こんばんは。変なメールが届いて恐怖におびえる 種子島ぴーです。
オレオレ詐欺やクレジットカードのニュースを聞いていても、どこか他人事だったり、「なんでカンタンにお金、払っちゃうんだろう」などと思っていたのですが、突然、詐欺集団が生活に飛び込んでくると、恐怖を感じるものですね。
私のように、突然の出来事にうろたえがちな人のために、対処方法を書き留めておきたいと思います。
- 偽amazonから成り済ましメールが届いた。
- 送信元のドメインをチェック
- 日本語が微妙におかしい
- 意味ありげな外国の地名と数字
- 支払い情報の変更を求めるのはよくある手口
- クリックしない。添付ファイルを開かない!!
- 対処の仕方
偽amazonから成り済ましメールが届いた。
先日、通販サイトAmazonを名乗る差出人から、奇妙なメールが届きました。
内容としては、
私のアマゾンのアカウントが、海外から不法にアクセスされたので、30日以内に支払方法をデビットカードに変更しなさい。
と受け取れるような文面です。つまり、意味のわかりにくさも恐怖を感じる一因です。
冷静に見るとおかしな点は多いのですが、日ごろからAmazonからは英文が混じったメールや文字化けしたメールも送信されてくるので、一瞬、何かをしてしまいそうになりました。パソコンでメールを見るときは、マウスに手を添えているので、反射的に変なところをクリックしちゃうとかね。
メールの文面がよくわからないことで、かえってクリックを誘発してしまいそうです。
では、このメールのどこがおかしいか、見ていきましょう。
送信元のドメインをチェック
①の差出人のメールアドレスを見てください。
一見、Amazon.co.jpなどと書いていますが、メールアドレスのドメイン(@マークの後ろ)は、sys7w×××-amazon.comとなっています。
Amazon.co.jpの公式発表によれば、Amazon.co.jpが使用しているドメインは、以下のものだけです。(2017年10月末現在)
Amazon.co.jp で使用しているドメインAmazon.co.jp は以下のドメインを使用してEメールをお送りしています。
- amazon.co.jp
- amazon.jp
- amazon.com
- marketplace.amazon.co.jp
- m.marketplace.amazon.co.jp
- gc.email.amazon.co.jp
- gc.amazon.co.jp
- payments.amazon.co.jp
sys7w×××-amazon.comは該当しません。
日本語が微妙におかしい
次に、文面を見てみましょう。②、③あたりを見てください。日本語が微妙におかしいですよね。きっと、外国人が書いたものなのでしょう。どこがおかしいかは、修正されると困るのでここには書きません。
実は、英語もおかしいです。「ilegal(不法の)」は、インドネシア語の書き方のようです。英語では綴りが違いますが、ここには書きません。
意味ありげな外国の地名と数字
④の部分を見ると、マレーシアの首都クアラルンプールで不法に利用されたのかと思いそうですが、「164.115.11.2」ってなんでしょうか?
地図の座標?
座標だと、こんな感じになるらしいので違います。
度分秒(DMS): 41°24'12.2"N 2°10'26.5"E
度分(DMM): 41 24.2028, 2 10.4418
度(DD): 41.40338, 2.17403
(ちなみにこれは、スペインのサグラダファミリアの座標です)
Googleで「164.115.11.2」を検索すると、タイのIPアドレスのようです。マレーシアではないですね。
もう一つの「144.105.11.2」は、何もヒットしません。
でも、よく見ると二つの数字は、一部を差し替えただけのテキトーな羅列であることがわかります。
164.115.11.2
144.105.11.2
相手をどきっとさせるための、意味のない数字かもしれません。
支払い情報の変更を求めるのはよくある手口
⑤で、「デビットカードに支払い方法を変更しろ」と受け取れるような内容が書かれていますが、支払方法の変更を求めるのは、よくある詐欺手口だそうです。
詐欺EメールやSMSによくある内容
詐欺EメールやSMSには、以下のものが含まれている傾向があります。
- 注文していない商品の注文確認をする内容
- Amazon.co.jp のアカウントにご登録のお名前やパスワード、その他個人情報を求める内容
- お支払い情報の更新を求める内容
注: お支払いオプションを管理にアクセスします。支払い方法の更新の指示が出ていない場合、そのEメールやSMSはAmazon.co.jp から送られたものではありません。
デビットカードを登録させる過程で、銀行口座や暗証番号を入力させ、勝手に買い物して換金したり、お金を別の口座に移されたりするようです。
支払い方法変更が必要かどうかを確かめるには、そのメールは触らずに閉じて、
Amazonのサイトから自分のアカウントサービスにアクセスして、確認しましょう。
クリックしない。添付ファイルを開かない!!
⑥で、手続きをしないとアカウントを削除される、またはAmazonで買い物ができなくなるような脅し文句が書かれています。
でも、冷静に考えてください。Amazonで買い物ができなくなったり、アカウントが削除されたからといって、それほど困ることがあるのでしょうか? ないです。焦って、手続きをしてはいけません。
対処の仕方
-
おかしドメイン、おかしな日本語 のAmazonをよそおったメールは、クリックしない。
- 添付ファイルがあっても開かない。
- 相手にコンタクトを取ってしまったりしても、絶対に支払いをしない。
- Amazonのサイトで対処方法を確認する。
- 不安なら、直接Amazonに問い合わせる。
Amazonのなりすまし詐欺メールは、とても増えているそうです。年末に向けて、貴重なお金を盗まれないように、お互いに気を付けていきましょう。