オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

「浅田真央と仕事ができればよかったが・・・」。D.ウィルソンインタビュー「スケーターたちとの思い出」翻訳。

宇野昌磨、25ansに登場です。

こんばんは。種子島ぴーです。
みなさんヴァンサンカン11月号、宇野昌磨特別版は予約されましたか?

25ans (ヴァンサンカン) 2018年 11月号 宇野昌磨 特別版 (FG MOOK)

25ans (ヴァンサンカン) 2018年 11月号 宇野昌磨 特別版 (FG MOOK)

  • 作者: ハースト婦人画報社
  • 出版社/メーカー: ハースト婦人画報社
  • 発売日: 2018/09/28
  • メディア: ムック
 

 

私は一昨日、特別版を予約したのですが、なんと「写真のみが違う通常版」も発売されるそうです。

9月28日発売予定の11月号は、25ans誌面に初登場の宇野昌磨選手が表紙を飾るスペシャルムック(特別版)が発売されます!!!

表紙以外に、誌面内では特別版&通常版共に、全10ページの特集を組み、撮り下ろしのビジュアル&インタビューを掲載します。

 現在、アマゾン楽天にて、事前予約を受け付け中ですが、特別版と通常版の何が違うのかといいますと…

特別版と通常版では、全ページにわたり、それぞれ異なるポートレート写真を掲載。インタビュー内容は同じなのですが、ビジュアルが違うことで特集の印象がまた違ったものになるはず。今まで見たことのない宇野選手の表情を切り取ったつもりですので、ぜひ見比べて楽しんでいただければ嬉しいです。

宇野昌磨選手が11月号に登場します!|Message from 25ans編集部|25ansオンライン

 

このAKB的商法は、どーよ??

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ファンなら両方買いたくなるよね~(営業促進か!?)

でも、悔しいから私は特別版しか買いません(営業妨害か!?)

え、そんなこと言わずに、特別版も通常版も限定版もディレクターズ・バージョンも出してほしい?(マニアか!?)

 

よし、この問題は、いったん横に置いておいて、ジャパンタイムズに振付師デヴィット・ウィルソン氏のインタビューが載っていた件についてのお話です。

 

クリケットクラブ輩出の2人の金メダリストについての内容がほとんどで、昌磨に関する部分はなかったのですが、

そのほかのスケーターたちについての一言コメントが興味深かったので、ちょっとだけ意訳してみました。

 

「スケーターたちとの素敵な思い出」

Choreography legend David Wilson a man in demand | The Japan Times

ウィルソンは、たくさんの卓越したスケーターたちと何年も仕事をしてきたので、何人かについて、一言コメントをしてもらった。

Javier Fernandez ハビエル・フェルナンデス

あらゆるタイプのスケーターがいるけど、ハビは、男性フィギュアスケーターの中でも、ちょっと他の人とは違うと思う。一緒に過ごすと、なんていうか、ごく普通の人なんだ。普通人の感覚を持っている。誰だって、5分もしないうちに彼に魅了されるだろう。あんな優しい男はいないよ。間抜けなコメデイ演技もできるし、がらっと変わって、泣かせる演技もできるんだ。

ほんとにハビは、男性にモテますよねー。そういう男は、女性にもモテるので、結局、全世界的に“愛され男”なんだろうな。

Midori Ito 伊藤みどり

オンタリオ州のロンドンにジュニア世界選手権を見に行ったとき、私は13歳で、みどりは11歳だった。あんな光景は、二度と見られないだろう。


彼女が練習するのを座って見ていたとき、どんなふうに感じたか!! あれは、一生忘れられないね。彼女は5歳ぐらい(の小さな子)に見えた。そして、レールの上を走る機関車か何かみたいだった。電動モーターが彼女にジャンプをさせて、着氷させて、ぐんぐん動かしているみたいだったんだ。

彼女のスケートには、途切れることのない流れとパワーがあった。ジャンプには何の迷いもなく、軽々と跳んでいた。練習でも、ダブルアクセル、トリプルトゥ、トリプルサルコウ、トリプルループ、トリプルフリップを跳んでいたよ。

