オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

四大陸男子SP、またしても最終グループは神演技続き

いよいよ始まりました、四大陸選手権。

女子の最終グループを見て、ちょっとしょんぼりしていたのですが、

舞依ちゃんの試合後インタビューを見て、復活。

男子は、途中から観戦しました。

 

まず、ジャンプが失敗しても、私は、マキシム・ナウモフ選手の演技が好きなことを、再認識しました。

ゴージャスなスケーターで、見入ってしまった『Glimpse of Us』。

 

 

そして、アンドリュー・トルガシェフ選手が、

たいへんなことになっていました。

髪をかき上げただけで、この色気はいかんのでは。

 

 

そんなことを思いながら試合が進んでいき、

最終グループに登場したボーヤン・ジン選手。

 

ボーヤンの演技を見ているうちに、なんだかとてもしあわせな気分になっていって、

多幸感がコップからあふれ出してくるような心地に。

ジャンプが成功するボーヤンを見るのは、やっぱりしあわせ。

ボーヤンがジャンプを失敗して、がっかりしているのは見たくない。

 

ジョーイ・ラッセル振付の『Vienna』の選曲もコリオも最高。

ボーヤンが、曲の盛り上がりと共に、バルーンに乗って大空に飛んでいくような感覚がありました。

 

 

至福のノーミス演技に、

「これはもう、ボーヤン、絶対表彰台に乗るな」と確信していたのですが、

点数は、90超えると思ったら、89.41。

ルッツとトゥのコンビネーションがあって、

ボーヤンのルッツと言えば4回転だと思い込んでいたけれど、

後から確認したら、3回転でした。

 

会場は、大歓声で、あっという間に、ぬいぐるみ投げ込み合戦開始。

中国男子2人も、複数個投げ入れていました。

今回は、“投げ込みOK”のルールだったらしい。

 

 

草太君がインタビューで、「ボーヤン選手の後に決まってから、リンクに入った後、練習す時間はあまりないとわかっていた」と話していました。

フリーも、草太君がボーヤンの後なのかな…😰がんばれ~

 

その草太君は、びっくりするくらい堂々としていて、

すべてのジャンプ、すべてのポーズ、すべての表情が盤石でした。

 

 

ついに、『カメレオン』を一切の照れなく、キメキメに決めて見せる山本草太を目撃。

当然90点超えの94.44。ボーヤン超えに、会場からどよめきが。

「これはもう、草太君、絶対表彰台に乗るな」と確信。

 

続いて登場したのは、全身から、白いブラウスから、指先から、エレガントなオーラがこぼれ落ちるジュンファン・チャ。

 

 

オーラが、半端なかったです。

♪スタ~って感じ。

4回転サルコウは、カメラの位置も完璧で、ゴージャス過ぎる着氷に、「ヒッ」と後ろに下がってしまいました。

しかも、伝家の宝刀“3Lz+3Lo”を見事に決めて、

「あれ、ジュンファン、怪我してなかったっけ?」と驚きました。

最後のスピンで、わずかなミスがあったのが惜しかったけれど、

ぬいぐるみ投げ込みOKならば、そこは目をつむってもよかったのではないか、と思う(意味不明)

ほぼノーミスで95.30を叩き出し、「これはもう、ジュンファン、絶対表彰台に乗るな」と確信しました。

 

オーラが凄過ぎる先輩方のあとに、ちょこんと登場した駿くん。

可愛すぎるけど、大丈夫なのか??

 

 

と思ったけど、動き出したらさすが!

4T+3Tを軽々と跳んで、「男は黙って4Lz」(©熱心な駿くんファンの方作)を、

ひょいっと決めました。

佐藤選手のジャンプは、軸がまっすぐで、力みがまったくなくて、「スキップの途中に跳んでみました」状態。

スピンが心配だったけれど、きっちり丁寧に演じてすべてレベル4でした(拍手)。

 

『リベルタンゴ』のセクシーねっとりコリオは、あともう一歩、粘度をプラスしてほしいけれど、

今シーズンの中では、一番ねっとりしていたと思う。

100点超えるかな~と思ったら、99.20で寸止め。

キスクラで日下コーチがいつもように興奮して、駿くんの頭をヨシヨシしてました。

「これはもう、駿くん、SP1位だな」と確信しました。

 

そこへ登場した、鍵山優真選手。

恐ろしいほどに、“若手選手感”がない。

(オリンピック銀メダリストだから、当たり前か?!)

 

 

最初から最後まで、ものすごい気合で、

「はっ」「はっ」「ほっ」と、合気道並みにすべての動きに力と魂が込められていました。見ていて若干疲れた『ビリーバー』であったが、

文句なしの106.82で、ぶっちぎりのトップへ。

 

SPの結果は、

🥇鍵山優真106.82

🥈佐藤駿99.20

🥉ジュンファン・チャ95.30

🏅山本草太94.44

🏅ボーヤン・ジン89.41

🏅ウェスリー・チュウ83.50

🏅ミハイル・シャイドロフ81.76

 

フリーの構成を考えると、

ゆまち、駿くん、ジュンファン、草太君にシャイドロフを加えたあたりが、

表彰台争いになるでしょうか。

SPもFPも神演技が続いたら、伝説の四大陸選手権になりそう。

そして、改めて思ったけど、ボーヤンとジュンファンのスターオーラ、すごい。