こんばんはー。フィンランディア杯の整氷タイムにブログを書いている種子島ぴーです。
昌磨のSP「グレイト・スピリット」、フィンランドでもすごかったです。
グランプリシリーズの記者会見では、「昨シーズンは、試合で楽しむってことから自分を遠ざけていた」と語った昌磨。
今シーズンのテーマは、「楽しむ!」だったので、楽しんでくれたらいいなぁと思うものの・・・
ジャパンオープンから一週間たたない連戦で、しかも、ジャパンオープンの翌日が記者会見、で、すぐに遠いフィンランドに飛んで時差を乗り越え試合・・・これはキビシイ。
ジャパンオープンのときでさえ、「ジャンプの調整が間に合っていない」って言ってたのに、ボロボロなのではないかと心配していました。
6分間練習でも、ジャンプはなかなか決まらない、跳ぶタイミングがつかめないようでした。
が、「オン・ジ・アイスぅ。ヤポン ショーマ・ウーノぉぉ」
バッバッと腕を回して、現れた昌磨は、いい顔してました!!
スタート位置についた昌磨は、ヘアも短くカットして、表情が凛々しすぎ!!
動画が見られたら、チェックしてみてください。
衣装は、強烈なEXのアンデス調から、オレンジの割合を減らした宇宙戦士みたいな雰囲気に。衣装よりも、演技により注目が集まるようになっていました。
(これまた色使いが、海外デザイナーチックですね)
で、スタートから、動きがめちゃめちゃかっこいいんです。
きりっ、きりっ、きりって感じ。
そして、ものすごい勢いとエネルギー。
もー、別格です。完全に別格。
始まる前は、空席もあるフィンランドの会場で、あの『グレイト・スピリット』を滑って浮かないのか? 空気を制圧できるのか? と心配でした。
が、心配ご無用。
リンクの空気を制圧です。
フィンランドの観客もノリノリで手拍子。
日本から駆けつけてくださっているファンが、リードしてくださったおかげですね。
最初の4回転は着氷で踏ん張り、次の4回転は軸がまっすぐで高さもあり、2回転とのコンビネーション。
ジャンプの調整ができていない中でも、失敗が許されない場面でキメてきます。
トリプルアクセルは、跳ぶ前に嫌な予感がしましたが、
フリーレッグが付きそうでつかない、すれすれの着氷ですーっと流れていきました。ほっ。
最後のステップが始まる位置が、EXのときとは逆なのかな?
観客席の前で腕をあげると、目の前の女子がきゃーっ。
ステップ、ものすごい迫力と集中力とスピードです。
『グレート・スピリット』をSPにすると決まったとき、「ジャンプがうまくいかない場合は、グダグダになってしまうのではないか」と懸念しました。
確か本人も、「あのエネルギーを保てるのか」みたいことを口にしていましたよね。
しかし、ジャンプが完璧でなくても、疾走感あふれる『グレート・スピリット』は、すばらしいことがわかりました。
そして、フィニッシュ。
水色の衣装のフラワーガールが、「わおっ」て顔をしていたのがかわいい。
そして、昌磨もかわいいよ(笑)
そっかー、今年から、キス&クライは一人なのね。
でも、お隣に連盟の人がいるみたい。
「僕、スピン、回れてました? ぜんぜん滑り込めてなくて」と話しかける昌磨。
滑り込めてなくても、 生き生きと生命力を放つ演技でした。
まさに、グレイト・スピリット。
ライブにもかかわらず、巻き戻して何度もリピートしちゃいました。
フィンランドの方、カメラワークがいいですね。
昌磨のスピード感がよく出ていて、しかも、寄った絵も撮ってくれてる。
やっぱりすごい、宇野昌磨。
勝手にファンであることが誇らしくなっちゃいました。
得点は、92.28点。
現時点の仕上がりとしては、悪くないですよね。
そうだ、ダニーもフィンランドまでついてきてましたけど、
昌磨は蹴散らしてました(笑)
(今、草太くんが、ジャンプ3本をきれいに決めて、92.81でトップになりました。完璧な出来だったので、点数が出てよかったです。昌磨は、フリーで巻き返してくると思います。)