オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

フィン杯SP。やっぱりすごい宇野昌磨の疾走感

こんばんはー。フィンランディア杯の整氷タイムにブログを書いている種子島ぴーです。

昌磨のSP「グレイト・スピリット」、フィンランドでもすごかったです。

 

グランプリシリーズの記者会見では、「昨シーズンは、試合で楽しむってことから自分を遠ざけていた」と語った昌磨。

 

f:id:tanegashimapi:20191012000428j:plain

 

今シーズンのテーマは、「楽しむ!」だったので、楽しんでくれたらいいなぁと思うものの・・・

ジャパンオープンから一週間たたない連戦で、しかも、ジャパンオープンの翌日が記者会見、で、すぐに遠いフィンランドに飛んで時差を乗り越え試合・・・これはキビシイ。

 

ジャパンオープンのときでさえ、「ジャンプの調整が間に合っていない」って言ってたのに、ボロボロなのではないかと心配していました。

 

6分間練習でも、ジャンプはなかなか決まらない、跳ぶタイミングがつかめないようでした。

が、「オン・ジ・アイスぅ。ヤポン ショーマ・ウーノぉぉ」

バッバッと腕を回して、現れた昌磨は、いい顔してました!!

 

f:id:tanegashimapi:20191011234902j:plain

 

スタート位置についた昌磨は、ヘアも短くカットして、表情が凛々しすぎ!!

動画が見られたら、チェックしてみてください。
 

f:id:tanegashimapi:20191011234928j:plain

 

衣装は、強烈なEXのアンデス調から、オレンジの割合を減らした宇宙戦士みたいな雰囲気に。衣装よりも、演技により注目が集まるようになっていました。

(これまた色使いが、海外デザイナーチックですね)

 

で、スタートから、動きがめちゃめちゃかっこいいんです。

きりっ、きりっ、きりって感じ。

そして、ものすごい勢いとエネルギー。

 

もー、別格です。完全に別格。

 

始まる前は、空席もあるフィンランドの会場で、あの『グレイト・スピリット』を滑って浮かないのか? 空気を制圧できるのか? と心配でした。

 

が、心配ご無用。

リンクの空気を制圧です。

フィンランドの観客もノリノリで手拍子。

日本から駆けつけてくださっているファンが、リードしてくださったおかげですね。

 

f:id:tanegashimapi:20191011234957j:plain

 

最初の4回転は着氷で踏ん張り、次の4回転は軸がまっすぐで高さもあり、2回転とのコンビネーション。

ジャンプの調整ができていない中でも、失敗が許されない場面でキメてきます。

トリプルアクセルは、跳ぶ前に嫌な予感がしましたが、

フリーレッグが付きそうでつかない、すれすれの着氷ですーっと流れていきました。ほっ。

 

最後のステップが始まる位置が、EXのときとは逆なのかな?

観客席の前で腕をあげると、目の前の女子がきゃーっ。

 

f:id:tanegashimapi:20191011235118j:plain

 

ステップ、ものすごい迫力と集中力とスピードです。

『グレート・スピリット』をSPにすると決まったとき、「ジャンプがうまくいかない場合は、グダグダになってしまうのではないか」と懸念しました。

確か本人も、「あのエネルギーを保てるのか」みたいことを口にしていましたよね。

 

しかし、ジャンプが完璧でなくても、疾走感あふれる『グレート・スピリット』は、すばらしいことがわかりました。

 

そして、フィニッシュ。

水色の衣装のフラワーガールが、「わおっ」て顔をしていたのがかわいい。

f:id:tanegashimapi:20191011235026j:plain

 

そして、昌磨もかわいいよ(笑)

f:id:tanegashimapi:20191011235138j:plain

 

そっかー、今年から、キス&クライは一人なのね。

でも、お隣に連盟の人がいるみたい。

「僕、スピン、回れてました? ぜんぜん滑り込めてなくて」と話しかける昌磨。

 

f:id:tanegashimapi:20191011235158j:plain

 

滑り込めてなくても、 生き生きと生命力を放つ演技でした。

まさに、グレイト・スピリット。

ライブにもかかわらず、巻き戻して何度もリピートしちゃいました。

フィンランドの方、カメラワークがいいですね。

昌磨のスピード感がよく出ていて、しかも、寄った絵も撮ってくれてる。

 

やっぱりすごい、宇野昌磨。

勝手にファンであることが誇らしくなっちゃいました。

得点は、92.28点。

現時点の仕上がりとしては、悪くないですよね。

 

そうだ、ダニーもフィンランドまでついてきてましたけど、

昌磨は蹴散らしてました(笑)

 

(今、草太くんが、ジャンプ3本をきれいに決めて、92.81でトップになりました。完璧な出来だったので、点数が出てよかったです。昌磨は、フリーで巻き返してくると思います。)