こんばんは。PIW東京公演に行ってきました。
土曜日の午後の公演です。
小雨降る寒い日で、駅の周りにはほぼ何もお店がない中、
駅のトイレに行列ができていました。
客席は、9割方埋まっていて、出演者全員の演技がすばらしかったこともあり、
大盛り上がりでした。
昌磨のブラック『ダンシング・オン・マイ・オウン』も見られたし、
とにかく行ってよかったし、大満足でした。
そして、プリンスと言えば、最後のミート&グリートで、
出演者の写真を撮れるのがお楽しみの一つ。
みなさんのブログやSNSに、素敵なお写真の数々が載っていて、
見ているだけで、楽しかった雰囲気がよみがえってきます。
で、です。
いつものように、倍率2倍のスマホのみを手にして、ミート&グリートに臨んだ私。
試し撮り段階から写真が粗すぎて、Timelapse (コマ送り)状態😑
しかも、前の席の方が頭上にスマホを掲げて撮影していたので、
どうしたって、その方の後頭部やスマホが映りこんでしまい、まさに「鏡の中の鏡(Spiegel im Spiegel)」状態😂😂
👇こんな感じ
ということで、途中であきらめて、適当にシャッターを押してみたりみなかったり…。
写真なしでブログを書こうと思ったのですが、
「いやー、写真はあったほうがいいっしょ」と、夫。
「こんな感じの写真なんだけど、あったほうがいい?」と言って見せると、
「これは、写真が粗いとかじゃなくて、腕が下手すぎるんじゃない」と、笑い転げられました。
結論として、これらの写真をそのまま載せると、
みんなに軽蔑されるレベルなんじゃないか、と😑
とはいえ、会場の雰囲気はお伝えしたい。
ということで、写真をできる限り縮小したうえで、
集合写真にして、一つひとつがわかりにくい展開にしてみることにしました。
いかがでしょうか😑😑😑
いやー、我ながらヒドイですね。
次回、プリンスアイスワールドに行くときは、必ずや望遠レンズを持参し、
「私は写真の腕前もけっこういけるんですゼ」というのをお見せしたいと思います。
さて、雰囲気が伝わったところで、ゲストスケーターについて。
本田真凛さんは、全日本選手権で披露できなかった『リトルマーメイド』。
競技引退を発表し、呪縛から解き放たれたかのように、のびのびとして、しあわせそうに見えました。しあわせが一番ですよ。
中田璃士さんは、今季のSP『天使と悪魔』。グランプリファイナルで優勝し、自信がついたこともあるのか、一段と華が増していました。
織田信成さんは『キンキーブーツ』。初めて生で見るローラに感激。演技時間が長くて、体力を消耗するプロだと思いますが、ショーダンサーそのものの魅せ方と猫膝を使ったタノジャンプに「見に来てよかった」と思いました。こういうプロが見られると、アイスショーの価値が上がります。
島田高志郎さんは、チャップリンの曲も交えながらの『アーティスト』。今回感じたのは、高志郎君は、スポットライトを見上げる表情がピカイチだということ。ライトに顔を向ける角度もすばらしい。手足が長いから、腕を広げるとリンクに映えます。いつのまにか、すっかり、スタースケーターです。
樋口新葉さんは今シーズンのフリー『Fix You』。滑り出すと、一流であることがすぐにわかる、新葉ちゃんの滑り。後半の心躍る『 Paradise』で、来シーズンに続く道を感じさせてくれました。新葉ちゃんの滑りは、生で見るのが一番ですね。
かなだいは『makeba』。これまた、0.001秒も目をそらせない完璧な“作品”。曲もコリオも衣装も演技も視線も、文句なし。全世界に見てほしい演技です。曲のセレクトがすごいと思う一方で、同じ曲を使っても、何の変哲もないプログラムになっちゃうスケーターが多そうなので、かなだいのクリエイター力はすごいと、改めて今後の活躍・展開が楽しみに。手拍子&ヒューヒューで、観客を乗せまくりの幸せな時間でした。
荒川静香さんは『キャッツよりメモリー』。いつどのショーでどのプログラムを見ても、すばらしすぎて感嘆します。競技を止めても劣化せずに進化したスケーターの先駆けではないかと思います。金メダルを獲った後にどんどんうまくなるスケーター。衣装も、毎回、すばらしいクオリティ。グリザベラそのものに見えました。
宇野昌磨さんは、『ダンシング・オン・マイ・オウン2024』。紹介アナウンスの時の声援は、ひときわ大きかったです。でも、演技が始まると、あまりの演技に圧倒されて、客席が水を打ったように静まり返っていきました。
2019年、2020年当時のダンオンとは別物で、スケーティングも表現も、違うステージに上がった昌磨が演じるダンオン。極上。至福。見る喜び、見せてもらった喜び…ちょっと言葉にできないです。
ステップのツイヅルで8回転くらいしたかも(数えてないけど)。また見たいなぁ。
今シーズンのフリーは、プロとしてはまだ大好きとは言いきれないのですが、間違いなく感じたのは、今シーズンの『Timelapse/Spiegel im Spiegel』があってこその、“この”ダンオンだということ。難しい新フリーを、「感動させられないとしたら自分の力不足」と、謙虚に語っていた昌磨くん。表現を必死に伸ばそうとしている過程で見せてくれた、言葉を失うほど圧倒的な何かを放っていたダンオン。今も、頭の中に、ずーっと残っています。
他にもいろいろ書きたい、書くべきだと思いますが、
写真をいろいろ加工していたら、疲れちゃったので
この辺で、おやすみなさい。