こんばんは。種子島ぴーです。
明日、昌磨が笑顔でフィニッシュできますように!!と願いながら、ゴールデン・スケートの女子インタビューを、ざっくり訳してみた種子島ぴーです。
予想外に長くて、3000文字くらいあるみたい(笑)。スマホで読んでくださっている方、すみません。
紀平がアナハイムで開かれた四大陸選手権デビュー戦で優勝
四大陸選手権2019女子シングル部門で、大会初参加の日本の紀平梨花がSP5位から金メダルを手にしました。カザフスタンのエリザベータ・トゥクタミシュワが、女子選手として母国カザフスタン初の、ISU公式戦メダリストとなって、銀メダルを獲得。
前回銀メダルの日本の三原舞依が、チームメイトの坂本花織を0.33の僅差でかわして、SP8位から銅メダルをもぎ取りました。
日本チーム
紀平は、極めて優美な「ビューティフル・ストーム」の演技を、しっかりとしたトリプルアクセルで幕開けし、ダブルアクセルとトリプル・トゥループのコンビネーションを続けました。
グランプリファイナルのチャンピオンである彼女は、トリプル・ループで詰まった着氷をした以外は、5つの三回転を決めました。2019年の全日本銀メダリストでもある紀平は、すべての要素でレベル4を獲得し、153.14でフリーと総合で1位になりました(221.99)。
「昨日の失敗を踏まえたうえで、今日の演技にすべてを注ぎました」と、紀平。
「集中を保つことができました。今日、しっかりした演技ができたのは、昨日の失敗と今日の集中の二つの要素のおかげです」
「シーズン中、ショートでどんな問題が起ころうとも、フリーで集中するすべを学びました」と、グランプリ・ファイナルのチャンピオンは言います。
試合の準備について16歳の彼女に尋ねると、「このリンクで、ほとんどトリプルアクセルの練習ができませんでした。フリーは、6分間練習のときに初めて、このリンクで滑りました。私は、気持ちを強く持ち、とても集中し、そして集中力をキープしました。集中を切らさなかったので、トリプルアクセルを跳べたんです」と、返ってきました。
三原は、「ミッション」のサウンドトラックに乗せた抒情的な演技で、果敢にエレメンツをこなし、最後に小さく両手でガッツポーズ。
前回の銀メダリストは、オープニングのトリプル・ルッツとトリプル・トゥの2本目でアンダーローテーションを取られましたが、5本のしっかりとしたトリプルジャンプを着氷。レベル4のステップと力強いスピンを見せました。
彼女は、シーズン始めのネーベルン杯で銀メダルを取ったときに出した点数を上回る141.97のシーズンベストを叩き出しました。トータル207.12で、8位から浮上して銅メダルを手にしました。
「練習前、観客の方々の元気がよくて、『これがアメリカなんだ』と感じました。そして、この大きな大会に参加できたことを、感謝しました」と、フランス杯の銀メダリストである三原。
「参加する機会をいただいたことに、本当に感謝しましたし、コーチに、『楽しみなさい。ダンスをしているみたいな気分でね』と言われたんです」
「ショートでジャンプに失敗した後、気持ちが混乱しました。観客に、いい演技をお見せしたいと思いました。日本から来たファンと友人が、元気づけてくれました。演技を終えたとき、とても幸せな気持ちだったので、ガッツポーズが出ました」と、19歳の三原は話してくれました。
ショートを2位で終えた坂本は、「ピアノ」のサウンドトラックに乗せたフリーで、いくつかの失敗がありました。2019年の全日本女王は、トリプル・ルッツでエッジエラーを受け、後半のダブルアクセルでポップしてしまったのです。
最後のトリプル・ループに2Tを付けましたが、十分ではありませんでした。結局、5つのクリーンな3回転ジャンプを跳び、すべてのスピンでレベル4を取ったのに、フリーで133.43、総合206.79で4位に終わりました。
「スタートから、自分のスケートができませんでした。とても緊張して、いくつかの要素を飛ばしてしまいました。がっかりしましたが、この失敗から学びます。もっと、強くなりたいです。世界選手権では、ショートもフリーも、シャープでクリーンな演技をしたいと思っています」と、昨年のチャンピオンは話します。
カザフスタン女子初
トゥルシンバエワは、冒頭の4回転サルコウで転倒したものの、「オトノ・ポルテイーノ」の演技において、全部で7つの3回転ジャンプを跳び、すべてのスピンでレベル4を取りました。
18歳の彼女は、フリーで139.37のシーズンベストを出しましたが、これは、シーズン初めに銀メダルを取ったフィンランディア杯を10ポイント上回る点数です。総合で207.46という点数は、ショートの6位から2位へと彼女を押し上げました。
「思ってもみないことでした。今日、表彰台に上がれるとは思いませんでした」と、シーズン初めのチャレンジャーシリーズでも銀メダルを取ったトゥクタミシュワ。
ショートで6位になった後、「4回転サルコウに挑戦しても、何も失うものはない」と思ったそうです。
「まだ練習すべき点はありますが、競技会で初めて跳んだにしては悪くありませんでした。回転は足りていましたが、着氷できませんでした。挑戦できて、うれしいです。着氷できるまで、挑戦を続けます。4回転サルコウの練習を始めたのは2016年ですが、プログラムに入れる練習を始めたのは、2、3週間前です」。
世界選手権の前に、ロシアで開催されるユニバーシアードに参加予定だそうです。
米国チーム
米国のブラディ・テネルは、「ロミオとジュリエット」の演技中、いくつかの回転不足を取られ、ちゃんとした3回転ジャンプは2本だけに。スピンとステップでレベル4を取りましたが、ジャンプのミスが高くつき、前日のトップからフリー128.16、総合202.07で5位に沈みました。
「いつも、ちゃんと跳べていました。ミスをしたのは、この大会だけです。だから、とてもイライラします。世界選手権では、改善しなくては。毎日、クリーンなプログラムを滑っています。ここでは、何かが違ったのかしもれません。帰ったら、もっと頑張って練習します。プログラムを何か所か調整して、様子を見てみます」と、全米銀メダリストは話します。
チームメイトのマライア・ベルは、ショートで3位でしたが、フリーの「ピアノ」では、トリプル・ループで転倒し、その後ルッツが2回転になりました。
「ずっと緊張していました。言い訳になりますが、全米選手権から、間隔が詰まり過ぎていると思います。大会から大会の間に、練習時間がまったく確保できませんでした」と、全米銅メダリストのマライアは言います。
「今日は、馬鹿げたミスをしてしまいました。まるで、心ここにあらずで、ループで転倒してびっくりして、集中し直すのが難しかったです。勉強になったので、世界選手権では、もっといい演技ができるでしょう」。
(中略)
韓国チーム
イム・ウンスは、ミュージカル「シカゴ」に乗せて、遊び心のあるパフォーマンスをしましたが、ジャンプでいくつかターンアウトしてしまいました。
彼女は明らかに落ち込んでいたので、リンクを去るとき、コーチのラファ親父が励まそうと言葉をかけていました。フリーで8位となり、ショートの4位から7位に転落しました。
「今日は、すべてがうまくいきませんでした。これも経験ですよね。今日は、いいところがありませんでした。後は、世界選手権の準備をするだけです。今日よりいい演技をしたいです。これから一カ月、頑張ります」
(以下略)
おやすみなさい!!