オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ザ・アイス日光公演、行ってきました~

こんにちはー。ザ・アイス日光公演最終日に、行ってきました~

 

日光初めて行きました。

 

楽しかった、楽しかった、楽しかった~

 



回を追うごとにメンバー同士のあうんの呼吸が増して、

観客としての私も成長しているし、

スケーターのプログラムも、観客の前で見せることでブラッシュアップされていくしで、もう最高です!!

見ようかどうしようか迷っている人がいたら、ぜひ!!

現地も配信も楽しいよ♡

 

 

日光霧降アイスアリーナは、初めて行ったのですが、

シャトルバスが行列すぎたので、観光もかねて、駅から歩きました。

 

これは、帰りのバスの行列です。

 

 

ちょっと曇っていたし、森林浴みたいで、ハイキングもなかなかよかった。

「こんなところにアリーナがあるのか?!」と疑っていると、

山の中に見えました~😊

 

 

入口だけ見ると、学校の体育館みたいなのですが、

中に入ると、とっても見やすい座席配置で、快適、快適。

どの席からでもよく見えると思います。

 

 

平日にも関わらず、9割ぐらい埋まっていて、驚きました。ほぼ満員。

私は、とてもいい席だったので、楽しい×3倍で、大満喫しました。

 

特に脳裏に焼き付いている演技

プログラムやいろんな人のすばらしい演技については、

後でまた書きたいのですが、とりあえず、衝撃を受けた演技を書き留めておくと。

 

ケヴィン・エイモズ 新FP『ボレロ』です!!

脳裏に焼き付いています!!

 

©kevin_aymoz

 

昌磨さんの『ボレロ』とは違うタイプの、正統派の演奏なのですが、

ケヴィン・エイモズの身体でしか踊れない『ボレロ』なんです。

 

衣装は、全身ブラックに、レッドの手袋。

写真がどこにもないんですよね…

昨年のザ・アイスのこの衣装で、手袋が赤だと思います。たぶん、仮の衣装。

 

from ©kevin_aymoz Instagram

 

ゆったりと音を取りながらも、ケヴィンのストレッチ、身体能力の高さ、観客へのエネルギーの放出とコンタクト能力、スピード、ライン等々によって、

単調な音の繰り返しなのに、一切、飽きさせない。一瞬たりとも目が離せない。

 

不要な動きが一つもなく、「次は何、何、見たい、見たい」って、見ながら思いました。

 

モーリス・ベジャールバレエ団の代表作の一つ『ボレロ』をご覧になったことはありますか?

フランスの振付家モーリス・ベジャールが振り付けたものですが、

私は、真っ先にあれが浮かびました。

フランス代表のケヴィンが挑むにふさわしいプログラム。

もうすでに完成されているように見えました。ケヴィンも、全身全霊を傾けて演じてくれました。昨日のような演技を世界選手権でやったら、優勝でOKです😆

 

かなりエネルギーを使うプロだと思いますが、私の中ではすでに、ケヴィン・エイモズの代表作になっております。

 

もう一つは、坂本花織新FP『Wild Is The Wind/Feeling Good』 by Ms.Lauryn Hill。

オリンピックの次のシーズン、昨シーズンと、宇野昌磨選手が次元を上げたと感じていましたが、

坂本花織選手も、苦難の昨シーズンを経て、今シーズン、明らかに次元が違っています。毎年、毎年、すごい花織ちゃんですが、まさか、このタイミングで、次元を一つ上げてくるとは思わなかった。そのことに、非常に感動しております。

 

花織ちゃんの

Nina Simone

 

前にも書きましたが、力強く、クールで、モダンで大人の色気もまとっている。

もともと、誰にも似ていないスケーターですが、

こんなタイプの曲を、自在に滑る人になろうとは!!

 

Feeling Good』という曲は、海外のオーディション番組で、気持ちよく高らかに歌い上げている人をしばしば目にするし、

昨シーズンは、シヨン・リー選手が、タキシードに超ネクタイのようなラスベガス的衣装(不確か)で滑っていたので、

「今日も元気だ空気がうまい」的な、開放的な曲だと思っていました。

 

でも、シヨンの演技を見て、あるスケート関係者が、「韓国のスケーターがFeeling Good、ジョージアのスケーターがスラムドッグ・ミリオネアを滑るのは奇妙」と言っていて、??と思って調べてみました。

 

そうしたら、抑圧された黒人の歴史が背景にあるとわかりました。

シヨンのラスベガス的衣装はたぶん、曲を歌っていたマイケル・ブーブレのジャケット写真が関係しているのかな…と、憶測ですが、そんなことを考えたことがありました。

 

花織ちゃんのFeeling Goodは、ニーナ・シモンへのトリビュートアルバムに入っているもの??(不確か)。

曲のまとう空気を、すごく上手に表現していて、スケートで酔いしれてしまいました。

ジャズ・バーにいるような感覚。行ったこと、ほとんどないけど(笑)。

ウイスキーのグラス片手に見ても安心して見られるくらい、ジャンプも何もかも安定していた坂本花織選手でした。

 

昌磨やほかのプロについては、また後で書きます。