オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

祝♡ミハイル・コリヤダ、ロステレコム優勝

こんばんはー。ロステレコム杯でコリヤダ君が優勝し、

あ~なんかしあわせ~な種子島ぴーです。

 

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美しい。なんという透明感

副鼻腔炎による不調⇒手術⇒休養⇒復帰の遅れ⇒コーチ変更…と、

ここまで長い道のりでしたね。

「あきらめてしまうのでは」と思った時期もありましたが…大化けして戻ってきました。

おめでとう、コリヤダ君!!!

 

さて、本日の男子フリーを駆け足で振り返りますと、

まずは6番滑走のエフゲニー・セメネンコ。

 

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SPは7位でノーマークでしたが、4T、天まで届くような4S、

3A+3T、3Loと、すごい勢いで加点付きのジャンプをガンガン跳んでいきました。

 

後半も、3A、3F+1Eu+3S、3Lo+2Aをコンプリート。

全体で2クワド、7トリプルを決めて、177.36。

シニアのお兄さんたちに宣戦布告です。

 

この素晴らしい新星を育てた師匠はどなた?

 

「ワシじゃよ、ワシ!!」とばかりに、カメラの前で急にマスクをはずす、ミーシン巨匠。

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わかりやすい人だなぁ(笑)

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この後、最終グループに入りまして、第一滑走は、ジュニア世界選手権チャンピオンにして、これまたシニア初年度。

「逃げません、守りに入りません」のアンドレイ・モザリョフです。

フリーの『ハーモニカの男』、ほんといいですね。

 

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4回転フリップのタイミングが合わず、2回転になりましたが、

その後はノーミスで4回転2本を決め、スピンもステップもオールレベル4.

独特のコリオを表現して、存在感もバツグンです。

180.68.総合でトップに躍り出ます。

 

ここで、私が好きなドミトリー・アリエフが登場。

イル・ヴォーロ『L'IMMENSITA リメンシータ』の、希望に満ちているはずなのに陰鬱なメロディーが流れます。

 

♪独りではない。独りではない。限りなく大きな空の下のどこかに、私を愛する人がいるだろう~♪

 

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怪我から復調の途中で、ジャンプの調子は、引き続きよくありません。着氷は乱れがちです。

しかし、意地でも転倒しないジーマ。ヨーロピアンチャンピオンの意地!!

動きが大きく自信と誇りに満ちていて、胸熱です。進め、ジーマ!!

 

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しかし、ステップシークエンスの後半に失速。

あ゛―――レベル2ですと?? 何てことするんだ、ジャッジのみなさん!!

リンクを引き上げてきたアリエフを抱き寄せてキスすると、視界から消えたルカ兄貴。

 

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わかりますか?

次のイグナトフの滑走に向けて、ものすごい勢いでリンクの反対側に走る兄貴。

実はものすごく俊足です!!

 

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アリエフフリーは、175.49。この時点で総合2位。うーん、表彰台は厳しそう。

でも、いまできるすべてを出したような演技に、私もさわやかな気分です。

 

イグナトフは調子悪し。暫定総合4位(雑なまとめですみません)

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【追記11/24】

イグナトフは、3本の4回転ジャンプを決め、フリップがパンクした以外は、ジャンプはしっかり着氷していました。

ただ、疲れていたのか、スピードがとても遅く、ステップからも何の感情も伝わってこない演技でした。

音楽は、ドラマチックな『Je suis malade』なのに、どうしたのでしょうか?

滑り終わって、息が出来ないほどになっていたので、スタミナの問題か病み上がりか…。4回転を3本決めたのに点数が思いのほか低く、ルカ兄貴は不満そうでした。

 

ここで、何やら念力を送るミーシン巨匠。

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コリヤダ君の登場です。

エネルギーも注入するミーシン巨匠。(ツボ押し?)

 

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SP3位から、演じますは『ホワイトクロウ』。出だしの表情がさらに芸術的になっていました。

 

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静ひつ。という言葉が浮かびます。

山の中の清らかな泉。

 

他の人が演じたら、そんなに特徴的な曲じゃないと思うんです。

主旋律は、コリヤダ君のしぐさです。

 

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そして、ジャンプもすばらしい。

単独の4回転トゥなんて、当代随一の高さでした。

最後のスピンの時から、拍手と歓声がすごかったです。

 

フィニッシュでは、リンクの外から演技を見まもっていた振付のアベルブフも、コリヤダ君と一緒にポーズを取っていました。

 

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そして、リンクを引き上げる時に、コリヤダ君が腕を広げて一つ大きく息をするんです。

それが、物語の世界から抜け出すしぐさのようで、とてもすてきでした。

 

キスアンドクライでは、振付のイリヤ・アベルブフを「一緒に座らんかい」と招き入れるミーシン巨匠。

 

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優勝を確信したのか、お祭りさわぎのキスアンドクライ(笑)

コリヤダ君のプログラムコンポーネンツは、ダントツです。

188.55で、暫定トップになりました。

 

続きましては、SP2位のペーター・グメンニク。

私は、彼が優勝する予感がしていました。

 

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曲は、『オペラ座の怪人』です。

ファーストは、4S+2T+2Loの3連ジャンプ。珍しい構成です。

が、直後に、なぜか、なんでもないところで転倒します。

何かあったのでしょうか? 動揺しているようで、後続の4回転サルコウでも、すごい衝撃の転倒。大丈夫なのか??

 

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「これで終わってしまうのか??」と思われましたが、後半も、3A+3T、3Lz+3Loと、難しいジャンプを決めていきました。

見事な精神力です!!

フリーは5位で、泣きそうな表情でしたが、総合では暫定2位!!

思わぬ結果に笑みがこぼれます。

 

最終滑走は、SP1位のモリス・ケヴィテラシビリ。

ロシア勢が大半を占めるロステレコム杯で、ジョージア代表のモリスが、すんなりと優勝させてもらえるのでしょうか? 

 

そして、深くお詫びしたい。

 

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フリーで崩れると予言したモリスですが、すばらしい演技でした。

むしろ、全出場者の中で、プログラムを最もミスなく滑ったとも言えます。

SP後の暴言をお許しいただきたい。

 

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曲はプッチーニの『トスカ』。

4S+3Tのスーパースタート(解説談)で、プログラムを始めます。トリプルアクセルの着氷もゴージャス(解説談)。4T+2TもGOE2.47。

 

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とてもとても落ち着いて、曲をゆったりと表現しています。

失敗と言えば、4Tの激しい転倒くらい。

これはもう、優勝ですね!!

 

解説者も「センセーショナルな演技でした。ジョージア出身のスケーターとしては、グランプリレベルの大会で、初のメダル受賞者です。そのときは銀メダルでしたが、それよりいい色かもしれません。銀以上、金なのでは」的なコメント。

 

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SPでコリヤダ君を6点、引き離していますからね。たぶん、本人も勝利を確信。コーチのお二人も、勝利を確信。

 

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が!!しかし!!

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あ~れ~(涙)。 セカンドマークがなんだか低くて、フリーは4位でした。

ん~? むむむ??

 

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12点以上、コリヤダ君と差がついてしまい、SPの貯金は帳消しに。

「あー、はいはい」といった感じで、投げやりに拍手をするグレイヘンガウス氏。

 

そんなわけで、総合順位は、

金 ミハイル・コリヤダ

銀 モリス・クヴィテラシヴィリ

銅 ペーター・グメンニク

 

私の予想は、そんなに遠くなかったと思います。


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