こんばんは。「カーニバルオンアイスに行けなかった人のために、レポートする」などと宣言しつつ、「ガチャBOXの馬鹿話」でごまかしていた種子島ぴーです。
「テレビ放送があったのでレポートする必要もないかな…」と思ったのですが、放送を見ていない方もいらっしゃるんですよね。
というわけで、記憶が完全消去される前に、レポートしていきたいと思います。
記憶違いが多々あると思いますが、いつものように責任は負いたくありません。
まずオープニングは、『Out Of Time』に乗せて、渋めのロックテイストでメンバー紹介。
全員(約3名除く)ブラックの衣装で、このテイストは後の高橋大輔氏の『ザ・フェニックス』へとつながっていきます。
この部分は、前回記事をご参照ください。↓↓
では、第一部のソロ演技、スタート!!
1 島田高志郎『Stay』
緊張のトップバッターは、島田高志郎くん。
オープニングのグループナンバーといい、トップで飛び出す重要な役どころを、しっかりとこなしていました。
プログラムは、今季SPの『Stay』です。とにかく曲が美しい。
こうしろー君の手足の長さが行間で生きる選曲です。
ライトが入ると、いっそう感情がこもるのか、試合の演技よりも引き込まれました。
途中、ジャンプがパンクして、本人「ニヤリ」。
ランビ伯爵は楽屋でお着換え中なので、怒られないからリラックス~(笑)
2 トゥルソワ『ペールギュント』
続いて、ジャパンオープンで4回転ジャンプ4本を成功させた、ノッてるアレクサンドラ・トゥルソワの『ペールギュント』。
ジャンプが高~いし、はつらつとして、すべてにおいて安定感あり。
ブラック&ホワイトの衣装が途中からブラック多めに変わり、二役を演じ分けているのだと思われます。
ただ、なぜか何も感じなかった…いや、15歳にそんなこと言うのも大人気ないですな(笑)
来月、オリンピックが開かれたら、間違いなく彼女が優勝すると思います。2年後はどうでしょうか。
3 デニス・ヴァシリエフス『Two Men In Love』
続きまして、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス。
ブラックに赤いハートマークがついた衣装で演じますは、今季SP『Two Men In Love』。
ライトの下で、アコースティックなサウンドがいい感じ。
曲のさびで、「アイム イン ラ~ブ (I’m in love」」が何度も繰り返され、デニスに振付けをするランビ伯爵の姿が目に浮かぶ。
アイム イン ラブ・・・。
最後にドックンという心臓の音と共に、胸を抑えてフィニッシュ。
4 長洲未来
お帰りなさいの未来ちゃん!!プログラムの題名がわからず。
ちょっとテクノっぽい要素の入った、重めのサウンドでした。
数時間前に行われたジャパンオープンの時も感じましたが、未来ちゃんは体が絞れていて、ジャンプにも切れがありました。
6分間練習でも、ほとんどのジャンプを決めてましたよ。
ブランクを心配していましたが、本格的に戻してきたあたり、さすがオリンピアンです。
5 無良崇人『美女と野獣 ひそかな夢』
引退してから、演技の魅力が倍増した無良提督。
カーニバルオンアイスで、私が一番印象に残ったうちの一人です。
まず、割れるような音源の日本語歌詞の『美女と野獣』にびっくり。
すり鉢状の会場に大音量が響き渡る中、ぜんぜん演技が負けてないんです!!
力強くロマンチック。完璧でした。
ただ、歌詞がとっても意味深。
こういう場では、自分の心情に合ったプログラムを選ぶのではと推測しますが、確か、シングルに戻られたばかりだったような…。
「ひそかぁぁに 夢見るぅぅ 戻ってきてくれるとぉぉ 信じてるぅぅ」みたいな、100%シングルアゲインにリンクした歌詞に、感じ入るところあり。
でも、デニス・テンさんの追悼公演でも英語バージョンを滑っていたから、一番滑り込んでいるプロという解釈でよろしいでしょうか。
さらに!! これはネタではないのですが、リンクに映画「最高の人生の見つけ方」の広告がイラスト付きで出ていまして、
無良提督の演技のリプレイが場内モニターに流れたとき、背後に女性二人がうっとりして見ている顔が!!
「最前列のお客さんもうっとりして見てるなー」と思ったら、イラストでした(笑)
これ、ほんとの話です!!
ダニーよりはいいけど、イラスト看板って、どうなの??
ダニーもリンクの角のところにひっそり張り付いていましたけどね。
6 鈴木明子『ブラックスワン』
安定の演技力。鈴木選手も、現役時代に劣らぬスケーティングをキープしている素晴らしいスケーターです。
彼女は、生で見ると、うまさ、演技力がより分かる選手だと思います。
テレビ画面で見るより、細いしスタイルもいいです。
7 織田信成『ゴースト』
「いつもハッピーなプログラムで、私たちに幸せをもたらしてくれる織田信成」みたいな紹介アナウンスに続いて、
「キャー ×××× ピーポーピーポー」と、悲壮な女性の叫び声と救急車のサイレン…
うーむ、どういうこと?? と思ったら、映画『ゴースト』でした。
これも、カーニバルオンアイスのベスト3に入るくらい、すばらしかったです。
スピード、ジャンプの着氷、表現、どれをとっても、大部分の現役選手よりすごい。
忙しい中でも、かなり練習していることがわかります。
これだけの演技ができるなら、このレベルを手放す必要もないと思いますけどね。
実際、日本以外の国に行けば、今でもトップ選手だと思います。
手を上げてのルッツとかサルコウとか、着氷のヒザが、うっとりするほどソフトです。
もちろん、スタンディングオベーションでした。
8 ブレイディ・テネル
サングラスにホットパンツ、ガウンを羽織って登場したテネル。
とってもアメリカン・ガールな曲(題名わからず)で、ガウンを脱ぎ捨てるとチューブトップ。
ヒューヒュー!! こんな明るいイメージのテネルは初めて見ました。
ミーシンのところに合宿に行ったみたいなので、「私を見て! 見て! 見てちょーだい!!」って感じのエリザベータ・トゥクタミシェワ、ソフィア・ソモドゥローワの影響を受けたのでしょうか??
ジャパンオープンで演じたフリー『ニューシネマパラダイス』も、昨シーズンまでの硬さが消えて、ふんわり柔らかな演技でした。
9 ランビ伯爵『ダウン・ザ・ロード』。
名前がコールされ、一度、リンクの上に降りかけたランビ伯爵。
なぜか、いったん撤収して、もう一度リンクの上にジャーンプ!!
どうやら、音楽スタートと同時にリンクに飛び降りてきたかったらしい。
が、タイミングが合わず、やり直しに。
白いふんわりブラウスをお召しになったランビ伯爵。
衣装とまったくイメージが合わないですが、観客に手拍子を要求したり、指差したり、投げキッスしたりと大サービス。
指差しキャー、投げキッスキャーで、どういうプログラムなのかは今一つ不明でした(笑)。
が、第一部のトリにふさわしい盛り上がりと熱狂で幕。
大満足の第一部は終了し、私はトイレへ猛ダッシュ!!
第二部は、明日に続きます(たぶん)。