彼女が競技に復帰するっていうときに、振り付けをしたけれど、結局、彼女は復帰しなかった。だから、私が彼女のために考えた作品を、人々が目にすることはかなわなかった。でも、仕事ができて光栄だったよ。私は、彼女への畏敬の念によって、成長したから。


幸運にも、彼女がプリンスホテルのアイスショーに出演を決めたとき、6年間毎年、私は彼女のために2つのショーナンバーを振りつけたので、私たちはとても親しくなった。

このエピソードは、とても面白く興味深い。やはり彼女は別格。

Miki Ando 安藤美姫

すごく素敵な子。選手のときに、彼女と一年間、仕事をしたけれど、あの一年だけだったから、がっかりしたよ。その後は、すべての振り付けがMゾフになってしまったんだ。


でも、(プロになってから)彼女は私のところに戻ってきてくれて、ショーのプログラムをいくつか創って、素敵な時間を過ごしたんだ。本当にすばらしい経験だった。
とーっても才能があって、とーってもきれいで、親切で優しい心を持った人。

  

Daisuke Takahashi 高橋大輔

彼とは、一度しか仕事をする機会がなかったわ。ショートプログラムの振り付けだったんだけど、彼のリクエストは一言、「エキゾチックなものがやりたい」。

あたしたちは、曲の3つの部分をつなげて1つのプログラムにしたの。

だけど、彼がフォローアップのために、また訪ねてくることはなかったわ。彼に会うことは、二度となかったのよ。

でも、素敵な続きがあるの。二週間後に、彼があたしと仕事をしに、トロントにやって来るのよ!! あたし、彼のショーナンバーを振り付けるの。

(ウィルソンは、高橋のために、新しいショートプログラム『シェルタリング・スカイ』を振りつけた。このインタビューの数日後、2010年のオリンピック銅メダリストであり、世界選手権王者は、競技に復帰することを表明した)

高橋大輔が二度と訪ねて来なかった・・・がツボにはまって爆笑。他の選手と違って、一度で自分のものにしたからなのか、デビッドの乙女心を察したからなのか・・・

Yukari Nakano 中野友加里

伊藤みどりと仕事をしていたとき、友加里は9歳だった。彼女は、私にTracy Wingman(?)を思い出させた。親友の一人のね。まったくもって、センセーショナルな少女だったよ。


9歳の友加里は活発な子で、もっと年齢の上の子のような滑りをした。伸びやかで、表現力もあった。すばらしいスケーターで、素敵な女の子。彼女は、(代名詞にもなった)あのドーナツスピンを発明したんだ。

 

Takahiko Kozuka 小塚崇彦

“Such a beautiful skater. So elegant and sophisticated.”

美しい滑りをするスケーター。エレガントで、洗練されていて。

 

Patrick Chan パトリック・チャン

パトリックは、スケーターの中のスケーター。究極のスケーターだ。人間的にもすばらしい。あれほど、人に感謝の気持ちと敬意を払う人はいないよ。

彼と仕事ができる日は来ないと思っていたけれど、電話をもらって、この数年間すばらしい仕事ができた。

 

デヴィット・ウィルソンが一緒に仕事をするチャンスはなかったけれど、したかったスケーターについても聞いてみた。

 

Mao Asada 浅田真央

“It would have been wonderful, but it never happened. It was fate that I ended up working with Yuna.”

仕事ができたら素晴らしかっただろうけど、実現しなかった。私がヨナと仕事をするのは運命だった。

本人もわかっていたようだな・・・

Michelle Kwan ミシェル・クワン

(選手時代)もう少しで、一緒に仕事をしそうだったのに。一度でも、できたらよかったのになぁ。彼女は私のアイドルだった。

 

数年前、私たちの韓国のショーに彼女は出演した。彼女と知り合いになれたよ。誰だって、恋に落ちるさ。彼女はすばらしいんだ。

韓国とロスのショーで、ミシェルとヨナが2人で滑った「When a Hero Comes Along」を振り付けたよ。

(翻訳ここまで)

 

その他に、オーサーとヨナが仲たがいしたときに、2人の仲を取りもとうとしたけれど、「あなたには関係ないことだから」と両者から言われたことも明かしていました。