日本のアイスダンスカップル3組が、ISUのチャンピオンシップに出場するという、
歴史的な今回の四大陸選手権。
世界選手権の代表を、四大陸の結果で決めるという点でも、
歴史的な大会です。
先ほど、大会を最初から最後まで見まして…
まず、日本代表の3組は、どの組も素晴らしかったです。
田中 梓沙/西山 真瑚組は、田中選手の怪我の治り具合が心配でしたが、
どーして、どーして!
軽快なスーパーマリオを、心から楽しめました。
こういうコミカルな演技は、日本人は得意ではないと思っていたのですが、
西山選手の表情の作り方がナチュラルだし、
田中選手の初々しくはつらつとした動きも好感度大。
躊躇するところのまったくない“スーパーのびのびマリオ”を、見事に演じました。
吉田 唄菜/森田 真沙也組は、強烈な個性を放つ、ワイルド三部作。
オープニングの森田選手のフライングジャンプからドーンとぶちかまして、
「おおーっ」と観客をひきつけ、そこからの“唄菜目ヂカラ”の強いこと、強いこと。
自信にあふれていて、すがすがしいくらい怖いものなしの、
まさに、Real Wild Childでした。
小松原美里/小松原尊組は、
全日本のときよりもスピードが速くなっているのを感じました。
前半は、若手に追われる立場ゆえか、緊張が見えて、動きがやや硬い印象。私も緊張しました。
が、途中から波に乗ってきて、ジャンプしてからのローテーショナルリフトは、迫力がありました。
しかし、私は、アイスダンスの点数のしくみがよくわからず…
全日本選手権のRDの点数は、
1位 田中/西山組71.08
2位 小松原組70.89
3位 吉田/森田組64.00(ツイヅルで大きなミスあり)
今回は、
最初に滑った田中/西山組が62.09で、「低っ😨」となり、
全日本より明らかに良いはずの吉田/森田組が62.86で、「!😨」となり、
「この流れだと接戦で64点くらいか?」と予想した小松原組が、71.29😱
今回、日本3組中の点数は、
1位小松原組71.29
2位吉田/森田組62.86
3位田中/西山組62.09
どうなってるの? よくわかりませんなぁ。
最初に点数を見たときは、「小松原組が、唐突に高すぎるのでは」と思いましたが、
「田中/西山組(あずしん)と吉田/森田組(うたまさ)が、低すぎる」っていう解釈のほうが合っているのかもしれません。
よく、「アイスダンスは、序列によって点数が決まる」「大きなミスがなければ、点数の変動はない」と言われますが、
日本の若手二組は、国際的な知名度がないから、点数が低くなっているのかしら。
とするならば、NHK杯で開催国枠を使っていれば、
若手二組の顔を国際的に売ることもできたし、
開催国の選手なので、悪くない評価をもらえて、そこがスタート地点になったのでは?
という思考は、もはやスポーツではないな😑
今回の採点表を見ると、若手二組ともPCSが低いのと、
PSt (パターンダンスタイプ・ステップ・シークエンス)が「B」になっていて、
「B」というのは、レベルが1に満たない、という解釈で合ってますか?
PSt2 だと基礎点は7.95
PSt1だと基礎点は7.45
PStBだと基礎点は5.0。
それにGOEが付きますが、当然、GOEは高くならない。(解釈が違ってたらすみません)
RDでの小松原組との点差が、うたまさ8.43、あずしん9.2ついています。
これをFDでひっくり返すことは…😑
シングルと違って、頑張れば逆転可能…という世界でもないような気がして、
なんか…なんか😑😑です。
こういう状況を見ると、畑違いのシングルからアイスダンスに殴り込みをかけた形になった高橋大輔&村本哉中組が、
実績なしで世界であれだけの戦いをしたのは、本当にキセキのようなものだったと思う。
さて、現在のトップは、パイパー・ギレス/ポール・ポワリエ組。
レベルの違いが一目瞭然だった、圧倒的にすばらしい演技でした。
たぶん、優勝は、間違いないです。
なぜなら、2位は、ロランス・フルニエ・ボードリー/ニコライ・セレンセン組だから。優勝したら、またややこしいことになるから😑
性暴行疑惑で訴えられて調査中の身で、カナダ選手権も撤退したニコライ・セレンセンが、直後に開催される国際大会に普通に出てきて滑っているのが謎。
実況解説者も、一切そのことに触れませんでした。捜査中であることも、カナダ選手権に出なかったことも。
間違いなら間違いで教えてくれれば、ブログにもちゃんと書きたいし、書く責任があると思っています。
プログラムの曲「トップガン」の出だしのセリフがリンクに響いて、
「I am dangerous-私は危険人物」って、なんか…なんか😑しゃれにならないでしょう。
優勝して、優勝インタビューで「私は無実です」と宣言する道もある。
真実がわからないので、なんとも言えませんが。