こんばんは。台風の影響は大丈夫でしょうか。東京の雨のピークは、まだこれからのようです。
さて、イタリアで開催されたロンバルディア杯。
昨日は、ライブ配信がYouTubeに切り替わり、まさにライブでドキドキしながら観戦することができました。ロンバルディアさん、ありがとうございます😄
Lombardia Trophy 2022 - 17.09.22 - YouTube
女子は、渡辺倫果選手が、SP、FPともに素晴らしい演技で金メダル!!
おめでとうございます。
冒頭のトリプルアクセル、2回転のごとくナチュラルに成功させましたよね。プログラムの中に、完全に溶け込んだジャンプでした。
私が思う彼女の魅力は、バレリーナのような美しい“型”をキープしながら、力強さを感じさせるところ。
そして、何を演じているかを明確に、表情から感じさせてくれるところです。
細かいところでは、ジャンプの着氷のときの指先の“ひらり”に引かれます。
フリー146.31で、PBを10点以上更新しての優勝です。
で、ですね。とても驚いたことがありました。
私には姉がおり、普段、フィギュアスケートをそれほど見ている人ではないのですが、試合の後、メールが届いていました。
本人の許可を取ったのでご紹介させていただきます。
ロンバルディア杯、渡辺倫果選手が優勝しましたね!
姉が渡辺選手の名前を知っていたことに、まず驚きました。
(以下、原文ママ)📧
実は、私、去年の全日本で渡辺選手を知りました。
仕事から帰宅してテレビをつけたら、全日本の女子ショートをやっていて、
ちょうど渡辺選手の演技が始まるところでした。
(私にとっては)渡辺選手は全く無名の選手で、
オリンピックや世界大会に出場できるのはほんの一握りだけで、
実際には多くの無名の選手がいて、頑張っているんだなあという感じで
チラ見しかけたのですが、
生き生きと滑る様子にぐいぐいひきつけられて、着替えもしないまま立ちすくみ、
最後は 滂沱の涙でした。
全日本は6位でしたが、その後も頑張っていたんですね!
おおぉ!!先入観なく見た人をくぎ付けにし、涙をあふれさせる。これぞ、「滑りで人を感動させる」ということ。
全日本のフリーは覚えていますが、申し訳ないことにSPは記憶になく🙏YouTubeで探して見ました。
SP『ハートライン』
渡辺倫果 Rinka Watanabe SP - YouTube
姉が着替えも忘れて見入った理由がわかりました。私も、力がわいてきました。
ロンバルデイア杯2位は、坂本花織選手でした。
彼女は、スロースターターと言われておりますが、
難しい構成、ステップのプログラムを滑っているからだと思います。
世界女王ということで、リンク関係者の熱気もすごく、今シーズンは、熱い視線を浴びながら演技をする試練もあるのかなぁと感じました。
ジャンプを入れての仕上がりはまだのようなので、
スケートアメリカまで、中野コーチとまた涙の鬼練が行われる予感😂
しかし、生で坂本花織の滑りを見た現地のちびっ子スケーターたちは、度肝を抜かれたと思います。
スピードやエッジの傾斜が未知の水準だと思います。エグイです。
しかも、イサドラ・ダンカン味がさらに増して、凄みがありました。
そして、かおちゃんは、銀メダルのほかに、「最高PCS賞」を受賞しています。
PCSが一番高かった選手に与えられる賞で、男子ではマッテオ・リッツォが受賞しています。イタリア開催ぽくて、いいですね。
かおちゃん、だーい好き♡
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優勝した倫果ちやんが、カメラを一身に浴びられるように、ボードのうしろにしゃがんであげるかおちゃんの図。
3位銅メダルは、エカテリーナ・クラコワ選手。
イタリアの作曲家マイケル・ジアッチーノのメドレー。
可憐で笑顔やしぐさがかわいいクラコワ選手は、無声映画とかイタリアシネマとか、ふんわりした世界観がとっても合いますよね。
今シーズンは、ブノワ・リショーから離れて、振付家を一新。フリーは、マッシモ・スカリとなっております。
彼女を見るたび、ロシアを離れて運が開けた選手だなぁと思ったりします。
ジャパンオープンに出場するクラコワ選手。招待を知ったとき、うれしくて泣いちゃったんですって。そんなこと聞いたら、ますます応援しちゃいますよね。
樋口新葉選手は、ジャンプが本調子ではないようで、フリー11位で9位にとどまりました。
しかし、私はしびれましたよ、『Le di a la caza alcance 』。後半のエストレージャ・モレンテの歌唱が入るところなんて、鳥肌が立ちました。
世界中の新葉ファンが、大喜びするプログラムだと思う。
シーズン後半に期待大です。