こんにちは。
「ショートのミスは繰り返さない」という昌磨の言葉にならって、SPでは訳す前に消えてしまったブリティッシュ・ユーロ版の実況解説映像を、フリーでは録画してから眠りについた種子島ぴーです。
そういうわけで、張り切って訳していきたいところですが、解説は、片方がサイモン・リードさんで、もう一人がテリー・ギャノンさんか?という確信なし。2人の声が似ていて、識別もできないというグダグダぶり。
未熟な翻訳能力につき、内容について解説のお2人は一切の責任を負っておりません。また、私も責任を一切負いたくありません(笑)
スケート・カナダ宇野昌磨フリー「月光」ユーロ解説翻訳
(解説)
世界選手権で第二位、平昌オリンピックで第二位、昨年のスケート・カナダの覇者。
トップと6点ちょっと差で、2位でフリーに進んできました。
差を埋められるでしょうか。
名古屋出身、20歳の宇野昌磨。
演じますは、「ムーンライト・ソナタ(月光)」。
4回転を4本入れてくるかもしれません。
最初の4回転はサルコウです。
(4S。歓声:わーわー)
ビューティフォー。(しかし、後にアンダーローテ)
次は4回転フリップです。
(見事な4F。観客:キャー)
冷静です。
まったくもって、すばらしい。基礎点11点に、4点近い加点がついています。(GOE3.77)
ここで、4回転トゥループだ!!
(見事な4T。観客:キャー)
(フライング・シットスピン→フライング・チェンジフット・コンビスピン→イーグル)
(後半の演技へ突入)
ここで4回転。
またしても!! パーフェクトな4回転トゥ+2回転トゥ!!
(きれ~~~に流れる3A。息を殺して見守っていた観客:キャー)
トリプル・アクセル。簡単そうに跳んでるよね。
ショートでは転倒してしまったジャンプです。
おぅぅ。トリプル・アクセル+オイラー+3回転フリップですが、手をついてしまいました。
こんなっ!!難しいコンビネーションジャンプを、ここで入れるなんて!!
おぅ・・(しょんぼり)
3回転サルコウ+3回転トゥループで転倒。
(力を出し切って)もう彼のタンクには、燃料が残っていないのかもしれません。
(「うっ」。力を振り絞って、昌磨、最後のスピンへ)
演技終了。
(キャー、ワー、うぉー、しょうま~ 歓声がリンクに渦巻く)
なんというパフォーマンスでしょうか。
彼はもう、立っていることさえ難しそうです。
3分30秒あたりまでは、これまでの彼のどの演技よりも、これまでの誰の演技よりもすばらしい出来でした。
なんてスゴイやつだ!!
テクニカル・スコアを見てください。
(104.14)
はっ(笑)たく・・・ものすごい点数だよね?
サイモン、君の言うとおりさ。プログラムには3本の完璧な4回転ジャンプが含まれていました。
4回転ジャンプ4本なんて、信じられないよ。とてつもない演技だった。
4回転フリップは、と~ってもクリーンでした。
彼の様子から、肉体的に厳しい構成であることがわかります。
(樋口コーチとガシッとハグ)
彼が金メダルを取るのは間違いないでしょう。
そうだね。
ショートでのケヴィン・・・(レイノルズと言いかけたか??)キーガン・メッシングとの差は6点だけど、この演技では6ポイント以内の差にはならないだろう。
段違いだよ。
(4回転をばんばん入れた構成の演技をする)選手たちが、体のどこも痛めていなかったとしたら、驚きだよ。私は、彼が怪我を抱えて演技をしていることを知っています。
だから、100%ではない構成でプログラムを戦っていると思います。見事なパフォーマンスでした。
彼が万全の状態で演技をしたら、どこまでいくか想像できるかい?(笑)
いいや(笑)
あ~(ため息)
でも、彼は今、やれる最善のことをやったよ。
その通り。最後は、息切れしていた。
彼がタフであることは、一目瞭然。こんなに大変なプログラムをうまくこなすなんて。
すべての4回転ジャンプの着氷はパーフェクトだった。
イエス
最善を尽くしたのは疑いようもない。不満はないよ。まったくないよ。
昨日ショートで大失敗したトリプル・アクセルも、きっちり跳んだ。
おっとここで、4回転サルコウの映像が、また見られるようです。
高さはそれほどではありませんが、軽々と4回フルに周って、すばらしい着氷をしています。
これはフリップ。現時点のフィギュアスケート界で、最高のフリップです。
この最後の、昨日は失敗したトリプル・アクセル、いいよねー。
いつものように、表現もすばらしかった。
(肩で息をする苦しそうな昌磨の映像が映り)いや~、大変だよね。
うん。最後の1分、肉体的にどれほど大変か想像できるかい?
肺は燃えるように苦しく、脚は悲鳴をあげている。
それでも、バランスを保ち、ジャンプやスピンに入るタイミングに集中しなければならない。肉体的にとても大変なんだ。
コーチに、「水はもういらない」って、ペットボトルを返してるよ。(普通に渡してるだけだと思うが)
(2人でアハハと笑う)
ペットボトルも持っていられないほど疲れてるんじゃない?(笑)
(しみじみと優しく)ファンタスティック。
すごい点数が出ると思うよ。ロンバルデイア杯では172.05点でした。もちろん、彼が優勝したわけですが。
今回、間違いなく、その記録を塗り替えるでしょう。
(188.38)
ハ、ヤ~(感嘆) 188点が出ました(188.38)
えーと、これよりいい点数を出したことはあったかな?
新しいルールでは、要素が一つ減ったので・・・
そうだね。
現時点では、世界最高点なのかな・・・(ネイサンのスケート・アメリカ189.99が最高かも)
188点。あと一人の競技者を残して、23点差でトップです。
宇野昌磨の演技がすばらしかったことの証明です。
(完)