オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

こんな宇野昌磨は、見たことがない。ワンピース・オン・アイス、ベールを脱ぐ

こんばんは。明日から、いよいよワンピース・オン・アイスが開演します。

 

表現者として新たな領域を目指す昌磨さんが、

「今年、一番やりたいこと」と話していたアイスショーだし、

原作をよく知らないままチケットを購入した私。

 

「アニメの声優さんのセリフに合わせて演じる」と聞いて、

「遊園地のヒーローショーみたいな感じだったらどうしよう」と、

ネガティブな気持ちがあったのも確かです。

 

そして、明日からの本番を控えた今日、

公開リハーサルが行われました。

 

写真と映像を見て、いろんな意味で衝撃を受けています。

まずは、写真。

 

スポニチ写真映像部公式インスタグラム on Instagram: "<ワンピース・オン・アイス公開リハーサル>リハーサルに臨む(左から)島田高志郎、織田信成、本田真凜、宇野昌磨、本田望結、渡辺倫果、田中刑事さん(撮影・小海途 良幹)"

 

インスタで公開されていたキャラクター写真は、

イメージ系の写真だったので、

ここまでアニメに外見を似せてくるとは思いませんでした。

その驚きが一つ。(昌磨さんは予想の範囲内)

 

もう一つの驚きは、宇野昌磨さんの表情と演技です。

 

【フィギュア】宇野昌磨ルフィ再現 本田真凜、望結姉妹も ワンピース・オン・アイス/写真特集 - フィギュアライブ速報写真ニュース : 日刊スポーツ

 

いままで 見たことが ない 宇野昌磨

 

間違いなく、宇野昌磨が新境地を開いている。という事実。

 

こちらは、オリコンの動画です。

『ONE PIECE ON ICE~エピソード・オブ・アラバスタ~』公開リハーサル - YouTube

 

以前のナウボイスで、彼はこんな話をしていました。

 

自分は、プログラムを演じるとき、感情表現をしたことがあまりない。

「曲を聞いたイメージを体で演技する」というのはしてきたけれど、

「プログラムのキャラに自分がなり切る」ということはしていなかった。

 

「僕の代名詞のプログラムです」と言えるものがないのは、

まず自分の感情がそのプログラムに対して乗り切れていなかったからではないか。

 

ナウボイスでこの話を聞いた時点では、

私は意味をよく理解していませんでした。

 

宇野昌磨=表現力があるスケーター

 

だと思っていたし。

 

続いて、こうも言っていました。

 

表現に関して自分は、「出来がいいとか悪いとか、人に見られてうまいと思われるカラダの形とか、表現には正解がないのに、正解を探そうとしていた。自分で勝手に“正解”という概念を作って、それに劣っている自分を、『僕はまだまだだ』と思っていた。

 

今日、ワンピース・オン・アイスのリハーサルの映像と写真を見て、

昌磨が話していたことの意味が、

ストンと、思いっきり腹落ちして理解できました。

 

こんな表情で滑る昌磨さんを、あなたは見たことがありましたか?

ガニ股でぴょんぴょん跳ねる昌磨さんを、見たことがありますか?

私は、ありませんでした。

 

とても、とても、楽しそう。

昌磨ではなく、ルフィが見える。

 

ワンピース・オン・アイスの練習では、

「キャラに自分がなり切る」「そのとき、ルフィーが感じた表現を自分も出す」という練習を、やっていたそうです。

そして、「自分のスケートのプログラムでも、それをやっていいんじゃないか、と思えた」とも話していました(ナウボイスより)。

 

宇野昌磨らしからぬ表情、宇野昌磨らしからぬポーズで、

楽しそうに動く昌磨さんを見て、

「今後の引き出しが10段ぐらい増えたんじゃないか」、

「コメディやミュージカル系のプロも、演じられそう」と、

今後がとても楽しみになりました。

 

アイスショー全体は、まだ未知数です。

今更ですが、ワンピース好きの子どもたちに見てほしい気がしています。