オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

スポンサーにも しみていく 友野くんの良さ

こんばんは。

第一住建グループさんが、友野一希選手と2023年度のパートナー契約を結んで、

グランプリシリーズを始めとする活動を支援する、というニュースが流れました。

第一住建グループ フィギュアスケーター 友野一希選手とパートナー契約を締結 | 【第一住建グループ】

 

友野くんの様子を、ずっと見てきてくれた感がある、体温を感じる紹介文。

4歳の時に近所にあった「上野芝スケートリンク」でスケートを始める。競技の面においては世界ジュニア選手権や自身初めて出場したグランプリシリーズNHK杯、世界選手権など、自身の出場する大会での活躍はもちろん、直前で急遽出場が決まった大会でも、万全のコンディションで挑み、柔軟に対応し、日本代表の窮地を救ってきた。また、最近は競技を一歩離れた表現者としても活動の幅を広げ、特に力を入れている活動として、アイスショーがある。

 

「よかったなぁ」と思うと同時に、驚きもありました。

友野くんが、自らの窮地を、自力で乗り越えてみせたことに対して、です。

 

少し前、スポンサーがいなくなってしまって、本人も不安、ファンも心配していた時期がありましたよね。

 

number.bunshun.jp

 

その後、2月にコラントッテさんの契約アスリートとなり、6STARSの一員に。

昌磨くんとはまた違った個性で、PR活動を頑張っている姿がありました。

 

【アドバイザリー契約】(株)コラントッテが友野一希選手(フィギュアスケート)とアドバイザリー契約を締結 | コラントッテ【公式】

 

コラントッテさんは、社長自ら、試合やアイスショーに足を運ばれているので、友野くんのことを見てくれていたのでしょう。

コラントッテは友野選手のフィギュアスケートに対し真摯に向き合い、全力で挑む姿に感銘を受け、これからもケアを通じてサポートしていくことで、共に飛躍していきたいと今回の契約に至りました。

コラントッテは友野一希選手を全力で応援し、サポートしてまいります。

 

昨年6月からnon-noさんに連載されている「トモノのモノ語り。」で、

人柄やおしゃれセンスが広く知られるところとなりましたが、

なかなかの長寿企画になりつつあります。

nonno.hpplus.jp

 

その間も、私たちは、アイスショーで海外スケーターとの橋渡し役をしたり、

試合で着実に成績を残したりする姿を見てきました。

言動の行間にあふれる、誠実さや人の良さも感じながら。

 

今年3月には、株式会社 HD フラワーホールディングスさんとパートナー契約を締結。

HDフラワーホールディングスグループはフィギュアスケーター友野一希選手を応援します | 株式会社HDフラワーホールディングス

友野選手の創造力溢れるフィギュアスケートのプログラム・クリエイティブなアイスショーに多くの魅力を感じ、またHD フラワーホールディングスの所在地と同じ、大阪府堺市出身という事からご縁を感じ、サポートしてまいります。

 

8月のザ・アイス期間中には、岩谷堂箪笥生産協同組合から箪笥を贈呈されました。

パートナー契約ではありませんが、伝統を若者層に伝える文化大使的な役割も、託されていると解釈しました。

 

kazuki tomono on Instagram: ". この度ご縁があり 岩谷堂箪笥生産協同組合様から箪笥を贈呈していただきました。 今回いただいた箪笥は 一・五尺抽出箱 7段(いちてんごしゃくひきだしばこ ななだん)です。 使っていく中でこの箪笥の魅力や良さを感じながら一生かけて大切に使っていきたいです。 ありがとうございます。 #岩谷堂箪笥生産協同組合 #岩谷堂箪笥 #箪笥"

 

ものすごい快進撃。

友野くんの良さが、じわじわと世の中に浸透し始めています。

 

前述のNumberの記事を読み返していて、

昨年末の全日本選手権で、友野くんのインタビューを聞いて泣いたことを思い出しました。

 

この記事の後半に書いたのですが。

www.tanegashimapi.com

「ぼくはずっと…今まで自分の弱さばかりに向き合っていた部分があって…もういいだろうと。ふふ(笑) もう そろそろ 自分の実力も少しずつついてきて、もう自分の強さと向き合ってもいいんじゃないかって、きのう(SPの演技を)終えて、少し気持ちの変化があって、今日はなんか。初めて自分の……この持ってる力を信じ…信じ切って自分はあの、自分の強さと向き合って、えーと、初めて挑んだ試合でしたけど、まぁ…(以下略)。」

 

今、読んでも、泣くな。

 

あれから、友野くんは、自分の強さと向き合えたのかな。

以前より、自信は感じますよね。

演技を見ながら、「2本目の4回転ジャンプ、転倒しちゃうんじゃないか」とか「いろいろあっても、最後のステップで大団円」みたいなことではなく、

演技のどの瞬間からも、何かを感じ取れるというか。

 

スポンサーや応援団が増えたのは、

世の中が友野一希の良さに気づいた、のではなく、

友野一希が世の中に気づかせた、ということなんだと思います。

 

フィギュアスケート日本代表2023ファンブック(特別付録: 2023/2024シーズン観戦カレンダー) (別冊山と溪谷)の中で、今シーズンは、ショートもフリーも、「ごまかすことなく、自分をとことん追い込めるプログラムをふたつ用意できた」と話していた友野くん。

 

今シーズンは、すでに大化けした演技を見せてくれていますが、

どこまでいくのか楽しみです。

 

演技と一緒に、友野くんの良さも、

世の中に、しみしみと、しみてゆくのであった。

 

アイスクリームやスイーツの企業さまも、

友野くんのスポンサー、いかがでしょうか。