オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

涙もろくて

いやー、国別対抗戦って、こんなに感動的な大会でしたっけ?

試合見て泣いて、テレビのインタビュー見て泣いて、

シーズン最後の演技を終えた選手たちの、はじけた写真見て泣いて。

 

感動の涙って、しあわせだけど、体力使って疲れますよね。

いま、動けません。

 

村元哉中&高橋大輔組の『オペラ座の怪人』。

冒頭の、仮面をはがされるときの大ちゃんの表情が、

すごすぎて、もう、とんでもなかった!!

フィギュアの域を超えてしまってませんか??

 

 

かなだいの演技は、自宅で観ると、現地で観るより緊張して、

クッションをギュュュューッと抱きしめながら、観戦してました。

 

遂に、世界選手権、国別対抗戦と、

ノーミス演技をRD、FD共にそろえてきた二人に、

尊敬しかありません。

その裏にある努力と葛藤と、いろんな重いものが全部実になって花開いて、

フィニッシュと同時に、バーンと自分の仮面を取り払った哉中ちゃんに号泣。

 

 

演技後の開放感あふれる二人に、また涙。

 

 

かなだいだけでなく、シーズン最後の力を振り絞って、

疲労困憊の中、「プログラムを完成させたい」というスケーターが多くて、

感動、感動、感動と、感動が滝のように降り注いでくる大会です。

 

昨日は、手にキスの件を書きましたが、

マルコ・ファッブリが、演技が始まる瞬間に、

シャルレーヌ・ギニャールにウィンクして見せたの何なん?

 

そして、「遂にプログラムを思い通りに演じられた」ってなる展開、小粋すぎる。

 

女子も、トップのララ・ナキ・ガットマンが、

いきなり、シーズン最後にノーミス演技をしたところで、もう感動。

 

世界選手権で優勝候補から失意の下位に沈んだキム・イェリムが、

素晴らしいノーミスフリーを演じて、

珍しく感情爆発の特大ガッツポーズを見せたときも、もらい泣き。

 

紆余曲折がありながら、国際大舞台の常連になりつつあるアンバー・グレンが、

不調の中で跳んで見せた3Aにも、グッときた。

 

舞依ちゃんが、すべての力をしぼり出すように、

まさに渾身の演技を見せた『恋は魔術師』には、感謝の涙。

 

シーズン13試合に出場。妖精と鉄人を兼務。

 

かおちゃんの演技を見つめていた舞依ちゃんの目が、

涙でキラキラしているのを見て、私も涙。

 

プレッシャーの中、最終滑走でノーミス演技を達成したイ・ヘインにも涙。

これが、団体戦のチカラなのか。

個人戦の要素が強いフイギュアで、チームの仲間のチカラって、本当にすごい。

 

そういえば、昨日、男子のSPで、演技を終えたマッテオ君が、

グラッスル君の演技を見届け、リュックを背負って帰ろうとしていました。

で、キスクラの横まで階段を下りてきて、

(エテリコーチが来ていないので)グラッスル君の隣が空いているのに気づくと、

リュックを下ろして、隣に座ってあげていました。

 

話を戻して、テレビを見ていたら、

坂本選手と三原選手が一緒にインタビューを受けて、

「仲のいい二人で、明日はどんな応援を?」と聞かれた舞依ちゃんが、

「さっきの言葉を思い出して泣きそう」と涙し、

かおちゃんもつられて涙がこぼれ、二人でティッシュで涙をふく…という場面がそのまま流れました。

もちろん私も、ティッシュを取りに走りましたよ(笑)

 

「あの言葉」というのは、このことだと思われます。

坂本花織、三原舞依の涙にもらい泣き 支えてくれる存在が「身近にいるのは幸せ」 : スポーツ報知

坂本は「舞依ちゃんは今季、どの選手よりもたくさん試合を積んできて、頑張って来た成果もしっかり結果として表れたので、身近に感じることができてうれしかった。舞依ちゃんは、自分のことだけじゃなくて、私のことも気にかけてくれて、ダメだったときも、いつも優しい言葉をかけてくれるので、うれしいし、そういう存在が身近にいるのは幸せ」と語り、本人に直接思いを伝えたという。三原は涙を流したといい、その姿を見て、坂本ももらい泣きした。

 

かおちゃん12試合、舞依ちゃん13試合に出場。

中野コーチ、グレアムコーチ、川原コーチも同じように大変だったと思います。

すてきな試合の数々を、ありがとうございました。

 

「美しく、力強く」を絵にかいたような人

 

アイスダンスと女子は、競技を終えたわけですが、

大会前の下馬評とは違って、韓国が大健闘。

日本と1点差で2位につけています。

 

1位 アメリカ 90点

2位 韓国 75点

3位 日本74点

4位 フランス 60点

5位 イタリア 55点

6位 カナダ 51点

 

明日は、男子フリーとペアフリー。

韓国男子は、ジュンファンが神演技をしそうだからなー。

シヨンも、安定感があるときは、ノーミスできる人だし。

 

しかし、日本は、SPで出遅れたときは、必ずやフリーで神演技を見せる、

佐藤駿@怒涛のレッドバイオリンが控えているし、

『こうもり』をノーミスで演じて、観客総立ちの友野くんが見えます(透視)。

 

そして、やっぱり頼ってしまう、りくりゅう。

日本がペアに頼る日が来るなんて、もう本当に素晴らしい。

 

明日も、満身創痍の中、たくさんのスケーター、組が、

すばらしい演技でシーズンを締めくくれますように。