オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

【予習】グランプリシリーズ開幕直前

こんにちは。今週末から、グランプリシリーズが始まります。

ぼんやりして、何の準備もできていないので、

少しずつ予備知識を入れていきたいと思います。

 

 

今日は、ISU国際スケート連盟のニューか「On your mark, get set, go: the ISU Grand Prix of Figure Skating Series 2023/24 is about to start!(位置について、用意どん! ISUのグランプリシリーズ2023/24が始まります)」を訳しながら、

日本代表の誰がどの大会に出るのか、ざっくり頭に入れたいと思います。

 

(意訳)

さあ、今シーズンもまた始まりますよ。みなさん、夏の間、待ち遠しかったですよね。

ISUグランプリシリーズ2023/24が開幕します。現世界チャンピオン4人(組)全員を含む、主要な世界的スケーター 宇野昌磨(日本)、坂本花織(日本)、三浦璃来/木原龍一(日本)、マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(米国)、そして、オリンピックや世界選手権のメダリスト、欧州選手権のチャンピオンとメダリストたちが、12月7-10日に北京で開かれるグランプリファイナルの出場権を目指して、順位とポイントを競います。

 

■イベント概要

ISUフィギュアスケートグランプリシリーズは、スケート・アメリカ、スケート・カナダ・インターナショナル、グランプリ・ドゥ・フランス、中国杯、グランプリ・エスポー(FIN)、NHK杯(日本)の6つのイベントで構成されています。

中国杯は、新型コロナウィルスのパンデミックにより2021年と2022年は中止されましたが、復活しました。

 

現在、25の ISU メンバー(国・地域)を代表する135人以上のスケーター/カップルが、グランプリシリーズに招待されています。各イベントの最大エントリー数は、女性 12 名、男性 12 名、ペア 8 組、アイスダンス10組です。

 

スケート・アメリカ、テキサス州アレン(米国)(2023年10月20~22日)

ISUグランプリは、伝統的にスケート・アメリカで始まります。今年は10月20日から22日までテキサス州アレン(米国)で開催されます。

 

グランプリシーズンで初戦の幕開けを飾るのは、世界選手権アイスダンスチャンピオンのマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(米国)と2023年ISU世界選手権銅メダリストのイリア・マリニン(米国)、そして2019年ISUグランプリファイナリストのケヴィン・エイモズ(フランス)です。

 

一方、世界選手権ペアチャンピオンの三浦璃来/木原龍一組(日本)は、木原龍一が腰椎分離症のため棄権しました。

 

女子シングルでは、世界選手権で2度メダルを獲得したルナ・ヘンドリックス(ベルギー)が、グランプリファイナル銀メダリストのイザボー・レビート(米国)と対戦します。

ジュニアで世界チャンピオンだったアイスダンスのカテリーナ・ムラズコワ/ダニエル・ムラゼク(CZE)が、グランプリシリーズに初出場します。

 

日本からは、佐藤駿、壷井達也、吉岡希、千葉百音、河辺愛菜、吉田陽菜選手が出場します。 ジュニアからシニアに上がったフレッシュな選手が多いですね。私は、激変した佐藤駿くんが、表彰台に乗る姿を楽しみにしています。

 

スケート・カナダ、バンクーバー(カナダ)(2023年10月27~29日)

次は、10月27~29日にバンクーバーで開催される、スケート・カナダ・インターナショナルです。この大会には、2度の世界女王である坂本花織(日本)、2023年世界選手権銀メダリストのチャ・ジュンファン、2023年四大陸選手権チャンピオンの三浦佳生が出場します。

アイスダンス部門では、2023年世界選手権銅メダリストのバイパー・ジル/ポール・ポワリエ組(カナダ)が、シーズンのスタートを切り、ヨーロッパ選手権銅メダリストのライラ・フィアー/ルイス・ギブソン組(英国)と激突します。

2023年四大陸選手権銅メダリストのディアナ・ステラ―ト/マキシム・デシャン組(カナダ)が、ペア部門をリードします。

 

日本からは、三浦佳生、友野一希、山本草太、坂本花織、渡辺倫果、松生理乃選手が出場します。 私は、女王坂本花織のパワフルなのにアンニュイなフリーが楽しみすぎる。 そして、ニュー友野2作品の評価も期待。ジェフリー・バトルは、キスクラに座ってくれるのか?! 佳生くんが『進撃の巨人』でぶちかますのも見た過ぎる。 しかし、ニュー草太の『カメレオン』もあるし、倫果ちゃんの追い込み、松生さんの国際部隊復活あるし、カナダは日本代表が盛りだくさんですね。

 

グランプリ・ドゥ・フランス、アンジェ (フランス) (2023 年 11 月3~5 日)

続いて、グランプリサーキットはヨーロッパへ向かい、11月3日から~5日にアンジェ(フランス)で開催される第3戦フランス大会です。

ここで、マリンニンは、グランプリファイナル進出を目指し、欧州チャンピオンのアダム・シャオ・イム・ファ(フランス)と2022年オリンピック銀メダリストの鍵山優真(日本)と対戦することになります。

 

