オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ステファンのインタで、宇野昌磨に惚れなおす

Golden Skateのステファン・ランビール氏インタビュー、

とてもとてもとても、素晴らしいです。

 

youtu.be

 

内容もすばらしいし、映像が特別すぎる。

 

Catching up with Stéphane Lambiel - YouTube

 

トーキー映画のような色合いで、

しかも、「ステファンのことをどんだけ好きなんだ?」というのが伝わってくるくらい、飾られたお花がエクセレント!マイクもどーですか、これ!

ヨーロッパ貴族の館のような雰囲気です。

ステファンの話ぶりにも、うっとり♡

 

宇野昌磨選手に関する話は、

5分過ぎくらいから始まります。

 

このインタビューを聞いて、

私は、心から、静かに涙を流しました。

 

そして、宇野昌磨というスケーターに再度、惚れました。

惚れなおしました。

私は、宇野昌磨が好きです。(断言)

 

はい。ということで(笑)

昌磨部分を軽く意訳させていただきました。

 

あまりいっぱい訳しちゃいけないと思いつつ、

けっこう量が多くなってしまいました。

すみません、Golden Skate様🙏🙏

 

英語があまり得意でない方でも、

Googleさんの字幕がそんなにおかしくないので、

ぜひ、Youtubeを再生してみてください。

 

ステファンと近況を話す

Q)たくさんの成功を収めている昌磨ですが、今シーズンのここまではどうですか?

 

S)昌磨は、信じられないくらい素晴らしいスケーターで、彼の意志の強さを尊敬しています。

そしてまた、スケート(練習)に対する彼の倫理観(道徳観)は、とてもすばらしいです。

 

デニスと昌磨、そして高志郎は、なんというか、人生や仕事と向き合う素晴らしい姿勢を私に見せてくれています。若くして彼らは、自分が何をしたいか、わかっています。私は、25歳になるまで、そういったことは知りませんでした。

だから、彼らがとても決断力があり、当時の年齢の私よりもずっと忍耐力があるのを見るのは、素敵なことです。

 

彼らは偉大なアスリートであり、昌磨は…彼の中に何か不思議な魔法のようなものを秘めていて…。

 

今シーズンのハイライトの一つは、NHK杯で一緒だったときですね。

彼は、私がちょっと…なんと言ったらいいか、彼がリンクに入る直前に、

ちょっとぼんやりして(気持ちが落ちている)のを見て、

昌磨は、私をしばらく見て、デミさんのほうを見て、「どうして悲しそうなの?心配なの?」と。

 

それで、私は、気持ちをしっかり持たないといけないと我に返って、

「Make me happy」(僕をハッピーな気持ちにさせて。僕を喜ばせて)と言いました。

 

そして、演技が終わるやいなや、昌磨は、私がハッピーな気持ちかどうかをチェックするために、私の方を見たんです。

 

彼は、とても繊細で、とても多くのことを考えながら(たぶん、ステファン悲しそうだな、とか、彼を喜ばせたいなとか?)、同時に、自分がやりたいことに集中して、気持ちを奮い立たせて、アクティブに動くことができるんです。信じられないよ。この世のものとは思えない。

 

Q)昌磨はインタビューで、しばしばあなたのことを持ち出します。

今、あなたが悲しそうに見えたことと関係あると思うのですが、「あなたをしあわせにしたい。あなたを喜ばせたい。あなたがハッピーなら、彼もハッピーだ」と。それを聞いて、どう思いますか。

 

S)私にとって、“僕らがハッピーであること”は、とても重要です。

ハッピーであるということは、彼らがやりたいことを実際にやれているということであり、またその能力があるということ。

私がどれだけハッピーかは、関係ありません。重要なのは、仕事において、彼がやりたいことをできていることです。それが、私の目標であり、彼がスケートに集中しているのを見るのが大好きです。

 

えぇ、私たちは機械ではないので、すべてがいつもパーフェクトにうまくいくわけではありません。でも、少なくとも、互いの連帯感や、人間らしくあるという感覚が重要で、ハイレベルなスポーツ、人間技とは思えないような(厳しい)スポーツをしていても、まずは、人間らしくあること。

私にとって、最優先なのは、健康で人間らしくあることです。

 

人生は短いものです。地球上で考えれば、私たちは塵のような小さな存在で、生きている時間も短いですが、人生を楽しみ、一瞬一瞬を分かち合う必要があります。そう、私たちは、ベストを尽くさなければ。

 

Q)あなたと昌磨は4年間仕事をしていますが、コーチと学生としての人間関係はいかがですか。進化しましたか?

★この質問の内容はよく知られているので省略します。

初めて昌磨とユースオリンピックで出会ってから、日本スケート連盟で教えたことや、ショーで『四季』を共演したことなどを話しています。

コーチになってからの4年間の変化ではないと思われます。

 

Q)昌磨、高志郎、デニス、3人のキャラクターとして浮かぶ形容詞を教えてください。

 

👦昌磨

Peace(平和)

Acceleration(加速)

 

👦高志郎

Acter(俳優)

Rhythm&Quickness(俊敏な性質があって、それがリズミカルなものを生んでいる)

 

👦デニス

Majestic(威厳がある。堂々とした)

Honorable(高潔な)

 

さすがコーチ。なんか、とてもわかる。

デニスに対するイメージも…

詳細は、YouTubeをご覧ください。

 

昌磨とステファンのNHK杯のくだりは、

webの記事で読んだことがありましたが、

ステファンの声、表情とともに聞くと、じーんと深い。

 

それと、「昌磨は、繊細で雑念があっても、やりたいことに集中できる」みたいな話がありましたが、それを聞いて、以前からの謎が解けました。

昌磨って、彼女と同じ大会やアイスショーに出ていて、相手が元気がないとか成績が…という時でも、そっちに引きずられずに、いい演技をしたり、優勝したりできますよね。

私は、引きずられるタイプなので、それが不思議だったんです。

いろんなことを同時にできる聖徳太子タイプなんですね。

私は、猪突猛進タイプなので、同時に複数のことはできません。

 

謎も解けたし、昌磨に惚れなおしたし、ステファンの講話も聞けたし、

いろいろとすっきりしました。