オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

「浅田真央を教えた経験が役に立つ」。アルトゥニアン、本田真凛を語る。JT抜粋訳後半。

こんばんは。GWぼけの種子島ぴーです。

続きの翻訳をお待たせしてすみません。続きを待っていてくれた人がいるのか、そもそも、読んでいる人がいるのか不明ですが(笑)、張り切って参りましょう!!

こちらの記事の意訳です。

Rafael Arutunian looking forward to coaching teen star Marin Honda | The Japan Times

 

「真央を教えた経験が、真凛を教える役に立つはず」

9月にソルトレイクシティで開かれたUSクラシックで優勝し、シーズンの幕を開けた本田真凛の成績は、急速に下降した。スケートカナダでも、中国杯でも、5位に終わったのだ。(真凛の父親がアルトゥニアンに接触した)NHK杯の1週間前のことだ。

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グランプリシリーズの後、本田陣営にアラームが鳴っていたのは、明らかなことだった。東京で12月に開かれた全日本では、事態が悪化しただけ。表彰台から遠い7位に終わり、彼女はそのことについて物憂げに見えた。


アルトゥニアンは、以前、浅田真央を教えた経験が、本田真凛をコーチする際に役に立つと考えている。
「自分でも確かなことは、日本人スケーターをどうマネージメントすればいいか、前よりわかっているということだ。真央と練習したことが、真凛を教える助けになるだろう」

「全日本で優勝しろとは言わない。目標は世選代表」。

アルトゥニアンに、「トレーニングプログラムの中で、宮原知子と同様に高さがない本田のジャンプの改善に、ウェイトを置くかどうか」を聞いてみると、

「それは我々の優先事項ではない。ジュニアの選手のように、筋肉を鍛える(増やす)子もいるし、そういう訓練をすることもあるけれど、時期とシーズンのどのタイミングかによるね(今回は該当しない)」

2018-2019シーズンの本田の目標を、アルトゥニアンが設定したのかどうかを知りたかった。
「彼女は、世界選手権の日本代表枠に入る必要がある。シンプルなことだよ。高い目標だと言えるだろう」。

さらに、アルトゥニアンは付け加えた。
「全日本で優勝しろとは言わないよ。グランプリファイナルに出られたら、パーフェクトだ」

メンタルはどう鍛えるのか?

本田に不屈の精神があるかどうかは、過去数シーズン、彼女が結果に対して無頓着だったことからすると、疑問である。

アルトゥニアンは、本田のメンタルトレーニングをプランに組み込んでいるのだろうか?

「技術と身体面にフォーカスするつもりだ。その二つが合わされば、精神的な強さも出てくるさ。これは、誰にでも言えること。よくトレーニングをして身体的に強くなれば、遅かれ早かれ、精神的な強さも付いてくる。時として、時間がかかるけれど」


そして、教え子の例を上げた。
「いい例が、アダム・リッポンだ。(昔の)彼のメンタルとジャンプのミスについては、たくさん話されてきたよね。でも、ジャンプが安定し、完璧なボディが作られると(リッポンは、筋トレに力を入れていました)、オリンピックでプログラム全体をノーミスで滑れるまでになったんだ」

(中略)
アルトゥニアンは、エリートスケーターのコーチを引き受ける前に、期間を確約することを主張するそうだ。

「私のところに生徒が教えをこいに来たときは、『時間をもらえるかい?』って聞くんだ。私は手品師ではないからね。3カ月とか半年で変化を起こすのは、不可能だ。手順ってものがある」

「私は、ともに働くチームを持っている。私は彼らと相談し、彼らは私の仕事をあらゆる面から助けてくれる。陸でのトレーニングがあり、スケート技術があり、技術スタッフがいる。しばらくすると、それらが一つになって成果が現れるんだ」

(終)