オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

宇野昌磨選手の新フリー「月光」、私が楽しみないくつかのこと。

こんにちは。炎天下の東京で、ノロノロとブログを書いている種子島ぴーです。

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「命に関わる危険な暑さ」注意報が出ていますので、みなさま、くれぐれも無理せずにお過ごしくださいね。

 

オフィシャルサイトで、今季フリー曲を発表。

さて、宇野昌磨選手の今季フリーが発表されましたね。
ベートーベンのピアノソナタ第14番「月光」。

ドビュッシーの「月の光」が、明るい月夜の妖精を連想させるのに対して、ベートーベンの「月光」は、深い闇夜に引きずり込まれるような孤独と苦悩を感じさせる曲です(私の勝手な解釈)。

「オペラとかヴァイオリンとか、幅広の音のほうが昌磨のスケーティングに合うのではないか」と、知りもしない素人の私は思うわけですが、

昨シーズンのSP「冬」も、最初は「難しい曲を選んだなぁ」と思ったのに、最終的には完全に自分のものにしていて引きこまれたので、今季も回を追うごとの進化を楽しみにしたいと思います。


ご本人も、オフィシャルサイトでメッセージを公開しています。

Information|宇野昌磨公式サイト

こんにちは昌磨です。

新しいシーズンを迎えるにあたり、そして、新しいルールに対応出来るよう日々練習に励み、
その中で新FPも少しずつですが着々と進んできています。
今シーズンは僕が尊敬するレジェンドの皆さんが使用してきた「月光」を選びました。
まだまだ自分のものにするには時間と練習が必要ですが、僕ならばではの「月光」が滑れるように、
より一層の努力をしていきます。

そして、なんと、

The ICEのどこかでお披露目出来るよう暑さに負けず、引き続き頑張ります。

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わーい、名古屋で見られるかな~

 

そして、メッセージに添えられた写真は、恒例の「小出し」かつ「王道ではない」後ろ姿のカットをチョイス。写真の足も、ビミョーに切れてます。

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大きい写真は公式ページで見てね♡


正面向いてにっこり笑っている写真を載せるという、過ちはおかしていません。

ファンのニーズを完全に把握しているようです。

 

しかも、添えられたコメントは、

p.s.
特製ユニフォームを頂きました!

って、「誰にもらったんだよぉぉ そのエピソードが知りたいんだよぉぉ」という、説明不足感が最高です(笑)


正面にトヨタ、バックにアイシン精機と豊田通商(トヨタグループ)の社名が入った名古屋グランパスのユニフォームですよね? サッカー見ない人にはわからないですってば!! で、誰にもらったの??

新フリー「月光」ここが楽しみ。

そういうわけで、新フリー「月光」で、今から私が楽しみにしている点をあげてみたいと思います。

あっ、「ジャンプ構成はどうなる?」とか「誰が演奏しているバージョンか?」とか、そういうまっとうな話ではありません。

 

導入部分で、漆黒の闇が昌磨に憑依する瞬間。

ベートーベンの「月光」は、曲の世界に感情移入できる選手向きだと思います。

かつては、高橋大輔、村主章枝、アダム・リッポンといった選手が見事に演じていましたが、静寂を演じられない選手だと、曲と分離した感じになってしまいます。

たぶん、昌磨なら、曲が始まって顔をあげた瞬間、あっちの世界に入っているんだと思います。

ニック・ベルレオスさんも絶賛するであろう衣装

昨シーズンの「冬」であれだけ繊細な氷の結晶を模した衣装を着たのだから、「月光」とくれば、繊細な上に繊細な手仕事を駆使して、月の光を表現してきそう。

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私の予想は、ブラックのグラディエーションかブラックにパープル、深いブルー系を加えたデザイン。または、ブラックにホワイトで雲、イエローで光を加えたもの。

 

もちろん、襟はハーフのマオカラーで、胸元は深めに開けておきましょうか(笑)。

 
「ワンシーズンに同じ曲で二着作る」ようなので、シーズン序盤とグランプリファイナルの頃と、どんな衣装で登場するか楽しみですね。

あのニック・ベルレオスさんが、「昌磨は、凝ったディテールのトップスを着るのがお気に入りよ!!」って、また叫びそう(笑)

なんだか元気がない人は、ニックさんのビデオで元気をもらってね。

30秒で元気になれるよー。↓

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Nick's New Book!...The Pageant Coloring Book - YouTube

 

第三楽章からの怒涛の攻め。

曲の構成からすると、第三楽章の盛り上がりから後半の演技がスタートすると思われます。あのジェットコースターのような音楽に乗せて、次々に繰り出すジャンプと超絶技巧のステップ、高速スピンを想像すると、わくわくします。

 

って、勝手なことを言っていますが、演技時間が短くなった分、休憩する箇所も少なくなって、体力的に大変そうですね。

 

立ち上がって「ブラボー」と叫びたい。

ベートーベンの「月光」って、演技が終わった瞬間、「ブラボー」と叫ぶのに最適な曲だと思います(なんだ、そりゃ)。

最後、ピアノの鍵盤をバンッ!!と叩いて曲が終わる瞬間と、昌磨のフィニッシュポーズがぴたっと合わさったところで、客席から立ちあがって叫んでみたい。「ブラボ~」って。とても、すっきりしそう(笑)

 

演技が終わった瞬間、あっちの世界から戻ってくる昌磨の表情。

演技が終わって、観客の拍手と共に、「あれ、僕、いま何かしてましたか?」みたいな感じで、こちの世界に戻ってくる昌磨の表情が好きです。

 

今回の曲も、それが見られそうな予感。

 

「月光」レジェンド入り

僕が尊敬するレジェンドの皆さんが使用してきた「月光」

と、本人が書いているように、「月光」はフィギュアスケートの定番曲なので、「月光と言えば、あの選手」みたいな人が、何人かいると思います。

そこに、「月光と言えば、宇野昌磨が浮かぶ」まで、持っていけるかどうか。

「ブエノスアイレス午前零時」と「トゥーランドット」は、私の中ではもう、「この曲は昌磨」って感じになってます。
まさか、カウントできないくらい繰り返し見た荒川静香の「トゥーランドット」の記憶を、昌磨が上塗りできるとは思いませんでしたが。

 

正直、「ラヴェンダーの咲く庭で」は、浅田真央ちゃんや町田樹@えー引退しちゃうの? の演技のほうが印象が強いんですよね(きゃー、石を投げないで)。

 

「月光」も、高橋大輔選手の印象を超えるのはハードルが高いので(きゃー、石を投げないで)、シーズンが終わるころ、それを超えられたらすごいなぁと思います。