こんばんは。今日の東京は、真夏の暑さで、バカンス気分でした。
GWも終わりに近づいていますが、PIW横浜公演にも行かず、近場で過ごしています。
さて、購入してから時間が経ってしまったのですが、
「華麗なるスケート衣装の世界Ⅴ」を読破しました。
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フィギュアスケートLife Extra「華麗なるスケート衣装の世界Ⅴ」 (扶桑社ムック)
“読破”というと大げさですが、ものすごく読み応えがあって、
味わって読むのに4日ほどかかりました。
結論から申し上げると、すばらしい内容。購入する価値が十二分にありました。
目次はこのようになっておりまして。
2023-2024シーズンのすてきだった衣装を振り返れるのはマストで、
私のお目当ては、シーズンNO.1衣装だった坂本花織選手のフリー衣装⬇️
を手掛けたジョジアーヌ・ラモンドさんについての記事でした。
デザイナーも判明したし、制作の課程もわかったし、すっきりしました。
真央ちゃんの美しい「愛の夢」の衣装も作った方だったんですね。存じ上げませんでした。(アノ人のアノ衣装を作った人であったことも…😎)
こんなに有名な方なのに、名前がwebの記事に出てこなかったのはなぜだろう。
カナダのカイヤ・ライター選手の衣装が、かおちゃんのフリーに似ていた件も、いきさつがわかりました。
だけど、彼女はカナダの女王だし、もともとジュニアのトップ選手なので、似せるのはどうなのかなぁ🤔
かおちゃんの衣装のインパクトを弱めるだけでなく、デザイナーさんのパータンが少ないように誤解される気がします。
そして、読み応えたっぷりだった目玉企画は、友野一希×山本草太×島田高志郎による「スケート衣装座談会」でした。
この企画は、中身がとても濃かった!
スケーターは、さすがに衣装のことよく考えているし、こだわっているし、他の選手の衣装も見ているなぁと。
特に、おしゃれな友野くんのコメントに、何度かうなる。
三人とも、衣装がとても素敵ですが、
私が個人的に思う男子の23-24シーズンベスト衣装は、高志郎くんの『死の舞踏』。これは、初めて見た瞬間から、センスの良さと凝った造形、素材に目を奪われました。
肩のパフスリーブは、腕の長さと細さがあってこそ着こなせるものなのかな、と。ステファンの『ウィリアム・テル』も、脳裏をよぎりました。
友野くんの『Halston』の衣装は、時間が経ってからすばらしさに気づいた一点です。
最初は、プログラムの世界観にすべてが溶け込んでいて、衣装は“繊細でダーク”というイメージしかありませんでした。何度もプログラムに浸るうちに、「よく見ると、ものすごくゴージャスじゃない?」と気が付きました。ブラックも単色ではなく、いろいろ重ねてあるんですよね。
草太くんは、ジュニアの頃は、繊細でガラス細工の妖精さんみたいな衣装&イメージでしたが、復帰後は、肩幅ががっしりして、シンプルなデザインで逆三角形のスタイルが際立つものが多いな、と思います。胸元のざっくり具合も、最近はグイグイきてるな、と。装飾少な目のほうが、比類なきスケーティングの足元が“映える”のかな。
この3人の対談は12ページもあって、とても丁寧かつ対談の温度感を大事にした記事で、これだけでも読む価値がありました。
新葉ちゃんや大島光翔スタアの衣装へのこだわり熱語りもよかった。
そして、大ちゃんの『滑走屋』の衣装話も大充実。
『滑走屋』の衣装については、プロデューサーの高橋大輔インタビュー、衣装担当の柳翔吾インタビュー、出演者の友野×山本×島田対談の3つの記事で3方向から語られていて、併せて読むと興味倍増でした。
その他にも、海外の選手たちの衣装カットなどなど、豊富な内容でした。
衣装好きとしては、海外の選手の衣装を誰がデザインしているか知りたいのですが、
「ベルギーのデザイナーに頼んでいます」とか「小さい頃からフィンランドの…」とか、デザイナー名が書かれていないのが残念。
でも、すべては追えないのと、秘密にしておきたいから名前はあげないスケーターもいるのかも。
ニーナ・ピンザローネ選手の衣装は、センスの良さと美しさで注目しています。
編集部さん、機会があれば、ベルギーのデザイナーを探し当てて、次回の記事で取り上げてほしいです。
ということで、読み応えたっぷりで、お値段の価値ありの一冊でした。
お財布に余裕があれば、おすすめします。
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