ちょーっと時間を止めてくらっさーい!!
という感じで、ケージ・タナカが出るというのに、中国杯情報がぜんぜん追えていない種子島ぴーです。
当然ですが、ケージ・タナカはすでに中国入りしています。
そして、好調に練習しているようです。
今回の中国杯あらため資生堂カップ・オブ・チャイナ(以下中国杯)男子シングルは、「絶対的金メダル候補」という選手がいないと思っています。
もちろん、ボーヤン、メッシングさん、ケージ・タナカ、ジュンワン・チャ、ラズキンなど、すばらしいトップ選手が集まっていますが、ほぼ全員が安定性に欠けるという印象です(笑)
ある意味、もっとも観戦しがいがある大会かもしれません!!
メンバーは、こちらです。
1 ブレンダン・ケリー(オーストラリア)New!
2 キーガン・メッシング(カナダ)
3 コンラッド・オーゼル(カナダ)New!
4 ボーヤン・ジン(中国)
5 ハン・ヤン(中国)
6 フー・ジャン(中国)⇒開催国枠
7 ソウ・シイ(台北)
8 マッテオ・リッツォ(イタリア)
9 田中刑事(日本)
10 チャ・ジュンワン(韓国)
11 アンドレイ・ラズキン(ロシア)
12 カムデン・プルキネン(米国)
(棄権)
ヴィンセント・ジョウ
ロマン・サヴォシン(ロシア)
カナダCBCの記事を読んでみましょう。
資生堂カップ・オブ・チャイナの男子シングルは、優勝候補がたくさんいて、真の意味での最有力候補がいません。
それが、メダルの予想を面白くしています。
国際大会の新顔、カムデン・プルキネンが米国のジュニアチャンピオンになってから、2年も経っていません。
ショートで2位につけたあと、総合で4位に終わった前回のスケート・カナダが、プルキネンのグランプリシリーズデビュー戦でした。
耳慣れない名前の“プルキネン”は、この機会を利用して、フィギュアスケートシーンに、しっかりと名を知らしめました。
韓国のジュンワン・チャのキャリアは前途洋々で、昨シーズンのグランプリファイナルの銅メダルを含め、良い結果を残しています。
中国のボーヤン・ジンは演技に安定性を欠いているので、「彼が金メダルだ」と確信を持つことはできません。
しかし、2度の世界選手権銅メダルは、彼の実力が本物であることを示しています。
最終的な分析では、男子タイトルは、二人の経験豊かな男子選手に与えられるべきです。
一人目は、世界ランキング8位のカナダのキーガン・メッシング。観客にも人気があります。
二人目のベテラン選手は、プレシーズンのUSインタークラシックで優勝した、日本のケージ・タナカ。
スケート・カナダでは、キーガン・メッシングの一つ上の順位で、銅メダルを取りました。
私的見解
私も、ケージ・タナカはかなり有力なのではないかと思っています。
しかし、「そんなことを考えるのは、僕にとっては邪念」(サンスポ)と本人が語るように、できればメダル候補であることは、最後まで12億の中国人民に悟られないようにしてほしい。
そして、するっと表彰台に乗ってほしいと思う。
いや、でも、ショートで『ヒップヒップチンチン』が流れた瞬間に、「ムムッ」とみんなの関心を集め、フリーの『シャーロックホームズ』のラストの投げキッスで、微博にケージ・タナカの写真があふれるな。
さて、ほかに表彰台候補として浮かぶのは、
- キーガン・メッシングさん
- チャ・ジュンワン
- ボーヤン・ジン
- マッテオ・リッツォ
- アンドレイ・ラズキン
- カムデン・プルキネン
ね、試合によるアップダウンが激しい選手ばかりでしょ?!
見どころ1 ボーヤンはいつ踏み切るの?
一つ目の注目は、ボーヤン・ジン。
プログラム冒頭の4回転ジャンプのテイクオフの位置が、いつもとてもスリリング。
リンクの壁にあーーーーぶつかるぅぅぅというギリギリで飛び上がることが多く、必然的に着氷して後ろに流れることができません。
そして、一瞬でもテイクオフが遅れると、壁にぶつかりそうになって、空中で体を開いてしまう。
かといって、前回の米国杯のように、壁のかなり手前で飛び上がると、勢いが足りずに失敗する。うーん、ドキドキする。
ショートの4回転ジャンプで、順位が決まることが多い選手だと思っています。
見どころ2 お帰りハン・ヤン
ボーヤンが出てくる前は、中国といえば、ハン・ヤン。
覚えてない?? じゃあ、「エン・カン」だったら聞いたことある?
ない?? じゃあ、「閻 涵」という字面に見覚えは?
あるよねー!!
力強いジャンプをバンバン決めるけど、ダンスのセンスがゼロ。
ローリー・ニコルが、必ずダンスシーンを盛り込んで振付けていたのですが、「ローリーは、笑わせようとしているのか?」と思ったものです。
肩の怪我でしばらく休養していましたが、ついに大舞台に復帰です!!
最近見た動画では、別人かと思うほど、動きが洗練されていました。
ローリーの特訓が、ついに実を結んだのか、休養中に表現を磨いたのか?
4回転ジャンプは予定していないようですが、演技が楽しみです。
見どころ3 マッテオとジュンワン
イタリアのマッテオ・リッツォと韓国のジュンワン・チャ。
二人とも、来るぞ、来るぞ、来るぞぉぉぉと思わせておいて、
思ったほど来ていない選手です。(表現が適切でなかったらすみません)
昨シーズンは、鬼のように安定していたマッテオ君は、4回転ジャンプの種類を増やしたところで、崩れるようになってしまいました。
ジュンワンも、ここのところ調子がよさそうではありません。
しかし、この二人が突然、にょきっ、ドカーンと爆発しそうで、試合のたびにドキドキします。
見どころ4 引き続きのケージ・タナカ
今シーズンの弾けぶりで、世の中的にもヒップヒップチンチンなケージ・タナカ(意味不明)。
ジョジョの流れを花開かせた弾けぶりも注目ですが、安定感を増した4回転ジャンプと3ランクアップしたステップの馬力も注目です。
さらには、引き続き当代一のひじから指先までの美しいライン、フィニッシュではらりとひたいにかかる前髪も見逃せません。
さらに言えば、「真凛がショックを受けていたので僕がしっかりしなければ」といった、メンズな発言も聞き逃せません。
ってことは、なんだかんだですべて注目なわけです
ショートの衣装は新調したのだろうか?
「そんなことを考えるのは、今の僕にとっては邪念」??
かしこまりました!! 同じでいきましょう!!
しかし、オリンピック・チャンネルの告知ページに載っているケージ・タナカの写真のセレクトが、どーにもこーにもすばらしい!!
彼のひじから指先までの美しさを知っている人が、撮影したものだと思います。
そして、キーガン・メッシングさんも心配です。
緊張が解けて、悲しみが深くなっているかもしれません。
無事に滑り終えてほしいです。
また、恐れを知らぬプルキネンが、「オーケー??」ということで、優勝をかっさらう可能性も捨てきれません。
みなさん、中国杯は、結果だけニュースで聞いても、ストーリーがわからない展開になりそうです。
きっちり試合を見て、みんなでケージ・タナカを応援しましょう!!(と、いつのまにかケージ・タナカだけの話になっているのだった)