こんにちは。東京は快晴です!!
昨夜の「ロシア人気者集合杯」(正式名称チャンネル1フィギュアカップ)ご覧になりましたか?
チーム戦なのですが、すご~く盛り上がりましたよ!!
選手たちも心から楽しんで、はっちゃけている様子でした。
なんたって、「マスク」とか「三密を避ける」とか「非接触」とか「唾を飛ばさない」とか、
私たちが日常的に意識している観念を、ほぼ取っ払った世界で運営されていましたのでね。
新型コロナ禍以前の世界ってこうだったなーと、思い出しましたよ。
これはもう、「ほとんどの人が感染済み」とか「免疫を持っている」とか、そういう考え方なのかな?
または、「もうどーでもいい、ヤケクソ」ってことか?
コロナに感染して、大変な目にあった選手やコーチも一緒になって「What is 三密?」状態なのが不思議です。
今後1、2週間で、ロシアの人気者たちに恐ろしいことが起こらなければいいのですが・・・。
BABEさんのブログに、同じようなことが書かれていました。
新しいスニーカーとロシアチャンネルワンカップ | BABE Collection feat. ネイサン・チェン ~Nathan Chen~
…ロシアってコロナ終わったの?「ソーシャルディスタンス」という言葉はロシア語に訳されなかったのでしょうか。見てて怖く思う私がおかしいのかな…と思うほど、ふつーに盛大に楽しくやってました、ロシアホンット、楽しそうだった
きっと全世界の人が驚いたよね…
意識の違う国々の選手が一堂に会するから、世界選手権は国内選手権とは違った難しさがありますよね。
さて、肝心の昨夜行われたSPの演技ですが…
アイスダンスと男子まで見て、寝てしまいました。
ベテラン御三家の演技に一人で絶叫して、体力を使い果たしてしまったもので(笑)
男子は、マカール・イグナトフ、アンドレイ・モザリョフ、アレクサンドル・サマリン、ドミトリー・アリエフ、マーク・コンドラチェク、ミハイル・コリヤダの6名が参加していました。
ベテラン御三家、まずはサマリンです。
怪我で苦しんでいましたが、姿が見られてよかった。
SPの『ポーリシュカ・ポーレ』、音楽もコリオもお気に入りです。
「練習不足の中、4回転ルッツのコンビに挑むのか?」とドキドキしていましたが、挑みました!!
が、失敗して、両肩がはずれたのではないかと思うような危険な着氷に。
「あ゛ーー!!」
あの身長を肩で受け止められたのだろうか・・・まじで心配です。
続くジャンプも成功せず、本調子ではないのでしょう。
そして、サマリンの演技中にワイプで抜かれていたメドベージェワの表情を見て、
彼女に好感を持っちゃいました。
サマリンを心から見守り、応援し、祈る様子が伝わってきたからです。
仲間として、特別なつながりがあるのかもしれませんね。
同じく、怪我と病気でシーズンを見送ったドミトリー・アリエフ。
体力は戻っていないと思う…
しかし、冒頭のルッツは3回転になったもののコンビネーションをまとめ、4Tはシュパッと決め、3Aもググッと踏ん張り、風格を感じさせます。
「よっしゃー、行けー!!欧州王者の威厳を見せつけてくれ~」
と思ったところで、赤い垂れ幕を手に、♪ズンチャッチャッ♪ズンチャッチャッと
『仮面舞踏会』のワルツに合わせて揺れる軍団が目に入りました。
と、次の瞬間、ジーマの身体が宙に浮き、
まったく意味なく、ほんとーに何の意味もなくひっくり返ってしまいました。
「キャー!!」
またしても深夜に絶叫する私。
♪ズンチャッチャッで気が散ったのでは??黒魔術か???
背中から落ちたし、演技がしばし止まったので心配しましたが・・・
同門のイグナトフとルカ兄貴が爆笑していたので、大丈夫でしょう(笑)
しかし、サマリンで絶叫し、アリエフで絶叫し、だいぶ疲れてきた私。
17歳の新星マーク・コンドラチェクが、これ以上ないような素晴らしい演技で
96.89を叩き出した後のコリヤダ君登場におびえました(笑)。
前日の凍えるようなジャンプ大会の記憶が…
これまでのコリヤダ君は、プレッシャーに弱かった。団体戦に弱かった。
新人が快心の演技をした後の最終滑走ってどうよ!?
前日に満場一致で0点をもらった後ってどうよ!?
滑る前に、コリヤダ君はミーシン巨匠に対して、何かを訴えかけている模様。
あるいは、自己暗示か・・・
これまでと同じなら、コリヤダ君のジャンプは抜けて演技がグダグダになるのが必然。
もしも、もしも、もしも!!
このSPでジャンプを成功させれば、コリヤダ君は長年の呪縛から解き放たれるのでは??
予想外に(?)冒頭の4T+3Tを決めました。
回転が速くて軸が細い。
何度見ても、4T+4Tに見えるんだけど、まさかね(笑)
続く3Aも、鮮やかに決めました。
私はこの時点で汗だくです!
見守るミーシン巨匠をカメラがとらえた次の瞬間、
ザーーッと画面が乱れました。
どうやらコリヤダ君に呪文をかけていた様子。
電波が交錯してしまったのでしょうか(笑)
最後の3回転ルッツは、やや怪しかったですが、4回転にしようとしたのかな。
いずれにしても、最後のステップは、ヤンヤヤンヤの大盛り上がり。
みなさん、こぶしを振り上げ、唾を飛ばし、ジャンプしながら応援していました。
ノーミスで演技をまとめたコリヤダ君は、品のいいガッツポーズ。
こりゃあ、今シーズンのコリヤダ君は本物です。
本物であることを自ら証明し、ロシア男子トップスターの座を不動にしました。
よかったー!!
そして、来週以降のコロナ感染者がこわーい!!
この危険な香りがする刺激的なロシア人気者集合杯は、今夜もフリーがあります。