こんばんは。先日のインカレ(日本学生氷上選手権)の整氷時間に、
宇野昌磨選手のインタビューが流れた話に触れましたが、
YouTubeで公開されています。
2022全日本フィギュア【宇野昌磨】一夜明けインタビュー - YouTube
昌磨にマイクは付けても、髪の寝癖は直さないスタッフさん。
さすが、昌磨の“かわいいポイント”を分かっていらっしゃる😘
インタビューの内容は、「追い求める強さとスケーター像」。
質問している方もうまいなぁと思ったし、
昌磨の話も、わかりやすく、そして、深い。
そして、10分30秒ほどの映像の中で、
昌磨が5人の男性の名前を挙げています。
その5人は、昌磨が、スケートや自分自身について考えるとき、
心に浮かんでくる人。
今現在、昌磨に影響を与えている人なんだろうなと思います。
ネイサン・チェン
一人目は、「スケートは対応力が必要」という話の中で触れられた、ネイサン・チェン。
「温度、氷、滑走の順番…。同じ(コンディション?)で出来ることなんて、ほとんどない。それができるのが、ネイサン。やばい。何にでも(どんな状況でも)ノーミスしますからね」と。
ネイサン、大好きで、折りに触れてネイサンのすごさを語ってきた昌磨ですが、
ネイサンが競技から遠ざかっている今も、圧倒的な強さ、調整力は、目標とする選手像の一つなんだと思いました。
スポーツ選手って(どんな職業でもそうですが)、
頭がよくないとトップになれないと思います。
スケートの場合は、気温や氷の硬さ、時間の経過と共に変化する筋肉の状態なども関係してくるのかな🤔
数学や統計に加えて、物理学とか化学とか医学とか、
役に立ちそうな知識は、たくさんあります。
私も、時を戻せるなら、物理学の好きな子どもになりたかった…と、大人になってからよく思います。子どもの頃は、将来、役に立つとはまったく思わず、軽視していたことが悔やまれます。
高橋大輔
そして、高橋大輔選手。
「(宇野さんは)表現というものを、天性のものでもあるかもしれないし、こだわり続けているものでもある。→芸術面へのこだわりは根強くあるのか?」という質問に対して、
「僕は高橋大輔選手に憧れて、ずっとスケートをやっていたので、
表現がすばらしい選手って、どうしても目を引くので。
僕はそれがフィギュアスケートであってほしいと思っちゃうんですよね」と。
「大ちゃん大好き」は、本当に、小さいころからブレないですね。
最近、地上波で、高橋大輔プロデュースの「ICE EXPLOSION 2023」を見ましたが、
高橋大輔が氷上で動いているのに、目をそらせられる人は、いないと思う。
勢いに乗って、「ICE EXPLOSION 2020」の『フェニックス』をYouTubeで見たのですが、
もー、めちゃくちゃです😅インパクトさく裂すぎて、どうにもならない。
昌磨であっても、まだあの領域には達していないと感じました。
目標となる人がまだ滑っているって、素敵なことだと思いました。大ちゃん、まだまだ、現役で突っ走ってください。
アダム・シャオ・イム・ファ
そして、フランスのアダム・シャオ・イム・ファ選手。
「アダム選手は、プログラムを、これを表現したいというのが演技中に伝わってくる。
そういう選手になりたいな、って僕も小さいころからずっと思っていた」と。
アダムを、自分と同じ方向を向いているスケーターとして見ているのか、
自分よりすごい部分を認めているのかは、わかりません。
ただ、私は、「グランプリファイナルや世界選手権で、昌磨とアダムが同じ空間で戦ったら、試合自体のクオリティが上がるだろう」と、今シーズン、期待していました。
残念ながら、アダムは、ファイナル進出はかないませんでしたが、世界選手権には来ると思うので、二人が同じ空間で競うのが、楽しみです。
ステファン♡
基本的には、ステファンも、昌磨にジャンプ以外の部分も追及してほしいと思っているのは間違いないと。
そのうえで、NHK杯のとき、ステファンは、「かなりお怒り」だったんですね😂
昌磨によって、精神的に追い詰められていたらしいことは、知っていました😂
カフェに昌磨を呼び出したこととか、6分間練習のあと、昌磨がエッジを付け替えたことに発狂しそうだったこととか😂😂
で、全日本選手権のフリーの公式練習の日、ステファンに、「ジャンプ以外の部分を練習しなさい」と、支持されたそうですよね。
巷では、「宇野昌磨は、公式練習でジャンプを全然跳ばずにコリオの確認だけしていて、ラスト数分になったとき、突然、怒涛のように4回転ジャンプを跳び始め、すべて着氷した」というニュースが流れ、
「宇野昌磨かっこいい事件」として記憶されていましたが、
ステファンの指示に従っていただけだったみたい😂
のちに昌磨は、「直前の練習は、やっぱりジャンプ練習だろ。今度からそうする」と話していました😂。
山本草太
5人目は、絶好調の山本草太選手。
全日本選手権について、
「草太君も(練習では)ずっとノーミスだったフリーが、試合ではうまくいかなかった。それが試合」「みんながあれだけ苦戦していたのは、理由があるはず」と。
思い出してください。昌磨が新たなコーチ探しの旅に出たときのことを。
「同じようなレベルの男子選手がいるところで練習したい」というのが、
環境選びの希望の一つに入っていました。
昨シーズンは、鍵山優真選手に大きな刺激を受け、今シーズンは、山本草太選手に刺激を受け、シャンペリーには、デニスや高志郎くんがいる。
昌磨の目の前には、常に刺激的なリンクメイトが現れるなぁと思います。
あるいは、スケートの神様が、導いているのかもしれません。
そういえば、イタリアのダニエル・グラッスル選手。
長年教えを受けていたロレンツォ・マグリコーチの元を離れ、米国に渡りましたが、
1シーズン立たないうちに帰国し、
暫定的に、ロレンツォ・マグリコーチのいるリンクに戻っていました。
しかし、ロシアにいるらしいです。
エテリ組に移籍するとか、サンボのコーチの指導を受けているとか、いろいろ噂が流れています。
ジャンプを改善したいということなのかな?
昌磨が、エテリ組の夏合宿に参加したときのことを思い出します。
グラッスル君は、冬合宿かな??
いい環境にめぐりあってほしいですね。