全日本選手権後に保留になっていた
アイスダンスの世界選手権代表が、
四大陸選手権の成績で決定することが発表されました。
https://www.skatingjapan.or.jp/common/img/info/wfsc2024_icedance.pdf
全日本選手権で1位~3位になった
- 小松原美里&小松原尊組
- 田中梓沙&西山真瑚組
- 吉田唄菜&森田真沙也組 のうち、
四大陸選手権で最上位になった組が、世界選手権の正代表となり、
2番目の組が、補欠になります。
四大陸選手権の日程は、1月30日から2月4日。
今までこのような決定の仕方は前例がなく、
思い切った決定だと思います。
試合としては、面白くなると思いますし、
世界選手権への選考を、国際大会のジャッジにしてもらうのは、公平で恨みっこなしだと思います。
しかし、こういうとき、選手に感情移入して、
ドキドキして演技を正視できない傾向のある私。
発表を見ただけで、心臓がばくばくします。
こういうとき、アスリートは、「よーし、やってやるぞ」と、血が騒ぐのでしょうか。
田中梓沙、西山真瑚組は、全日本後のメダリストオンアイス練習中に、田中選手が怪我をして、ショーへの出場を取りやめました。
親指の2本の腱が切れかけていて、長野県の病院で緊急手術しました。すぐに練習再開するかどうか迷ったのですが、幸い、手の怪我だけですし、2月の四大陸選手権には間に合うかもしれないと思い直して、モントリオールでやれる練習はやろう、ということになりました。
【ロングインタビュー(1)】全日本2位の翌日、怪我で手術。強運も不運も味方に「あずしん」練習再開(野口美恵) - エキスパート - Yahoo!ニュース
怪我は不運でしたが、「四大陸に間に合うかもしれない」と気持ちを切り替えて練習に戻ったことが、どうか吉と出ますように。
全日本選手権では、
RD1位は、田中梓沙、西山真瑚組
FD1位は、吉田唄菜&森田真沙也組
総合1位は、小松原美里&小松原尊組。
点数も拮抗していたので、この1カ月でどれだけ力を伸ばしたかが、
如実に現れることになります。
3組とも、力を出し切れますように。
それにしても、日本アイスダンスの土壌は、
かなだいというブルドーザーによって、
ものすごいスピードで耕されていっている気がします。
選手層も広がったし、選手の成長スピードも速くなったし、
ファンの声も大きくなったし、
スケート連盟の動きも変わったし、いろいろすごい。