないだろう」みたいなことを書きましたが、

銀メダルに迫る場面がありましたね。すみません。

 

中国が、団体戦を放棄して、ペアからスイ&ハンを撤収したのは想定外でした。

米国のアレクサ・クニエリム&ブランドン・フレイジャーが、最下位になったのも想定外でした。

 

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今回の“歴史を塗り替えた”“日本史上初”の団体メダルは、「メンバー全員でバトンをつないでいった」というストーリーは、もちろん正しい。

 

でも、そのバトンは、もっとずっと前から、

ソチオリンピックや平昌オリンピックに出場した選手たちによって、

つながれてきたものだと思います。

 

団体戦がスタートしたとき、日本がメダルを獲る可能性はゼロでした。

「個人戦の前に、なんでそんなことをするのか?」と、物議をかもしましたよね。

 

でも、「日本は出ない」とは言えません。

団体戦に出場したことで、体力を消耗したり、個人戦までの練習環境を整えてもらえなかったりで、運命が変わってしまった選手もいたと思います。

いろんな選手たちの苦労とストーリーの上に、今日のメダルがあると思います。

 

平昌のメンバーには、亡くなったクリス・リードさんもいましたよね。感慨深いです。今日の様子を見ていたら、きっと喜ばれたことでしょう。

 

今回の大会でメダルが獲れた要因の一つには、まず間違いなく、三浦璃来&木原龍一ペアの出現があると思います。

 

それにプラスして、団体戦に対する心の持ちようが素晴らしかったなぁと。

前にも書きましたが、団体戦に出ることを負担に感じないようなプラス思考。

木原龍一選手によると、「団体から個人まで期間が短くて体力的に大変だけど、考えてみたら、普段の練習はもっとキツイ練習メニューをやってるわけだから、大したことないんじゃない」みたいな発想の転換を、みんなで共有したそうです。

 

昌磨が優真君にLINEで送った言葉も、「個人戦のトレーニングだと思って」と。

 

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宇野昌磨ファンとしては、昌磨がトップバッターですばらしい演技をしたのがトリガーになって、次々にすばらしい演技が繰り出されていった感は、うれしかったです。

 

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今回メダルが獲れたことで、日本選手にとって、団体戦に出場することは「うれしいこと」「誇らしいこと」「ビッグチャンス」になっていくかもしれません。

 

大きな意識の転換点。すごいことです。

 

そして、昌磨は、今回の団体チームの中で、唯一個人でもメダルを獲っています。

現時点で、個人戦と団体戦の二つのメダルを獲っている初めて&唯一の人になりますね。

このあと、優真君が個人戦でメダルを獲れば、唯一ではなくなりますが。

 

その昌磨先生は、団体戦でメダルを獲っても、いつも通りの低体温動物状態というか、応援席では、めったに動かない半冬眠状態でした。

 

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でも、対応としては正しいと思う。

明日の個人戦に向けて、はしゃいだり、喜びすぎたり、修造インタビューを受けたりして、体力を消耗してはなりません(笑)

心は、明日の個人戦に向けて、練習したくてうずうずしていたと思います。

 

そして、ロシア。

 

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名簿に名前があって応援席にいたとしても、

実際に演技した選手しかメダルはもらえないのね。

わかっていて応援席に来たモザリョフやセメネンコは偉い!!

米国のジェイソンやアリサ、マライアなんかもそうですが。

 

が、しかし、銀メダルの米国チームにヴィンセント・ジョウの姿なし。

ちょうど、セレモニーの頃に、「ヴィンスがコロナ検査で陽性判定を受けた」というニュースが流れ、私も動揺しました。

 

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追加の検査で陰性なら明日のショートに出られるらしいけど…

昨日の団体戦は体が重めでしたよね。

前に感染した選手が、「数日前から体がうまく動かない感じがしていた」と話していたことを思い出し、固まっています。

 

同じ会場、ブースで応援、演技をしていたみなさんは大丈夫なのか??

一方で、メッシングさんは、ついに無事に到着したようです。

 

きょう、私が一番しびれたのは、アイスダンス米国のマディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組でした。

 

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日本を引きなして、絶対に銀メダルを獲らなければいけないという、あの場面で、

「あたしたちは絶対トップに立つ」という鬼迫。

そして、リンクに出てきた瞬間から、もうエイリアンなんだもの🤣

 

マディソン・チョックのすばらしさは言うまでもないですが、きょうは、エヴァン・ベイツの「エイリアンが腕の中でいくら暴れても、ワイは支えまっせ」的な、包容力と一切乱れないスケーティングとエイリアンさばき(?)を堪能しました。

 

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エイリアン捕獲!!

 

ロシアのシニ&カツは、団体戦に出たのがマイナスになりそうな予感。

私は、遅れて到着した同胞のステパノヴァ&ブキンが、疲れが見えるシニカツを抑えて金メダルを獲っちゃうのではないか…と予想していたのですが、

 

団体戦で、RDもフリーダンスもアメリカの二組に破れたのは、印象がよくないですよね。

ここにさらに、フランスのパパ&シゼが加わるのですが、どうでしょうか?


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