「THE ICE 2018 愛知」は新プロ続々登場!
こんにちは。空気が止まったような東京の暑さの中で、パソコンに向かっている種子島ぴーです。
「THE ICE 2018 愛知」ゆるゆるレポートを、引き続き、ゆるゆると書いていきたいと思います。
写真は、雰囲気を伝えるために過去のものなどを交えています。
天使を引き連れて氷上を移動する舞依ちゃん。
照明がふんわりと変わったところで、氷上に現れたのは三原舞依ちゃん。昨シーズンからの持ち越しフリー『ガブリエルのオーボエ』byエンニオ・モリコーネ。
これ、すごーく好きだし、三原選手に合っていると思う。背後に天使を引き連れて滑っているような空気感に、息を止めて見入るのみ。北京オリンピックのシーズンに、もう一度滑ってほしいなぁ。この日は、完璧に滑って大スタンディングオベーションでした。
と、手を振って客席のほうへ走っていく舞依ちゃん。顔を覆って泣き出します。憧れの浅田真央ちゃんが見ていてくれたからみたいでしたが、真央ちゃんの席の前のリンクサイドに、「三原舞依」と書かれた立派な垂れ幕を持った女性が2人いらっしゃって、私はその方たちのところへ行ったのかと思いました。
たぶん、まずファンの方の所へ行って、真央ちゃんに気付いたのかな??
デニス最後の振り付けを全身全霊で演じたヴォロノフ
続いて登場したのは、セルゲイ・ヴォロノフ。新フリー『Way Down We Go』byカレオです。デニス・テン君が最後に振り付けをしたプロということで、THE ICEでは全身全霊で演じていると聞いていましたが・・・気迫が違う。試合並みの集中力で、「完璧に滑ってみせる」という凄みが伝わってきました。
重たいベースの音に負けていない、重厚なすべり。鍛え上げた筋肉がシースルーの衣装から透けて見えて、「筋トレしてるから、30歳になっても滑れるのか」などと考える。
全力で滑り切ったという思いがあったのか、演技後に小さくガッツポーズ。素敵だ・・・。もちろん、スタオベです。
花織ちゃんの『ピアノ・レッスン』は音楽が・・・
花織ちゃんも、新フリーを披露。曲は、映画『ピアノ・レッスン』のサントラ。
昔、この映画を見てハーヴェイ・カイテルに惹かれたなぁ~(笑)。ピアノの旋律が今でも耳に残っているくらい美しいので、ピアノによるサビの部分を予想していましたが、やけに暗い箇所を抜き出してつないである。サビも短く、オーケストラバージョン? うーん、なんかもったいない編曲。
しかし、花織ちゃんのジャンプはあくまでも大きく、空に向かって跳び上がるような清々しさがある。コンビネーションで派手に転倒してしまったけれど、転倒までも清々しい。『アメリ』で確立した「坂本流腕の使い方」が印象に残りました。彼女も、スタオベしてる人が多かったですね。
無良崇人、会心の『オペラ座』
続いて登場したのは、引退したばかりの無良崇人さん。代名詞とも言える『オペラ座の怪人』ですが、これがもう、すばらしいとしか言いようがない会心の出来でした。
彼の武器である高い、高い、たかーい3Aは、試合のときよりものびのびとして美しかったし、表現力も、選手時代よりはるかに磨かれていて別人のようでした。って言ったら失礼ですが、完全に魅了されました。
選手時代よりも、プレッシャーがなくなって、生き生きとしているような・・・とにかく、最高の演技が見られてラッキーでした。
すべてが美しい宮原知子の「小雀に捧げる歌」
宮原選手の今季SPは、「小雀に捧げる歌」byパトリシア・カース。このプロ、いい!! これまでの宮原選手のプログラムの中で、いちばん好きです。
まず、音楽が美しい、衣装が美しい、ヘアメイクも美しい。コリオも、動きが自然でのびのびとしていて、アジアンテイストの作品よりも、手が長く見えます。ジャンプも大きく見えます。コテコテのヘアメイクよりも、断然美人です。
現時点で、すでにプログラムが完成されているように見えました。今シーズンは、いろいろな大会で表彰台に乗りそうな予感。
なんと愛知で!!パパ&シゼの平昌SP
続いては、貫禄充分に現れたガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シズロンのお2人。パパダキスのグリーンにフリンジのついたサンバカーニバルのようなこの衣装は!!
平昌ですべったSP「シェイプ・オブ・ユー」だー。
えー、これ、ここで見れるの!? とアドレナリンが大放出。イントロからノリノリで手拍子して見てしまいました。音ハメが美しい&ゴージャス!!
ベストな前髪でお送りするネイサンの『キャラバン』
続きまして、ファンの軽い悲鳴と共に登場したのは、ネイサン・チェン。今季SP『キャラバン』を披露してくれました。
『キャラバン』と言えば、私は高橋大輔名人の色気あふれるねっとりした演技を思い出すのですが、ネイサンは、フレッド・アステア的な『キャラバン』。←意味、通じてるかな? ポジションはあくまでも美しく、ところどころ腕の動きや表情に茶目っ毛を加えた感じ。
カールして重めに額にかかった前髪は、“ベスト・オブ・ネイサン”な仕上がり。怪しげな目つきで客席の前をスイーッと通り過ぎるだけで、「キャー」「ギャー」と悲鳴が置きます。
旅芸人の一座に一人は、こういう色男いそうだな(笑)
しかし、ネイサン、日本でのファン増えたよねー。
と、ここまでで続きは今晩アップします。すみません。次がラストになるはずです。