「母の日」商戦に名乗り。(勝手な希望です)
こんばんは。みなさんと同じく、実生活になかなかスイッチが入らない種子島ぴーです。
週明けのテレビは、フィギュア男子の66年ぶりの2大会連続金メダルと金・銀ワンツーフィニッシュ特集ばかりで、早くもお腹いっぱい。
選手本人の話ならまだしも、番組の司会者がオリンピック会場に行って観戦する様子や、声援送ったり泣いたりする顔のアップとか、いらないよね。ミヤネ屋さんとかオグラさんとか。
一方、ビジネスシーンでは、「今回のプレゼンは、ぶっつけ本番の羽生スタイルでいこう」などなど、小粋なオリンピックトークが飛び交っておりました。
「最初に失敗したら、自分のことだけに集中する宇野スタイル」もよろしくね(笑)。
そんな昌磨は、「誰も寝てはならぬ」の言葉通り、睡眠不足でマスコミ対応に追われるなか、誠心誠意、相手の質問に全力で答える姿勢を崩さず、
「メダルは誰にも見せたくありません」
「家族からの連絡はありません」
などなど、羽生選手のアルカイックスマイルと対比を見せるノースマイル・アンサーを繰り出しています。
かと思えば、
「お母さんに一番感謝したいなって思います」
と、世のお母さんたちの涙を誘うコメントを残し、今年の「母の日」商戦のCM器用に名乗りを上げました。
どうですか、P&Gさん、日比谷花壇さん、伊勢丹さん!!
TSLの昌磨部分をざっくり意訳
さて、おなじみTSLのスカイプトークで、オリンピックの男子シングルについて話しているものがありましたので、昌磨の部分を意訳します。
スケーターのデイヴィッド・リースと宇野昌磨が大好きなオペラ歌手ジョナサン・ベイヤーが、元選手で現コーチのダグラス・ホー氏を迎えてオリンピックを振り返っています。
長いので昌磨の部分しか聞いておらず、前後関係は不明です。技術的な話なので、無知による誤訳は見逃してください。
This and That: 2018 Olympic Games Men's Recap with Doug Haw
デビ)昌磨のジャンプはどうですか。彼のスケートはとても意欲的ですよね。
特に、4回転フリップは、トゥやテイクオフのときの上半身の使い方など、いろんな意味で教科書に載るようなテクニックではありません。
彼の技術についてはどう思われますか。好きですか?
ダグ)おぉ、ショーマか。私が思うに、彼はアメージングな膝を持っている。だろ? だから、いつも着氷の姿勢が深い。
脚の使い方については、基本に忠実にと考える人もいるかもしれないが、彼は、中足骨(足裏の指の付け根のあたり)、足首、膝、腰を使って、コイルのバネを抑えつけた後、びよよーんと弾むように、体を巻きつけられるんだ。
だから、トゥやエッジをコンと打って跳び上がるときに、ロケットのようにびよーんとまっすぐに跳びあがることができる。それもこれも、昌磨がすばらしい膝を持っているからだ。完璧でないジャンプであっても、どんなふうに、彼が転倒を避けているかを見てごらんなさい。
プログラム最後のトリプルアクセルもそうだった。体は完全に回転軸の外に振られていたのに、昌磨はどうエッジをつけばいいか、どう膝を曲げればいいかわかっていて、いろんな状況を切り抜けることができた。ハハ
ジョナ)えーと、なんていうか、僕は、エモーショナルな昌磨の演技(と昌磨)が超お気に入りなんですぅ。モジモジ。彼が氷の上を動く様子が大好きだし、特にショートプログラムは際立っていた。
だけど、ジャンプの最後に、くるんと器用に回ることもわかっています。ジャンプの着氷がそうなるのは、どんなチェックポイントがありますか。
ダグ)あくまでも私の見解ですが、着氷よりテイクオフに言及するべきでしょうね。
彼のエッジは、突くときにちょっぴり回っているから、ここで突いたとして(ジェスチャー入る)、弧が小さくなってしまう。
弧が小さくなると、着氷したときに、ぐいっと回りこんでしまうことになるんだ。
もしも、私が指導するとすれば、もっと大きな弧を描いて着氷できるように、ジャンプの入りをもう少し平らにするように言うだろう。
だけど、オリンピックと世界選手権の銀メタリストに、こんな口うるさいことを言うのは、恐れ多いよ。
ジョナ)もちろん、彼はすばらしいよ。アメージングだよ。だけど、さっき言ったように、時々、危ういジャンプを切り抜けている。どんなジャンプもうまく切り抜けられるほどすばらしいのですが、ただ、(あなたがコーチなので)テクニカル面で何か指摘してもらえればと興味をもったんです。
レベルが全然違うけれど、コートニー・ヒックス選手も、ジャンプで似たような問題がありましたから。なので、あなたの見解に興味があったんです。
OK。わかりました。テイクオフの問題なんですね。
デビ)興味深いわね。
ダグ)コーチの問題だから、(コーチを生業としている私としては)間違いを修正したいんです。言及すべきは、着氷が曲がるという症状ではなく、症状の原因であるテイクオフですよ。
(ここまでです。おやすみなさい。)