こんにちは。 種子島ぴーです。
先日、このブログの「注目記事」ランキングの1位~10位が、すべて宇野昌磨関連で占められていたので、記念に画面を保存してみました。
勢いに乗って、「ジャパンタイムズ」のショーマ関連記事をサクサク訳してみました。
宇野昌磨は、強力なオリンピック金メダル候補になった。
羽生のオリンピック連覇をはばむ脅威に
宇野昌磨は、先週スケートカナダで、グランプリシリーズ初戦を見事な演技でスタートさせた。世界選手権銀メダリストである彼は、サスカチュワン州レジャイナの競技会で、40点近い差を付けて優勝したのだ。
点差よりも重要なことは、見ていた多くの人たちが、平昌オリンピックで羽生が連覇するのに、宇野は本格的な脅威になると確信したことである。
宇野は、総合301.10ポイントで、アメリカのジェイソン・ブラウン(261.14)とロシアのアレクサンダー・サマリン(250.06)を上回って優勝した。イタリアで9月に開催されたロンバルディア・トロフィーに続く、シーズン2度目の優勝である。
名古屋出身の彼は、7つの大会で優勝し、過去2年の11の大会で、連続表彰台にのぼっている。全日本チャンピオンである宇野は、ショートプログラム「冬」で、卓越した演技をみせた。9人のジャッジから、実施点で一つのマイナス評価を受けることもなく、4回転フリップ、4回転トゥループ+2回転トゥループのコンビネーションジャンプを跳んだのだ。
実況のライアン・ブラッドリー、昌磨にやられる。
米国の前チャンピオンであり、「オリンピックチャネル」放送のアナリストであるライアン・ブラッドリーは、宇野の技術のすごさにやられてしまった。
「信じられないようなスケートだ。競技会の誰よりも、技術的に優れている」。
ブラッドリーは、宇野のショートプログラムが終わるとコメントした。「彼には、観客をひきつけるすばらしい力がある。演技を始めた瞬間から、キャラクターに入り込むんだ。ほんとにすばらしいよ。まだ19歳なんだ。とても小さいのに、存在感はすごいよ」
「彼には、すごい技術的な能力がある。こういうクリーンな演技を続けられるなら、オリンピックの優勝候補になるだろう」
実況のアンドレア・ジョイスも、昌磨にやられる。
ブラッドリーと一緒に中継をしているアンドレア・ジョイスは、宇野の氷上での落ち着きを引き合いに出した。
「なんて自信に満ちて、落ち着きがあるの」と、彼女は言った。「世界選手権で銀メダルを獲った話だけど、羽生にわずか2点差だったってことが重要なんです。どう考えたって、コテンパンに負けたわけではないわ」
「彼は言ったわ。世界選手権の後、気持ちが変化したって。羽生に勝つチャンスはゼロだと思っていたけれど、(チャンスはゼロではない)と思うようになった。今は、勝ちたいと思っている、と」
ジョイスは、さらに付け加えた。「(今大会の宇野は)成熟して、自信に満ちているしょう? その発言を裏付けているわ」
来月20歳になる宇野は、フリーの「トゥーランドット」で3本の4回転ジャンプを跳んだ。しかし、4回転フリップは両足着地になり、4つめの4回転であるトゥループは、アンダーローテーションになった。どちらもプログラム後半に起こったことであり、練習に反映させると宇野は言った。
「全体的なフリーの演技は、昨日のショート同様、シーズンのこの時期としては満足です。でも、本当にスタミナをつけないと。4回転トゥと4回転フリップのミスは、スタミナ不足から起こったことです」
ライアン・ブラッドリー、フリーでも昌磨にやられる。
フリープログラムを終えると、ブラッドリーはこう言いました。
「完璧ではなかったけど、ワーオ! 彼はこの場を掌握したよ。たくさんの戦略・仕掛けがこのプログラムには含まれているんだ。ミスはあったけど、彼はすごいことをやってのけたよ」
「彼がこのプログラムを完璧に滑ったら、羽生を破るかもしれない。羽生はすばらしいけれど、弱点も露呈している。昌磨は天井知らずだよ(可能性がすごい)」
「昌磨は高い技術を持っている。もちろん、パトリックほどのパワーを持った人はいないけれど、昌磨は技術と安定性、プログラム後半に4回転トゥを跳んで、すぐにまた素晴らしい次の技を繰り出すために、プログラム全体を統制する力を持っている。昌磨は、自信に満ちているよ」
ジョイスは、フリープログラムのコメントの中で、宇野の3度の世界選手権の覇者パトリック・チャンに対する賛辞を紹介した。
「ショートの後、彼は言ったんです『パトリック・チャンに憧れています。表現力のあるスケーターになること。それが、将来の目標だ』と」
(以上、宇野昌磨部分、抜粋翻訳)