オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨の代表記者会見での発言について考える

最後の最後に、やってくれましたね、昌磨くん😆

 

 

昨晩は、昌磨の優勝を手放しで喜んで、安心して眠りにつく予定だったのに、

世界選手権等の代表発表記者会見の場で、

昌磨が何やら発言したというニュースを目にし、

あれこれ考えなきゃいけない展開に。

 

 

だけど、疲れて頭が回らなかったので、

会見の映像だけ確認し、一晩寝てから整理することにしました。

 

まず、発言について確認しておきたいと思います。

 

 

選ばれた選手が一人ずつコメントする場面でマイクを手にした昌磨が、

「そうですね…僕が…言うことではないんですけれども、あのー(考え込み、言葉を選ぶ)、そうですね、あの…(言葉につまり、泣きそうになっているようにも見える)、まぁ、この…選考基準っていうものは、(咳)、どういったものか僕もよくわからないですけど、(うなづく)、うれしく思えない部分もありますけれども、(しぼり出すように)僕はがんばりたいと思います」

 

記者から、「どのあたりが不満なのか」と尋ねられると、

「これ以上、僕が言うことではないと思うので、まぁ…今の一時の感情で変なことを言うとあれなので。まぁ、コメントしないようにしたいと思います」

 

感情を必死に抑制し、言葉をしぼり出すようにコメントしていたと思います。

「怒りを爆発させた」わけではない。

「苦言を呈した」わけでもない。

「特定の選手について言及した」わけでもありません。

 

批判の声もあるでしょう。

 

 

「会見の場であんなことを言うなんて」「場の雰囲気を壊すな」

「選ばれた●●選手が気の毒」「選手が選考結果に文句を言うな」

「●●選手が選ばれるのは当然」「選考基準に適っている」etc.

 

ごちゃまぜになっていますが、

この問題は、いくつかのポイントに分かれていると思います。

  1. あの場で発言したことについての是非
  2. 選考方法・過程についての是非
  3. 選考結果についての、ファンそれぞれの見解
  4. 選手が選考結果に異議を唱えることに対する賛否

 

まず、記者会見の場で発言したことで、場が重苦しい雰囲気になったのは、事実です。

「やったー」と飛び上がって祝福したかったファンや選手にとっては、いささか気の毒でした。

 

でも、じゃあ、あの場で言わずにどこで言うのか?

 

陰で不満をもらす? 後日、意見書を提出?

そんなことには意味がない。

問題提議をするなら、あの場だったといます。

 

これまでは、選ばれなかった選手が泣いても怒っても、

気の毒がられたり、「実力がなかったあなたが悪い」と、批判されるのが関の山でした。

スケート連盟の心証を害して、その後、●×▽だったりすることも…。

 

代表に選ばれた選手だからこそ、言えること。

絶対的な強さを身につけた立場だからこそ、言えること。

 

バッシングされるのは確実だし、

ファンが離れる可能性だってある。

それでも、昌磨は、あえて泥をかぶったんだと思います。

自分が選ばれたからといって、

言葉をのみ込んで先に進めなかったのだと、私は理解しています。

 

 

「記者会見の場を暗くした」という批判もあるでしょう。

私も暗い気持ちになりました😌

でも、そもそも、暗くしたのは宇野昌磨ではなく、日本スケート連盟の選考委員会ですよね??

黙って従っていれば、楽しく明るい記者会見だったんでしょうか??

もっと言えば、これまでだって、そんなに明るい雰囲気の会見は記憶にない。

 

また、大事なポイントとして、昌磨は、

「誰々が選ばれたこと、選ばれなかったことがおかしい」とは、一切言っていません。個人に言及するのではなく、「選考方法に疑問がある」と言っているのです。

 

スケート連盟の強化委員長の弁明として、

「全日本一発勝負ではない」というコメントを見ました。

 

 

そんなことは、百も承知。

選考基準が設けられていることは、選手もファンもコーチもわかっている。

 

「全日本の結果重視」できたのは、スケート連盟ですよね。

 

オリンピック代表選考がかかった昨年の全日本で、

複数の選考基準で上回っていた村元&高橋組を選ばず、

「最終的には全日本重視とした」と説明したのは、スケート連盟。

今でも“かなだい”は、RDのたった一つの転倒で、オリンピックの夢が砕け散ったような言われ方、書かれ方をすることがある。

 

 

三原舞依選手は、全日本のジャンプミス1つで、2.79点差で4位になり、シーズン中に出した結果はなかったことにされてしまった。

「3位と4位の差は、痛いほどわかっているんです」という彼女の言葉の重みを、私たちは忘れない。

 

だから、「全日本2位でも選ばれない」とか、「全日本12位でも選ばれる」とか、

その一貫性のなさに疑問は残るし、

その一貫性のなさが、選手を苦しめるのだと思う。

(念のため。実力としては、渡辺選手は選ばれてしかるべきだと思っています)

 

(選考結果)

■世界フィギュアスケート選手権
男子/宇野昌磨、山本草太、友野一希
補欠;佐藤駿、島田高志郎、三浦佳生

女子/坂本花織、三原舞依、渡辺倫果
補欠;吉田陽菜、千葉百音、河辺愛菜

ペア/三浦璃来、木原龍一組

アイスダンス/村元哉中&高橋大輔組
補欠;小松原美里&小松原尊組


■4大陸選手権

男子/島田高志郎、佐藤駿、三浦佳生
補欠;友野一希、山本草太、壷井達也
女子/渡辺倫果、吉田陽菜、千葉百音
補欠;河辺愛菜、住吉りをん、紀平梨花

ペア/三浦璃来、木原龍一組

アイスダンス/

村元哉中&高橋大輔組、小松原美里&小松原尊組


■世界ジュニア選手権

男子/吉岡希、三浦佳生
補欠;中村俊介、佐々木晴也

女子/島田麻央、中井亜美
補欠;千葉百音、吉田陽菜

ペア/村上遥奈&森口澄士組

アイスダンス/来田奈央&森田真沙也組

 

 

三浦佳生選手が、ジュニアで選ばれているしくみも、よくわからない。

今シーズン、グランプリシリーズで健闘してきたジュニアの選手は、「あれ?」と思わないのかしら。

枠取りを考えれば、佳生くんは断然頼もしいわけですが。

 

選考過程の不条理は、誰にとっても、「明日は我が身」だし、「昨日は我が身」だったこと。

今年、自分は幸運な側でも、来年は反対側の人になるかもしれません。

いつか誰かが、どこかで、何か言わなきゃ先に進まないと思います。

 

なんか、今年の発表スケジュールは、「試合後、やけに早く決まるんだなぁ」とは、思っていました。

「選手が集められて代表が発表され、選ばれたらその場に残って記者会見会場へ」と説明されていたし。

 

選考が決まった時点で、疑問を持つ選手がいるってわかるはずの結果なのに、

どうして、選考委員会は、何の説明もしなかったのか?

 

全日本選手権は、選手にとって特別な大会で、そこに命かけてるくらいの思いで練習してきていると思うので、

「決まったのでこれでよろしく」という姿勢は、私が選手でも耐えられない。

 

日頃から、「僕たち選手はルールに従うだけ」と口にし、愚痴や不満をもらすことはなかった昌磨が、あの場で発言したのは、よっぽどの思いがあったからだと思う。

 

今回の発言で、きっと昌磨は、バッシングされたり、いろいろ言われると思うけど、

本人は覚悟して発言したと思うので、全身に矢を受けて、受けまくっていただきたい😊本望だよね??

 

私はあなたの言動を理解し、見守っています。