こんばんは。90度近い湿度にぐったりしている種子島ぴーです。
さて、記事にするほどでもない話題かもしれませんが、
誰かに言いたかったので書いちゃおう(笑)
先日、ジャパンタイムズに載っていた書評に
Mao Asadaの名前を見つけて、びっくりしました。
同じ文章の中に、卑弥呼と出雲阿国(いずものおくに)という人名が見えたからです。
一部、引用させていただくと、
Edited by Laura Miller and Rebecca Copeland, “Diva Nation” celebrates the diversity and impact of Japan’s wow-women. From historical examples like Queen Himiko and Izumo no Okuni, the founder of kabuki, to modern pop culture stars like World Figure Skating champion Mao Asada and avant-garde performance artist and musician Yoko Ono, each essay highlights an influential Japanese woman.
(訳)
“Diva Nation”(本の名前)は、日本のすごい女性たちの多様性と影響を称賛しています。
- 女王卑弥呼や
- 歌舞伎の創始者:出雲阿国のような歴史上の例から、
- 世界的なフィギュアスケーターである浅田真央や
- アバンギャルドなパフォーマンスアーティストでミュージシャンでもあるヨーコ・オノのような現代ポップカルチャーのスターまで、
それぞれのエッセイで影響力のある日本の女性を取り上げています。
ここでの「ディーバ」は、歌姫ではなく、日本の歴史や文化において、アイコン(偶像)となった女性たちを指しているそうです。
私は、真央ちゃんを見ると、教科書に載っていた「吉祥天女像(きっしょうてんにょぞう)」を思い出すのですが、天女ってイメージ上の存在のような気がしませんか。
が、卑弥呼と言えば『魏志倭人伝』。
卑弥呼と言えば、邪馬台国。
日本史の教科書の最初の方に出てくる、誰もが知っている日本の女王ですよ。
日本を研究している海外の教授(著者)たちには、卑弥呼と真央ちゃんが、「女性史」という観点からは同列に解釈できるのだろうか?
と、考えるとすごい。
著者のミラー&コープランド両教授は、セントルイス地域でそれぞれ日本研究と文学を研究しています。
本のアイディアは、日本の女性たちにフォーカスした大学のシンポジウムがきっかけですが、集められたエッセイは、学問の域をはるかに超えて魅力的です。
ということで、興味をもたれた方は、読んで感想を教えてください。(☜どうやって?)
264ページあるそうなので、私は断念致します。
ちなみに……、
最初に読んだ書評は短かったのですが、詳しい書評には、
卑弥呼や真央ちゃんのほかに、
- トランスジェンダー・ビューティのアイコンであるIKKOさんや
- 女優・小説家・漫画家で日本のセクシャリティに革命を起こした内田春菊さん
も取り上げられているそうです。
だからなんだってわけではないですが。うーむ。
以上です。