こんばんは。最近絶好調のフジスケさんですが、
「見たい!動画」 リクエストアンサー編 Vol.12 <高橋大輔2019全日本4回転>が、
これまた引きつけられる映像です。
(旧字は文字化けするので、いつも「高橋」表記で失礼しています)
以前、「全日本選手権のときの高橋大輔選手のことを書きたいけれど、書けずにいる」と書いたように思うのですが、
この映像を見て、“あの時”がよみがえってきました。
私が今いちばん応援しているのは宇野昌磨選手なので、
アイスショーに昌磨と大ちゃんが同時に出てきたら、
目を宙に泳がせつつ二人の姿を追い、しかし、昌磨をウキウキウォッチングすると思います(笑)
ただ、高橋大輔という人が氷の上にいたら、吸い寄せられずにはいられません。
幸いにも、全日本選手権2019では、昌磨と大ちゃんは同じグループではなかったと思います。
「レット・バトラー」と言えば、この人には、映画スターのオーラがあるのだと思います。
無抵抗で、そっちを見ちゃいますよね(笑)
全日本選手後の各種映像でも、複数の選手が滑っていたら、カメラマンさんのレンズがグイーンと、大ちゃんの方を向いてしまう。
で、今回の「見たい!動画」 リクエストアンサー編 Vol.12 <高橋大輔2019全日本4回転>も、無言で見続けてしまいました。
無言。しゃべりたいとも思わない。
カニを食べているときみたいだな(笑)
私が生で見た全日本選手権のSPの日のこと。
怪我で11月の西日本選手権を棄権した高橋選手は、満足な練習…というか、自身のプライドを満足させられる演技ができるまでだと思いますが…「あと2週間あれば」と、話していました。
練習を見ていても、「ここから少しでも調子を上げたい」という気迫が見えました。
直前の6分間練習では、どの選手よりもリンクの上を動き回っていて、
最後の追い込みをかけているように感じました。
そして、本番。
前滑走者の山本草太選手の点数が出るのに、時間がかかりました。
その間、大ちゃんは寸暇を惜しんで、ジャンプを跳び続けていました。
休みなしです。3本は跳んだはずです。
私は、「そんなに跳んじゃだめだよ。体力を消費しちゃうよ」と、ヒヤヒヤしながら見ていました。
だって、このあと、あの激しい『フェニックス』をやるんですよ!!
だけど、「納得できない中でも、少しでも納得できる演技をしたい」という大ちゃんの気持ちが伝わってきて、身を固くして見守るしかありませんでした。
そして、SP『フェニックス』。
あのときの演技について語る言葉を、残念ながら私は、持ち合わせていません。
ただ、頭の中で反芻するのみです。
映像の中の大ちゃんは、リンクの中で、後輩たちより誰より、滑ることを一番楽しんでいるように見えます。
今後は、ペアとして試合での演技を見られるわけですが、
ソチオリンピック以降にフィギュアスケートを見始めた人や、
フィギュアスケートをあまり見ない人から、
「高橋大輔って4回転跳べないんでしょ?」と聞かれることが少なくないので、
念のため、何度でも書かせてくださいな。
高橋大輔は、まだほとんどの男子選手が4回転ジャンプを跳んでいない時代に、フリーに2本の4回転を入れていた選手です。
世界一の表現力を持つだけでなく、すぐれたジャンパーでもありました。
膝の半月板を損傷し、リハビリで奇跡の復活を遂げてからは4回転に苦戦しましたが、
それでも、バンクーバーオリンピックでメダルを獲ったすごい人です。
フジスケさん、すばらしい映像を、ありがとうございます。
この後も、期待しています!!