こんばんは。本格的なフィギュアシーズンが始まりました。
ジャパンオープンやエリア競技会に行かれた方もいらっしゃることでしょう。
私は、テレビ東京でジャパンオープン2020を見ました。
すーーーばらしい放送でしたよ。
ワールドクラスのスター選手は少なかったかもしれません。
普段通りの放送では、物足りなさを感じたかもしれません。
しかし!! 第一に、特定の選手だけのピックアップではなく、
全選手の演技を流してくれました。
妙な先入観を植え付ける、ストーリー映像もありません。
そして、放送に深みを持たせたのは、
なんといっても町田樹氏の解説です。
今年のジャパンオープンの放送、そして配信での解説は町田樹さんです!🎤
— テレビ東京 フィギュアスケート (@tvtokyo_figure) September 25, 2020
公式プログラムのインタビューもお答えいただきましたのでお楽しみに!https://t.co/3LmxOWmMii pic.twitter.com/2oVAxrTP0f
減点方式ではなく、加点方式によるポジティブ解説に、
気分が上がりました。
たとえば、ジャンプの着氷で転倒しても、
「ちょっとしたボタンの掛け違いによるものなので、気にする必要はないです。次に行きましょう!!」
「失敗が一つで抑えられれば、上出来です」
「次が成功すれば、まだまだいけます」
着氷がうまくいけば、「完璧!!パーフェクト!!」
ステップのスピードが抑え気味なら、
「普通の選手とは反対方向に、あえて難しいステップになっています」
などなど。
おかげで、選手全員を、まんべんなく、感情をこめて応援することができました。
さらに、賛否両論あるかと思いますが、今回(実験的に?)
「過去のテクニカルデータに基づいた解説」を取り入れるとのこと。
どういうことかと言いますと、
「このあと、成功率80パーセントのトリプルルッツです」
「ここで、この2シーズン100%、レベル4のスピン」
「次のコンビネーションジャンプは、50%以上の確率でセカンドに回転不足かエッジエラーを取られています」
という具合に、技に入る直前にコメントされます。
静かに見たい人には、うざいと言えばうざい。
一方で、「昨シーズン、100%エッジエラーのトリプルフリップ」と言われた直後に成功すると、
「うぉー」と拍手をしてしまう。
私が楽しみにしていた日野龍樹選手。
映像よりも生で見ると、滑りの美しさを感じる選手ですが、
「令和になってから一度も成功していない4回転トゥループ」とアナウンスされると、
背筋をシャキーンと伸ばして見てしまいました(笑)
結果は着氷失敗だったのですが、
町田氏の「しっかり回っていましたので、成功と言ってもいいでしょう」(うろ覚え)みたいなポジティブ解説で、気分は上々(笑)
とはいえ、どの選手かは忘れましたが、
「成功率0%のトリプルループ」と言われた後に失敗し、
「やはり!」って、まっちーが思わず声に出しちゃった場面も2回ほどあったような…
いずれにしても、グッドな面にスポットライトを当て
ぐいぐいポジティブなコメントをかぶせていく町田先生に、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
その結果、町田氏みずから
「テレビ的にも、ヒジョーにおいしい結果ではないでしょうか」と、
軽いジョークをかましてくれたほどの大接戦に。
試合としては、神結末になりました。
私が選手なら、町田氏に解説してもらいたいです。
そういえば、特別出演のネイサンのSP『デスペラード』も流してくれました。
ISP Points Challengeの時よりも、表現が練られていました。
短期間での進化は、さすが!!
ブラックのモコモコしたトレーニングウェアから、
100万回ぐらい見た白いシャツに着替えただけで、少し雰囲気も出ていました。
どうせシャツに着替えるなら、
赤いシャツぐらい着ていただきたかったのが本音ですが、
手を「パンパン」のところも、ちょっぴりセクシーに♡
そして、ジャンプはいつものように崩れても崩さないスティール・ネイサンでした。
BABEさんが、映画の『デスペラード』を見たことを記事にしていらっしゃいましたが、
私は昔見ましたが…コメディだった記憶があるような…(笑)
『デスペラード』見ました | BABE Collection feat. ネイサン・チェン ~Nathan Chen~
さて、今回出費を抑えてジャパンオープンを見せていただいた私。
申し訳なさすぎるので、浮いたお金で
町田樹著「アーティスティックスポーツ研究序説:フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論」5,000円+税を購入。
って、時系列がおかしいですね。
すでに購入していました。てへへ。
読み終わるのは、少し先になりそうです。
そう言えば今日の放送の中で、まっちーは、
「この勢いで滑ってほしいですね」ではなく、
「この勢いで踊ってほしいですね」と、独特な言い回しをなさっていました(笑)