こんばんは。
ネーベルホルン、東京大会、中部大会、ジュニアGPハンガリー・ブタペスト大会が一挙に開催されている週末。
体力的にも、時間的にも、すべて追うのは無理ですよね。
私は、ネーベルホルン杯と、
リンツ大会で魅了された垣内珀琉選手、柴山歩選手が出場している
ジュニアグランプリのブタペスト大会を観戦しました。
男子シングルでは、ハッピーオーラをふりまく垣内珀琉選手が、銅メダルを獲得。
おめでとうございます!!
SPの『カルーソ』はライブで見ましたが、
気品あふれるジャンプを、粛々と美しく決めていきました。
謎だったのは、スピンが1つ、
途中で止まってしまうかと思うくらい非高速回転だったこと。
理由は未確認です。
SPは、3位と僅差の4位。垣内選手は3Aを入れていませんが、
フリーでは4回転が入るので、逆転できそうな予感がしていました。
フリーは、誰もが笑顔になっちゃう『Wake Me Up.』
暫定トップに立つには、112.10点が必要で、
垣内選手の自己ベストは111.12点・・・という場面で、
冒頭でいきなり素晴らしい出来の4Tをスパーン!!
加点もついて、これ1本で11.13点を獲得しました。
彼のジャンプは、軸がまっすぐきれいで、回転が速いですよね。
1つ謎だったのは、コンビネーションジャンプがオーバーターンになったあと、
にっこり笑って、ひょいっと1回転したのですが、
スコアボードには、「2A+3T」と「1T」に分けてカウントされていました。
「3連ジャンプだったのでは??」と思って採点表を見たら、
「2A+3T+1T」と「空欄」に分けられていました😂もったいない。
そして、私も実況解説のヘンレッティさんも大好物の、コリオシークエンス。
「何がそんなに楽しいの」っていうくらい、
めちゃくちゃ笑顔で楽しそうに歌いながら踊るので、つられて笑ってしまいます。
ここだけ何度もリピしたい。
見たことがない方は、一度、垣内選手のフリー『Wake Me Up』を見てみてください。
終盤にはいる前のコリオシークエンスのダンスが、ハッピー過ぎて秀逸です。
フィニッシュした後の観客へのご挨拶も、本当に楽しそう。
解説のヘンレッティさんも、「SPの『カルーソ』とは全然違う。こちらのプロのほうが、気持ちよさそうに滑っている」と。
それから、「2A→3Aを習得するのが簡単ではないケースでは、彼のように先に4回転を習得するのもよい方法」と言われていました。確か、宇野昌磨さんもそうでしたよね。
得点は、SBの133.87で暫定1位。
キスアンドクライでの、淀粧(よど)コーチとのピュアな喜びように、
私もハッピーになりました。
そして、先ほど、女子フリーが終了。
柴山歩選手が、銅メダルに輝きました。おめでとうございます。
リンツ大会では、悔し涙を流していた柴山選手でしたが、
今回は、SPからして別人のようでした。
「ゾーンに入っている」という感じ。
SP『死の舞踏』は、アグレッシブに攻めて、
狂気と自信を感じる演技で2位でした。
FP『The Orangery Plan他』は、正確で精緻で優美。
とんでもなく落ち着いて、一つ一つのジャンプを跳んでいくので、ほれぼれしました。
そして、凝ったコリオとジュニアとは思えない表現力。
コレオシークエンスの、足を入れ替えて持ち替えるコリオや、
サルコウの入り方は、ため息が出るほど美しかったです。
最後のスピンで尻餅をついたけど、フィニッシュボーズを咄嗟に変えたので、
「ごまかせたかな」と、わくわくしました。
レベルは取れていましたが、出来ばえは引かれちゃいましたね😅
あの演技でフリー4位だから、全体のレベルが高いなぁ。
キスクラで、総合順位が出て、表彰台が確定したときの喜ぶ姿と涙が素敵でした。
以上、駆け足ですが、お気に入りのジュニア2選手がメダルを獲った、ブタペスト大会の感想でした。