オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ニック・ベルレオスさんと振り返る、浅田真央さん歴代衣装/Part2

秋晴れの日曜日。本当は太陽の下を駆け回りたいのにブログを書いている 種子島ぴーです。

 

引き続き、ニック・ベルレオスさんと共に、浅田真央歴代衣装を振り返っていきましょう。

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いやー、視点が違って新鮮な発見があります。いかに私が、彼女の衣装を"雑に"見ていたかってことだな。

 

ソチ団体戦の衣装は、胸の刺繍が貝みたい。

 

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ショートブログラム「ノクターン」byショパン。 

2013-2014年のショートプログラムでは、真央は2種類の衣装の間を行ったり来たりしたの。どちらも似た色調とシルエットだったけど、細部にちょっとした違いがあったわ。

 

上の2枚の写真のうち、下の写真の前身ごろにギャザーが入った衣装は、あたしのお気に入りよ。

 

上のやつは、好きじゃないほうのデザイン。濃淡の染めや花びらのような珍しい細部の作りは好きだったけど、デザインがバスト部分にフォーカスしすぎよ。理解できないわ。おっきな貝殻を2つ、胸に付けてるみたいじゃない。この衣装を2014年のソチオリンピック団体戦までは着てたけど、幸運にも個人戦のときは、(下のタイプの)素敵なほうの衣装を選んでくれたわ。ああ、よかった!

 

(下の)ライラック色の衣装のほうが、ずっといいわ。けばけばしくないし、ファッション的にも素敵だし、彼女のあの部分(わかるわよね?)を強調しすぎてないもの。前身ごろとウエスト部分のギャザーはナイスだし、首周りのクリスタルが美しいと思ったわ。

 

私も、胸の部分の分厚い刺繍は、なんか変だなーと思ってました。スレンダーな体型も含めて彼女の魅力なのに、バストを盛ろうとしなくていいんじゃない? って。

個人戦で着たラベンダーの衣装は、滑っているときに風がバスト部分にふんわり入るところが素敵でもあり、不思議でもあり。でも、ソチのショートの演技は見ないようにしてるから、久々に見ました。

 

シーズン中に衣装を変えるのが"浅田流" 

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フリープログラム「白鳥の湖」byチャイコフスキー

 

真央は、2012-2013年シーズンのフリー「白鳥の湖」で、この白鳥の衣装を着たの。浅田真央衣装の”伝統”にのっとって、上下の写真のタイプをシーズン中にチェンジしたの。

 

どうしてもどちらかを選べって言われたら・・・うーん、上のほうかしら。シックでファッショナブルでエレガントで、バレエ衣装のすばらしさを感じるわ。特に、シルバー・グレーの前身ごろのディテールが好きよ。

 

★この人形は、わりと頑張って再現していると思う

 

下のほうの衣装は、シフォンの”リアルな羽”に特徴を置いたつくりが、ちょっぴり重厚すぎるわね。特に前身ごろの感じが、彼女を重たく見せてるわ。まるで、白鳥と格闘してるみたい・・・で、勝者は白鳥よ!

 

白鳥と戦う真央! 考えたこともなかったゼ

 

好き、好き、大好き「アイ・ガット・リズム」

 

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好き、好き、大好きよ! コーラル・カラーが鮮やかで、インパクトがあって、すっごく効いてる。それに、従来の浅田真央衣装のイメージからすると、予想外よね。ギャザーとドレープ、スパンコールで前を十字に交差しているのも、すっごくいい。

 

ヘアアクセサリーが、コーラルカラーのゴムでポニーテールを結んだだけだから、もっと素敵にしてくれたらよかったのに。そこだけね。でも、この大胆でショーのランウェイも歩けちゃうような2012-2013年シーズンの「アイ・ガット・リズム」の衣装は、あたし本当に好きだから、大目に見ちゃう。

 

四大陸選手権の記憶もあって、ビタミンカラーならぬビタミン衣装。激しい動きなのに、ポニーテールがよく落ちてこないなぁと思って見てました。

 

 

2012年世選の衣装はシャネルっぽくてゴージャス

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フリープログラム「愛の夢」byリスト

フリープログラムで浅田は、トップとシフォンのスカートに美しいスパンコールと飾りのほどこされた、ライラック色(決まってるでしょ!)の衣装を着たのよ。あたし、ほんとーにこの衣装が好きだったわ。とくに、その前のシーズンにこの衣装を見て以来ね。

 

この衣装はね、その前のシーズンに同じ曲をフリープログラムで滑ったときの「持ち越し衣装」なのよ。

 

たとえ、この衣装が好きだったとしても、あたしは願っていたのよ、たぶん、もしかしたら、彼女は衣装を変えるんじゃないかって。スケートにちょっぴり「新しさ」を加えるためにね。で、ついに彼女はこうしたの・・・(続けて下を読んでちょうだい)。

 

私もこの衣装が一番好き。「天女」って言葉が浮かぶの~

 

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2012年世界選手権 

このライラック色の衣装は、モダンで、シックで、とーーーーーっても、「パリ・オートクチュールコレクションウイーク」って感じ。トップのギャザーとドレープが素敵よね。みっちりとクリスタルが使われたミドリフ(みぞおちのあたりまでの短い上着)が、シャネルっぽくて、ゴージャス!

 

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ショートプログラムは、「シェヘラザード」byニコライ・リムスキー・コルサコフ

 

いいわ、認めるわよ、初めて真央が『かわいい魔女ジニー』ルックを着てるのを見たときは、いいと思ったわ。彼女が、「ディズニー・オン・アイス」の演目から抜け出てたきたような、ブルマーみたいなジャンプスーツを着るなんて、ぜんっぜん予想してなかったもの。

 

注)『かわいい魔女ジニー』っていうのは、『I Dream Of Jeannie』っていう昔のアメリカのTVドラマです。

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でもね、あたしのセンスで言わせともらうと、ちょっと派手で品がないわね。トップとスパンコールの細工は好きだけど、パンツはとっ散らかりすぎだわ。これは、シェヘラザードなのよ! ラッキーなことに・・・

 

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彼女は、こんな感じに衣装を変えたわ。こっちのほうがいいわよ。少なくとも、ディズニーのテーマパークのキャスト・メンバーには見えないわ。ちょっぴり、”ミッシェル・クワン”テイストだけど、これでもまだやりすぎね。ってか、バストの装飾物は、一体全体なんなわけ???  『かわいい魔女ジニー』ルックよりはいいけど、まだ、好きになれないデザイン上の問題があるわね。

シェヘラザードのパンツルック、好きだったけどなー。確かに「アラジンと魔法のランプ」みたいだったけど。それより、当時、演技に苦戦していた記憶があって、衣装が生きなかったイメージがあります

またまた長くなってしまったので、本日はここで終わりにさせていただきます。楽しみにしていてくださった方、すみません。

Part.3に続きます。

ニック・ベルレオスさんと振り返る、浅田真央さん歴代衣装/Part3 - オオナゾコナゾ

Part.1はこちらです。

ニック・ベルレオスさんと振り返る、浅田真央さん歴代衣装/Part.1 - オオナゾコナゾ