いやー、国別対抗戦って、こんなに感動的な大会でしたっけ?
試合見て泣いて、テレビのインタビュー見て泣いて、
シーズン最後の演技を終えた選手たちの、はじけた写真見て泣いて。
感動の涙って、しあわせだけど、体力使って疲れますよね。
いま、動けません。
村元哉中&高橋大輔組の『オペラ座の怪人』。
冒頭の、仮面をはがされるときの大ちゃんの表情が、
すごすぎて、もう、とんでもなかった!!
フィギュアの域を超えてしまってませんか??
かなだいの演技は、自宅で観ると、現地で観るより緊張して、
クッションをギュュュューッと抱きしめながら、観戦してました。
遂に、世界選手権、国別対抗戦と、
ノーミス演技をRD、FD共にそろえてきた二人に、
尊敬しかありません。
その裏にある努力と葛藤と、いろんな重いものが全部実になって花開いて、
フィニッシュと同時に、バーンと自分の仮面を取り払った哉中ちゃんに号泣。
演技後の開放感あふれる二人に、また涙。
#村元哉中 #高橋大輔 #国別対抗戦 #WTTFigure #FigureSkating pic.twitter.com/JPywcp1xsW
— 公益財団法人日本スケート連盟 Japan Skating Federation (@skatingjapan) April 14, 2023
かなだいだけでなく、シーズン最後の力を振り絞って、
疲労困憊の中、「プログラムを完成させたい」というスケーターが多くて、
感動、感動、感動と、感動が滝のように降り注いでくる大会です。
昨日は、手にキスの件を書きましたが、
マルコ・ファッブリが、演技が始まる瞬間に、
シャルレーヌ・ギニャールにウィンクして見せたの何なん?
そして、「遂にプログラムを思い通りに演じられた」ってなる展開、小粋すぎる。
女子も、トップのララ・ナキ・ガットマンが、
いきなり、シーズン最後にノーミス演技をしたところで、もう感動。
世界選手権で優勝候補から失意の下位に沈んだキム・イェリムが、
素晴らしいノーミスフリーを演じて、
珍しく感情爆発の特大ガッツポーズを見せたときも、もらい泣き。
紆余曲折がありながら、国際大舞台の常連になりつつあるアンバー・グレンが、
不調の中で跳んで見せた3Aにも、グッときた。
舞依ちゃんが、すべての力をしぼり出すように、
まさに渾身の演技を見せた『恋は魔術師』には、感謝の涙。
かおちゃんの演技を見つめていた舞依ちゃんの目が、
涙でキラキラしているのを見て、私も涙。
プレッシャーの中、最終滑走でノーミス演技を達成したイ・ヘインにも涙。
これが、団体戦のチカラなのか。
個人戦の要素が強いフイギュアで、チームの仲間のチカラって、本当にすごい。
そういえば、昨日、男子のSPで、演技を終えたマッテオ君が、
グラッスル君の演技を見届け、リュックを背負って帰ろうとしていました。
で、キスクラの横まで階段を下りてきて、
(エテリコーチが来ていないので)グラッスル君の隣が空いているのに気づくと、
リュックを下ろして、隣に座ってあげていました。
話を戻して、テレビを見ていたら、
坂本選手と三原選手が一緒にインタビューを受けて、
「仲のいい二人で、明日はどんな応援を?」と聞かれた舞依ちゃんが、
「さっきの言葉を思い出して泣きそう」と涙し、
かおちゃんもつられて涙がこぼれ、二人でティッシュで涙をふく…という場面がそのまま流れました。
もちろん私も、ティッシュを取りに走りましたよ(笑)
「あの言葉」というのは、このことだと思われます。
坂本花織、三原舞依の涙にもらい泣き 支えてくれる存在が「身近にいるのは幸せ」 : スポーツ報知
坂本は「舞依ちゃんは今季、どの選手よりもたくさん試合を積んできて、頑張って来た成果もしっかり結果として表れたので、身近に感じることができてうれしかった。舞依ちゃんは、自分のことだけじゃなくて、私のことも気にかけてくれて、ダメだったときも、いつも優しい言葉をかけてくれるので、うれしいし、そういう存在が身近にいるのは幸せ」と語り、本人に直接思いを伝えたという。三原は涙を流したといい、その姿を見て、坂本ももらい泣きした。
かおちゃん12試合、舞依ちゃん13試合に出場。
中野コーチ、グレアムコーチ、川原コーチも同じように大変だったと思います。
すてきな試合の数々を、ありがとうございました。
アイスダンスと女子は、競技を終えたわけですが、
大会前の下馬評とは違って、韓国が大健闘。
日本と1点差で2位につけています。
1位 アメリカ 90点
2位 韓国 75点
3位 日本74点
4位 フランス 60点
5位 イタリア 55点
6位 カナダ 51点
明日は、男子フリーとペアフリー。
韓国男子は、ジュンファンが神演技をしそうだからなー。
シヨンも、安定感があるときは、ノーミスできる人だし。
しかし、日本は、SPで出遅れたときは、必ずやフリーで神演技を見せる、
佐藤駿@怒涛のレッドバイオリンが控えているし、
『こうもり』をノーミスで演じて、観客総立ちの友野くんが見えます(透視)。
そして、やっぱり頼ってしまう、りくりゅう。
日本がペアに頼る日が来るなんて、もう本当に素晴らしい。
明日も、満身創痍の中、たくさんのスケーター、組が、
すばらしい演技でシーズンを締めくくれますように。