オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ザ・アイス(THE ICE)大阪千秋楽は、大盛況(前編)

こんばんは。今日は、ザ・アイス(THE ICE)大阪公演の千秋楽。

私は、ライブ配信で見ました。

 

©@jasonbskates·7月29日

 

ぎっしり満員の客席と、

千秋楽、週末の開放感、

難波のエンターティナーや高橋大輔、坂本花織、三原舞依といった関西ゆかりのスケーターもいて、もっのすごーい熱気と拍手と大歓声。

先日の世界選手権と国別対抗戦を思い出して、画面越しで見ても鳥肌が立ちました。

 

スケーターも観客の反応を感じ取ったのか、演技が一段とすばらしかったと思います。

忘れないうちに、本日のプログラムをまとめておきます。

まだ、日光公演もまとめていないが…

 

第一部から大盛り上がり

■オープニング Sirius- eye in the Sky

1)アダム・シャオ・イム・ファ

 Within by Daft Punk

何度でも見たい大好きなプログラム。

今日はとくにリキが入っていたし、

喜びあふれる表情で風を起こして滑るステップに、

トップバッターから会場総立ちでした。

来日してくれて、ありがとう。

渾身の演技を日本で披露してくれてありがとう。

 

2)友野一希

 Jazz machine by Black Machine

新EX。エンターティナー友野一希の真骨頂。

車を運転している設定でパイプ椅子に座り、

次に滑る三原舞依ちゃんが、椅子を押してリンクを回ります。

本当に運転しているみたいで、友野タクシーで楽しくドライブ気分。

 

が、パイプ椅子って、氷の上で滑りにくいものだと知りました。

しかも、友野くんが乗ってるし。

日光公演のときなんて、細い舞依ちゃんが、動かない椅子を必死で押していて、

手足を痛めるのではないかと本気で心配しました。

しかも、押す距離がとても長くて、「これじゃあ、友野くんじゃなくて、舞依ちゃんの演技じゃないの!!」と思いました。

今日は、椅子を押す距離が、若干短くなっていました。

もうちょっと筋肉のある、エヴァン・ベイツさんとか、メッシングさんに押してもらってはどうでしょうか。ゴツイけど(笑)

 

3)三原舞依

 To Love You More by セリーヌ・ディオン

本日もキラキラ妖精さんの舞依ちゃん。

日光公演では、連続ジャンプの最初(ルッツに見えたけど)の踏切でバランスを崩したのに、根性で3連続にしたのを見て、

「こういうのが試合で生きるんだろうな」と、一人うなづいて見ていました。

今日は(ルッツではなかったかもしれないけど)、しっかり5連続ジャンプにしていました。いつでも、観客への愛にあふれる舞依ちゃんです。

 

4)ジェイソン・ブラウン Adios byベンジャミン・クレメンタイン

新SP。ジェイソン×ロヒーン・ワード作品は、

曲のどこでどう音を拾うかが、とても楽しみ。

今回のプロも、腕を上げる瞬間とか、タメをつくる場面とか、ヒャー、ほれぼれ。

呼吸せずに見とれてました。このプロ好きです。

 

5)村元哉中&高橋大輔

 映画「マスク」

つくづく、「今だからこそ、のプロだ」と思います。

スケーターの技術と気持ち、私たち観客の心の余裕があってこそ、楽しめるプロ。

逆に、よくもまぁ、ズエワコーチは、転向1年目に、こんな難しいプロを振り付けたなぁと思いました。

会場は、やんや、やんやの大盛り上がり。

退場するとき、哉中ちゃんが、大ちゃんのズボンのサスペンダーを引っ張って、楽しく去っていきました。

 

6)キーガン・メッシング

 グレース・ケリー by Mika

またまた、大好きなグレース・ケリーが見られてしあわせ。

メッシングさん、今回のショーは、試合並みのテンションと正確さで、本当に見事。

若干、脚に疲労が来ているようでしたが、

4Tもバックフリップも入れて、超絶技巧のステップをこなすのは、すごすぎました。

 

7)ケヴィン・エイモズ

 ボレロ by モーリス・ラヴェル

 

 

まったく、見事としか言いようがなかった。

「ヒトの筋肉、体の動きはこんなにも美しい」を見せてくれるプロ。

バレエでも、限られた人にしか演じ切れない難しいプロなのに、

氷の上で滑りながら、ジャンプも入れてこれを滑り切るなんて、超人的だと思います。

最後のアクロバティックな動きだらけのコリオシークエンス、すごすぎ。

あまりの大歓声を受けて、「メルシー」って、本人も感動してました。

 

8)ガブリエル・パパダキス&ギヨーム・シズロン 

 In Line by Robert Skoro

人と人、人とモノの距離感を図るのが、べらぼうに巧いお二人。

長い机を使って演じるのですが、

普通は、ぶつかったり、落ちたり、位置がぶれたりすると思うけど、

“全身が目”のように、見なくてもOKな感じで物語を演じます。

このプロは、ギヨームの振付だと紹介がありました。

振付師としても、活躍し始めたとか。

佐藤駿くんのフリーが楽しみだ…と思い出す。

 

9)宇野昌磨&ネイサンチェンコラボ

 On the Nature of Daylight by Max Richter

 

愛知公演の配信では、メイキングが特典でついていて、

作品の意味も説明されたらしい。

私は、結局、日光、大阪では、特典映像はなかったので、私は一度も見ていません。

それでも、見ながら、いろんなことを考えさせられる深い作品であり、深い演技。

どの瞬間も見逃したくないけれど、映像が、昌磨をアップにするとネイサンが見られず、ネイサンにカメラが寄ると昌磨がどこで何してるか見えない。

でもね、現地で見ても、二人がリンクの端と端に離れている場面が多くて、

結局、同時には見られなかった。

盛岡公演では、特典に昌磨バージョン、ネイサンバージョンを付けて、

それぞれの動きを見せていただけないだろうか。(3000円の配信で欲張りすぎ?)

 

ネイサンは、私にとって、氷の上の良心であり、いてくれるだけで安心、「いてくれてありがとう」って思える存在。

自分を抱きしめるかのように腕を巻き付けて飛ぶジャンプ。

久しぶりに見たけど、やっぱり好きだ。

 

昌磨は、内面の苦悩をぶつけるかのように、

荒々しくも繊細に演じていました。

ネイサンは、年下なのに、昌磨をやさしく包んでいるように見えて、泣きそうになる。

二人の呼吸がどんどん合ってきて、手で気持ちをやりとりするようなコリオも、

ぐいぐい引き付けられました。

作品を見ながら、私も眉間にシワを寄せていろいろ考えていたので、

演技が終わって、笑顔で見つめ合う二人に、なんかホッとした。

今年も、コラボしてくれてありがとう。

 

■ダンスレッスン

先生:舞依ちゃん、花織ちゃん、哉中ちゃん、アダム、ジェイソン

右 左 グルグルグルグル

左 右 グルグルグルグル

イェーイ イェーイ

おおきに おおきに パワー

 

長くなったので、第二部は明日書きます。