高橋大輔さんがダンサーとして注目された舞台“LOVE ON THE FLOOR”に出演していたクリスティ・ヤマグチさんが、
ジャパン・タイムズで日本のスケーター羽生結弦、浅田真央、高橋大輔3氏について語ったインタビューの、高橋さん部分の抜粋訳です。
スケーターとしての高橋大輔の演技を、何度ビデオでループして見たかわかりません。
氷の上であんなに自在に動く人を見たことは、後にも先にもありませんが、
まさか、床の上でダンサーとして異彩を放つ日が来るとは!
Takahashi’s allure.高橋の魔性(と、あえて訳させていただきます)
引用元の記事はこちらです。
Olympic champion Kristi Yamaguchi speaks on greatness of Hanyu, Mao, Takahashi | The Japan Times
私は、引退したのちも途切れることない高橋の魅力をファンに伝えてきましたが、ヤマグチも、高橋の魅力にハートを射抜かれたことを認めた。
「私たちは、スケートとは関係のないダンスショーをやっていますが、たくさんのスケーターが参加しています。でも、たぶん99.9パーセントの観客が、高橋大輔のファンじゃないかしら。ファンをこれほど惚れさせるなんて、かなりすごい力だと思うわ」
彼女は、そのことについて、こんな例をあげた。
「13回の公演のすべてのショーに来ているグループが、36もいるのよ。すべてのショーのチケットを買っているの。すごいわよね! そんなことができるなんて」
なぜ、2010年の世界選手権チャンピオンである高橋が、これほど人を引きつけるのかをたずねると、
「競技をしていたころ、彼は、技術的に難しい演技の中でダイナミックな芸術性とショーマンシップを披露できる、数少ない選手でした。
彼には、氷上に別世界を持ち込む才能があったのよ。他のスケーターとはまったく違った。日本のスケーターであるだけでなく、地球規模の(と、あえて訳させていただきます)スケーター。不思議な”何か”を持っていた」
「スケート靴を履いていなくても、高橋は崇高なアーティストのままだ」と、ヤマグチは言う。
「今でも、彼と一緒に踊っていると、アーティストとしての不思議な何かを、(氷上でなく)フロアの上でも持っていると感じるの。彼は、すばらしい才能を持ったアスリートであり、表現者であるということね」