女子シングルで注目されるのは、2023年四大陸選手権女王のヘイン・リー(韓国)、イザボー・レビート、欧州選手権女王のアナスタシア・グバノワ(ジョージア)。

 

アイスダンス部門は、2023 年欧州チャンピオンのシャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファッブリ組(イタリア)と2023年四大陸選手権銀メダリスト、ローレンス・フルニエ・ボードリー/ニコライ・ソーレンセン組(カナダ)がけん引します。

 

ペアの最注目は、2023年欧州選手権チャンピオンのサラ・コンティ/ニッコロ・マチー(イタリア)です。

 

日本からは、島田高志郎、鍵山優真、片伊勢武アミン、樋口新葉、住吉りをん、千葉百音選手が出場します。 ここまで、昌磨の登場はまだですが、早くもマリニン君が、グランプリ大会出場を確実にしている可能性もあります。ボーヤンもグラッスルもアダムも集う、華やかな大会です。 新葉ちゃん、ゆまちのカムバックも楽しみです。もちろん、高志郎くんの『死の舞踏』も。そして、フランスにぴったりの片伊勢くんも…

 

中国グランプリカップ、重慶(CHN)(2023年11月10~12日)

11月10~12日に重慶(中国)で開催される中国杯は、現世界王者の宇野昌磨(日本)にとって、最初の2023/24シリーズ大会となり、アダム・シャオ・イム・ファと対戦します。 中国杯には、ルナ・ヘンドリックス、2023年グランプリファイナルチャンピオンの三原舞依(日本)、2023年四大陸選手権銀メダリストのキム・イェリム(韓国)も登場します。

 

アイスダンス部門の最有力候補は、ジル/ポワリエ組であり、ステラト=デュデク/デシャン組は、ペア部門をけん引し、2022年四大陸選手権銀メダリストのエミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ組(米国)の挑戦を受けます。

 

いよいよ、宇野昌磨登場。 日本からは他に、友野一希、山本草太、三原舞依、渡辺倫果、吉田陽菜選手が出場します。 アダム、友野くん、草太くんが、ファイナルの切符をかけて、昌磨に挑んでくることになってるといいな。そして、ファイナル連覇に挑む舞依ちゃーん!! 最近の大会を棄権しているので、何事もなく、体力を蓄えてくれているといいのですが。

 

グランプリ・エスポー(フィンランド)(2023年11月17~19日)

グランプリ大会サーキットは、続いてヨーロッパに戻り、11 月 17 日~19 日にかけて、グランプリ・エスポー (フィンランド) が開催されます。

フィンランド大会に出場するのは、坂本花織、2023年欧州選手権銅メダリストのキミー・レポンド(スイス)、ジュンファン・チャ、ケヴィン・エイモズ、三浦佳生、2023年欧州選手権銀メダリストのマッテオ・リッツォ(イタリア)、サラ・コンティ/ニッコロ・マチー組(イタリア)、チョック/ベイツ組(米国)です。

 

日本からは、三浦佳生、佐藤駿、島田高志郎、坂本花織、河辺愛菜、住吉りをん選手が出自用します。そういえば、住吉選手、また強化選手Aに名前があってよかった。花織ちゃんとチョック/ベイツ組は、間違いなくファイナルの切符を手にすると思いますが、ジュンファン、ケヴィン、佳生くん、駿くん、高志郎くん、マッテオ…このあたりが、ファイナルへの道に向けて、神演技を見せてくれそうな予感の大会です。

 

NHK杯、大阪(日本)(2023年11月24~26日)

グランプリファイナルへの最後の出場枠は、11月24日から大阪で開催されるNHK杯で決定されます。世界選手権王者の宇野選手、三浦・木原組を筆頭に、鍵山選手、ヘイン・リー、三原選手、グバノワ選手がメンバーに加わります。アイスダンス部門には、ヨーロッパのトップ2、ギニャール/ファブリ組とフィアー/ギブソン組が出場します。

 

花形選手が集う、NHK杯。

日本からは、宇野昌磨、鍵山優真、壷井達也、三原舞依、樋口新葉、青木祐奈選手、三浦璃来/木原龍一組、小松原美里/小松原尊組が出場します。

 

舞依ちゃんにファイナル切符を!!しかし、キム・イェリム、ヘイン・リー、ソヨン・ウィ、ブレイディ・テネル、ニーナ・ピンザローネ、グバノワ、新葉ちゃんと、なかなかの顔ぶれが揃っております。

そして、りくりゅうは、復帰するのでしょうか。1戦のみでファイナルに行けないのであれば、無理せず、治療に専念してほしいです。人気者だから、主催側としては出てほしいと思いますが。

アイスダンスの小松原組も、久しぶりに演技を見るので、新鮮な気持ちです。

そして、宇野昌磨選手と鍵山優真選手が、久々にしのぎを削ります。

表現に力を入れることに振り切った昌磨と、コストナーコーチの元で表現を磨いたゆまち。楽しみです。

 

グランプリシリーズは、特に選ばれた選手たちが出場する大会で、

人数も少なく、あっという間に大会が終わり、

毎週、毎週、次の大会に移っていって、楽しいけど疲労困憊。

でも、終わると寂しい、私にとってのシーズンのハイライトです。

そして、一年があっという間に過ぎていくことを実感します。