笑いすぎ昌磨とグッドな解説の織田君
こんばんは。種子島ぴーです。
昨日のスケートカナダの昌磨選手、とりあえず1位でほっとしました。前日練習でジャンプが決まっていないと聞いて、「前日の調子が悪い時は当日の調子がいい」と安心して見ていました。
が、6分間練習で昌磨が笑いすぎるくらい笑っていたので、どーかしちゃったんじゃないかと不安にさせられましたよ。アドレナリンの出過ぎだったようですが、なんだかなー。
チャンに大差!宇野 スタオベも「覚えていない。アドレナリン出過ぎた」 #フィギュアスケート #figureskate #GPFigurehttps://t.co/PyepWBtsDX
— スポーツナビ フィギュアスケート編集部 (@sn_figure) 2017年10月28日
でも、悲壮感がないのはいいですね。試合に出ていた頃の浅田真央さんや現在の羽生選手は、見ているこちらが窒息しそうなくらいピリピリムードなので、意味不明に笑っている昌磨に、こっちまで笑っちゃいました。
ところで、テレ朝の解説は、NHKかと思うほど落ち着きがあって、すばらしかったと思いますが(放送ではなく解説)、巷の評判はどうなんだろう。織田君がパトリック・チャンの演技を「スケートの刃から音楽がこぼれるような」と表現したときは、ほほーっと思いましたよ。
SP「冬」のNBC解説の未完成翻訳
さて、海外の評判が知りたかったので、宇野選手のSP「冬」のNBC解説を訳してみました。解説者は、男性はRyan Bradleyの声だと思いますが、女性は確信がありません。
宇野昌磨。最終滑走のスケーターです。19歳。世界選手権2017の銀メダリスト、全日本選手権の覇者。
昌磨のこのプログラムは、4回転フリップで幕を開けます。キレ~イに決めました。
(キャメルスピン、ステップシークエンス)
プログラムの構成を見ると、ボーナス点の付く後半の演技に入るのを待っているようだ。
次の要素は、4回転トゥ+3回転トゥのコンビネーション。
4回転トゥ+2回転トゥ。着氷後、ほぼ助走なしで3回転トゥを跳ぶのは、すごーく難しいんだ。
そして、スプレッドイーグルにつながるビューティフォーなトリプルアクセル。
(コンビネーションスピン、フライングスピン)
(演技終了)
わーお! 宇野昌磨による、信じられないスケーティング。
この大会に参加している誰よりも、技術的に優れている。
それに、ゆったりと落ち着いて、なんて自信なの。世界選手権の銀メダルについて話すと、わずか2点、羽生に及ばなかったというのが重要な点よ。どう考えても大敗ではなかった。彼は言ったわ、「その後、精神的に変わった」って。羽生を破るチャンスはゼロだと思っていたのが、「今は、羽生選手を破りたいと思う」と。それを裏付ける成熟味と自信がうかがえるわ。
彼は、演技を始めた瞬間からキャラクターに入り込んで、観客を支配する力を持っているよ。
本当にまったくすばらしいよ。彼はまだ19歳なんだ。彼はとても小さいけど、力強い存在感を持っている。この大会で、もっとも難しいプログラムを演じるんだよ。
君が言ったように、(世界選手権では)羽生がほぼ最高の演技をしたのに、昌磨はわずか数点、及ばなかっただけだ。羽生が調子を崩していたから、勝てそうなところまでいったのではない。世界選手権は、本当にすばらしい大会だったよ。昌磨は、スケート界に名を知らしめたんだ。彼がクリーンなプログラムを滑り続けられるなら、優勝候補としてオリンピックに出るだけの技術力があることを、私たちはわかっています。
シーズンスタートのロンバルディア杯では、2位になったジェイソン・ブラウンより60点も上回ったのよ。総合点は、男子スケーターとしてシーズンの世界最高得点でした。
これはオープニングの4回転フリップです。彼は今まで通り、フリーレッグを背後に巻き込む、とてもタイトなカーブを描いた時間のかかる着氷をしています。単独でエレメンツをこなすには問題はないけれど、セカンドジャンプに3回転トゥを持ってこようとすると、ちょっと問題が起きてくる。
この場面の4回転トゥは、少し前のめりに跳んで、3回転トゥを成功させる自信がなかったんだろう。でも、たぶん、目の前の得点からすると、自信のない3回転トゥを付けるリスクを冒すより、4回転+2回転にするほうがいいとわかっていたのだと思う。4回転ジャンプを2回跳び、そのうちの一つである出だしの4回転フリップはとても得点が高いので、彼にはたくさんの貯金があるんだ。
スコアは、103.62点
わーお。
ロンバルディア杯のときより少し得点が低いだけだから、今のところ、ペースをキープしているわね。
以上です。おやすみなさい!!