こんばんは。明日の昌磨と高橋大輔選手の登場を待たずして、力尽きそうな種子島ぴーです。
全日本女子SPを見て、ブログを書くエネルギーも残っておらず・・・スルーしようかとも思いましたが、やはり書き残しておきたいと思います。
70点以上が4人もいる素晴らしさ!!
本日の女子SPは、群雄割拠の名にふさわしい熱戦でした。
安藤美姫、浅田真央、中野友加里、鈴木明子選手たちが引退した後、こんな日が来るとは予想もしませんでしたよ。
いやー、接戦ですね。「世界選手権より全日本選手権で戦うほうが難しい」と言われた時代の再来か?!
こういうときは、大舞台を経験した選手がやはり強いですね!!
今日印象に残ったのは、坂本選手と宮原選手でした。
私は、大海原のような、音の中を泳ぐような坂本選手の滑りが大好きです。
本当に心地いい滑り。ダイナミックなジャンプと深いエッジ。
オリンピックの前までは、表現力があるとは断言できなかったのですが(笑)、今ではコンテンポラリーのダンサーのようです。
坂本花織 75・65点に「うおぉ」五輪選手の意地で好演技 #フィギュアスケート #figureskatehttps://t.co/JkUBmSlTqb
— スポーツナビ フィギュアスケート編集部 (@sn_figure) 2018年12月21日
一方の宮原選手は、ジャンプの調子がよかったのと、表現力が今まで見た中で最高でした。あくまでも、個人的な感想です。(って、それがブログというものでしょう)。
以前、「ムービースターのように演じたい」と話していましたが、ジャンプがすべて決まった後は、本当に女優のようでした。音楽と衣装は文句なし。表情も今季いちばん“女優”でした。
【 #全日本選手権 女子SP】#宮原知子#フィギュアスケート #figureskate
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(写真:坂本清)
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お互い、相手のような演技はできない、まったく違ったタイプだと思いますが、宮原選手のほうが、ジャッジが評価しやすいタイプの表現方法だと思います。
最終滑走の盛り上がりも含めて、今日は宮原選手に軍配が上がるだろうなと思いました。
そして、新葉ちゃん、お帰り~!! まだ万全ではないようだったので、シェイ=リーン・ボーンの激しく凝ったステップの「エナージア」で、転ぶんじゃないかとハラハラしながら見ていて、肩が凝りました。
三原選手のソフトクリームのような滑りも素敵。フワッと跳んで、トロ~ンと流れる着氷は、見ている人を幸せにします。彼女にも世界選手権に行ってほしいけど、3枠しかないんですよねー(ため息)
70点以上が接戦で4人も並んでいるなんて、なんとすばらしいナショナル大会ではありませんか!!
紀平選手も、16歳とは思えない冷静さ。緊張感でミスをしたとは思えません。
フリーでは完璧な演技をして、少なくとも表彰台のどこかには立つでしょう。
紀平選手が、スケート靴のテープを完璧に調整して、フリーで巻き返して優勝するか。
宮原選手と坂本選手が接戦になったら、宮原選手が構成点を稼いで逃げ切りそう。
個人的には、坂本選手の優勝を応援しています。
時には、惜しかった選手のほうが心に残る。
そして、すばらしい演技をした選手よりも、すばらしい演技が出来なかった選手のほうが、心に引っかかってしまうことに気が付きました。
白岩優奈選手・・・最後のコンビネーションのセカンドに、トリプルジャンプを果敢に付けたけれど、転倒してしまって残念でした。ナイスファイトです。
本田真凛選手・・・故郷に錦を飾りたかったと思うけど、冒頭のジャンプから転倒してしまって、いろいろと噛み合わなかったのかな。ラファ親父も駆け付けたのに、順位だけ見ると残念すぎる。ただ、女優のような天性の華は、群を抜いていると感じました。
本郷理華選手・・・復活の演技を見たかったですが、ジャンプの失敗で演技が崩れてしまいました。まだ新天地に移って3カ月とのことなので、真凛ちゃん同様、これからだと思いますが。
山下真瑚選手・・・いつものコケティッシュな雰囲気が消えて、かなり緊張しているように見えました。いつもはすばらしいジャンプも、今日は硬くなっていたような。最後のフリップで足を痛めていないといいのですが。
明日は、いよいよ男子SPです。
終わって幸せな気持ちになれることだけが、望みです。