オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

トゥルソワはミラノオリンピックを目指すのか?

こんばんは。先日、「2026年のミラノオリンピックに

ロシア代表選手が各カテゴリーにつき1名ずつ出場できることになった」

というニュースをお伝えしましたが

 

北京オリンピック銀メダリストのアレクサンドラ・トゥルソワ選手が

競技復帰しています。

 

それでふと思ったのですが、「トゥルソワはミラノで金メダルを目指すのだろうか?」。

 

彼女は、北京で‘不本意な’銀メダルを獲得したあと

試合から距離をおいていました。

 

しかし、割と最近のインタビューを読むと、

「まだ自分はやれるという気持ちがある」とか

「小さい時から北京までの自分の演技を見返すと、なぜだか悲しい気持ちになって泣かずにはいられない」というようなことを語っており、

 

「オリンピックでの忘れ物」を取りに、また戻ってくるような気がしています。

 

そして、昨年9月にはロシアチームのテストスケートに参加。

以前とは違う大人の滑り(っていう表現は好きではないのですが、なんと言えばいいか)、骨太なシニアの表現と滑りを披露しました。

 

 

試合では成功しませんでしたが、4回転ルッツも跳びました。

 

「シニアの感情表現を身に着けた4回転ルッツを跳ぶトゥルソワ」がオリンピックに出てくるとなれば、

相当手強い選手になると思われます。

 

ここで問題になるのが、

ロシア女子は1人しかオリンピックに出られない、ということ。

 

彼女はすでにコーチをエテリ・トゥトベリーゼからプルシェンコに変更しています。

ロシア国内でのエテリとプルシェンコの力関係はどうなんでしょうか?

 

国際的には、エテリ門下にはドーピング疑惑があり、

プルシェンコにはプーチンとの強い関係性、ウクライナ侵攻支持があり、

本来ならISU的にはアウトですよね。

 

トゥルソワ本人がウクライナ侵攻を支持する発言をしていたかどうかは不明です。

(していたら出場権を失います)

 

エテリもプルシェンコもアウトなら、

ミーシン門下のトゥクタミシェワにぜひオリンピックに出てほしいところ。

世界中にそれを望むファンは多いと思う。

 

だけどトゥクタミシェワは、2023-2024シーズンに休養に入りましたよね。

ロシアのオリンピック限定復帰を受けて、どうするのでしょうか?

 

いろいろ気になりますが確かなことは、

ロシアが国際大会から離れていた2年半の間に

私はもうエテリ門下の細身の少女がグレイヘンガウス振り付けのプロに乗せて困難度ジャンプを跳ぶスケートに、まったく興味がなくなってしまっているということです。

 

補足情報として、トゥルソワ選手は先日、マカール・イグナトワ選手と結婚したので

アレクサンドル・イグナトフ表記に移行しつつあります。

ちなみにイグナトワ選手も、コーチをルカヴィツィンからプルシェンコに変更しています。